機能美
余分な装飾を排してむだのない形態・構造を追求した結果、自然にあらわれる美しさ。
それが機能美であるわけだが、無骨なカンガルー避けに丸いフォグランプ、
その部品一つ一つに対しての素材のどれをとっても自然の美しさが感じられる。
昨今の日本のクルマにはこうした機能美という美しさがほぼほぼ無いように思え
あたしは少しさみしいような気がする。
使い捨てのデザインなど俗に言われるようなただその時だけ売れれば良いという
発想が根底にあるデザインは見ていて疲れるのはあたしだけだろうか。
その点、こうしたラシーンの機能美は往年と呼ばれるにふさわしい存在だ。
ラシーントラベラー 斜め前方姿見
本日は和歌山県和歌山市のK様の元へ納車されたラシーントラベラーを
ご覧頂きたいと思う。
外装は背面のタイヤカバー以外には至ってフルオリジナルの状態で製作が行われている。
ラシーンではカラーによって、前期モデル、後期モデルと分別することが可能であり、
イエローは前期モデル(平成6年末~平成8年末)のみ販売された。
謹製ウェル帆布 50スタンダードレザー ツートーン
オーナー独自のセンスにより張替え生地が選ぶコトが可能となる
謹製ウェル帆布のレザーシートの張替え。
一脚ずつの張替えであるから一般的にある被せるタイプのレザーシートのようなぶかぶかした
感覚はなく、とても上質に仕上げられる。
さらに、使用する生地はメイドインジャパンであり、この点は他のレザーシートとは
一線を画した洗練された耐久性と美しさなのである。
ラシーントラベラー 後方正面姿見
背面のタイヤカバーはモカブラウン色にパイピングがボディーと
同色のイエローで仕上げが施され、何とも可愛らしい存在に。
スピードウェルでは背面のタイヤカバーを何枚も購入される方もおり
気分に応じて交換するのも楽しい物である。
K様とお友達とお子様方とラシーンをガシャ!!
この度はK様ラシーントラベラー納車、誠におめでとうございます。
山に海に、あちこち思い出を作ってもらえれば幸いです。
今日はコレまで
本日の名言
子供はみんな芸術家だ。
問題は、大人になってからも、
どうやって芸術家でいるかである。
byパブロ・ピカソ
大人になればいろんな縛りがあり、なかなか子供のような大胆な発想は
し難くなりますが、子供になれっと言っているわけではありません。
どれだけ柔らかい考え方が出来るか、頑固はご法度ですなか。