装飾
一般には物、建築、身体等を装い飾ること、またそれに用いる飾りであり
特にそれ自体が機能を持たず視覚的美感に訴えるものをいう。
このように花を車内に飾るという感覚はとても面白く
(近年ではニュービートルが一輪挿しをメーター横に備えつけられていた)
そんな余裕のあるお洒落さに無頓着なあたしは、
はたしてお家でも花を飾るということがないのだから想像を超えているわけだ。
だがしかし綺麗な花は誰しもが視覚的美感に直接訴えかけられるものであるから
元々お洒落なクルマに飾ることにより、さらに大脳にある中枢を刺激させ
美的快感をあじあわせてくれるというわけだ。
PAOトラディショナル 前方正面姿見
この度は愛知県名古屋市にお住いのT様の元へお届けにあがられた
PAOトラディショナルをご覧頂きたい。
カラーはオリーブグレイ、天井の形式はキャンバストップと、アクアグレイのPAOの次に
販売台数が多い物として認知されている訳だが、現在はこのカラーも
アイボリーやテラコッタに次ぐ数の少なさである。
とても落ち着いた印象のあるそのカラーリングとは裏腹に内装はアイボリーで
ラッカーフィニッシュを施し、可愛らしいPAOに仕上げられた。
モトリタレザーハンドルの革巻き替え
内装のカラーリングと同じ雰囲気でレザーの巻替えが行われたモトリタハンドル。
ハンドルには特にオーナーの気持ちも入る所であるから納得のいくまで
やり直してやっとこさ造りこんだものである。
通称=よだれかけ
傷の付きやすい場所などにその上から掛ける物である。
特にドアの内、ポケット周辺はスニーカーの先をチップすることが多く
傷というよりかは、靴の色が付着してしまい清掃しても落ちないのだから
このよだれかけはとても重宝するコトだろう。
マジックテープで装着は完了し今後はSWの新商品として発売するかもれない。
謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー
オーナーのこだわりのカラーリングで仕上げたインテリア群。
色々な小物を置いて楽しむのが醍醐味である。
※ヘッドレストは無いが必要であり、張替えて製作されている。
マグノリアクロック&スタータボタン
PAO用に造り替えが施されたマグノリアクロックはあたかも純正であるかのように
メーター左舷に鎮座し、左からキャンバストップ、リヤガラスの熱線、
そしてメーターを挟んでハザードというスイッチの流れを利用し
一番左脇にはスタータボタンが配備された。
スイッチ類の説明書き
オーナーの奥様に解りやすくするために、書かれたスイッチ類の説明書き。
テプラなどで製作し貼り付けるコトもあるわけだが、これは昔のカセットテープ時代に、
カセットのカバーに描ける文字用のモノを使用し綺麗に印字したものである。
平成生まれの方々にはないローテク技術が存在する。
ピラーミラー
旧くはサイドミラーが法規では不要であったころ、自動車にはサイドミラーが着けられて
販売されていなかった事から、その当時のオプションであったピラーミラー。
ドアやAピラーにしがませて装着する物が主流でありそれをPAOに取り付けたものである。
現在も退役することなく補助鏡として取り付けられているところがとても可愛らしい。
※当時とは1950~60年ゴロ。
ルーカス製 ヨーロピアンナンバープレート台
PAO純正のナンバー灯をスムーシングしルーカス製ナンバープレート台を
今回はセットアップ。ナンバーの左右からの光源はうっすらぼんやりしており
特に夜のクルーズ時に後方車両の方がうっとりするから面白い。
T様とPAOちゃんをガシャ!!
この度はT様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。
エンジンも新品で製作致しましたので、末永くお乗り頂ければ幸いです。
今後共どうぞよろしくお願い申し上げます。
今日はコレまで。
本日の名言
当たって砕けよ
これは素晴らし名言でありますなぁ。
もともと砕けても当然としているところが潔く、とても美しい。
とにかく何でも挑戦し、砕け散って何かをつかめばそれでよいものでありましょう。