石川県能美市のY様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

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シグナルランプ

情報を伝達するために記号化、符号化したものがそれであるわけだが、

PAOのテールには3つのシグナル(制動、曲折、後退)を知らせるランプが

それぞれに一つずつ、そして行儀よく配置されている。

昨今のクルマはコンビネーションランプ(それぞれが一つにまとまった灯火)が一般的であり

あたしが知る限りでは4トン以上のトラックもしくは旧い亜米利加車などが

そのPAOと同じふうに当てはまる。

奇しくもPAOのキーワードの近くに、トラックやアメリカなどのイメージが

見え隠れしていることから、これは偶然ではなく必然的にPAOのテールランプの

デザインは丸型で、そして一つずつであったと予想するのはあたしのこじつけである。

しかし、このテールランプ一つの造形を詳しく見ても、素晴らしいデザインが施されており

それは横側から拝すれば解りやすいのだが、ただ丸く盛り上がっているわけではなく、

それらは山のようにしゅっと盛り上がったと言えば良いだろうか、

ちゃんとデザインが施されているのだから、やはりPAOは美しいのである。

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PAOトラディショナル 斜め前方姿見

さて、今回は石川県能美市にお住いのY様の元へお届けにあがられた

PAOトラディショナルを皆様にご覧頂く。

巷ではブルーとか水色とかアクアブルーとか色々な云われ方をしているが

仏蘭西人が仏蘭西の植民地(亜米利加)で気さくに乗るという開発当初にあった

一つのキーワードから連想されるそのPAOの代名詞的カラーの名は

正式にはアクアグレイと言う。日産カラーコードナンバーは『FJ0』である。

※『FJ0』 エフ ジェイ ゼロ と読む。

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謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー

ボディー色に合わせて張替えられ自動車の黄金時代を彷彿とさせる往年のカラーリング。

ダッシュの上下もそれに合わせて張替えが施され、これは亜米利加の方程式か、

ハンドルコラムやセンターコンソールなどもアイボリー(象牙色)にラッカーフィニッシュが施されて

仏蘭西人が東海岸の植民地から西海岸に移住したと言えば話は繋がる訳である。

※ヘッドレストは撮影後装着はなされている。

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謹製ウェル帆布 キャンバストップの張替え

PAOにはキャンバストップと標準ルーフ(鉄板トップ)が存在する訳だが、

多くはキャンバストップモデルであり、24年目を走行するPAOにとって

張替えは必要不可欠奇妙奇天烈摩訶不思議南無大師遍照金剛であり、

とすこし言い過ぎたがせっかく張り替えるならと、

スタンダード生地にデラックス生地、さらにはジャーマントップと

生地は3種類から選びそれぞれにカラーもお選びいただけるのだから面白い。

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Y様とPAOちゃんをガシャ!!

この度はY様PAOトラディショナル納車、誠におめでとうございます。

末永くお乗り頂けますよう努力して製作いたしました。

ずっと相棒にしてあげてください。

今日はコレまで。

本日の名言

この世を動かすのは希望である。

byマルティン ルター

そう、そのすべては希望により動いているわけでありますから

かならず希望は持ち続けて生きてほしいと思います。