埋め込みの時計
パオには時計は着いていない。パオに乗るなら、時間など気にしてはいけないという精神性をDesignで現している訳である。しかしながら、時は進み、あの頃は想像もしなかった、一億総スマートフォン社会へと変貌し、世界中の状況が瞬時に把握できるという時代に突入したことによって、時の概念が変わったのである。そこで、すくなからず時を感じたいというニーズがある。そして、スピードウェルが準備したのがデジタルではなく、少しずつ時差も生まれる、アナログ時計である。これであれば、穏やかに時計を観る事が出来ると思う。たまには調整してあげて、そんなファジーな感覚は、現代人の疲れを癒す特効薬となるであろう。
PAOトラディショナル 左舷前方姿見
この度は、大阪府堺市にお住いのS様の元へ納車されましたPAOトラディショナル、フルレストアをご覧頂きます。ボディーは美しい純正アイボリーに上質なマテリアルを使用して塗装が行われ、エンジン、ミッション、足回り、エアコンなどに細かく手を加え、内装等も素材を吟味して製作が行われました。
フロントフェース
バンパーやグリル、ヘッドライトのリム、さらにウィンカーレンズなどもリペアが施され、まったくもって手前味噌であるが新車のような佇まい。
ナルディなハンドル
昨今ヨーロッパのウッドショックによりナルディクラシックウッドが製造されていないという、ナルディショックがあり、今回はナルディなハンドルである。しかし、色目もとても良く、価格もリーズナブルでSWのオススメである。
MTシフトカバー
マニュアルシフトのカバーは本来グレイ色であるが、今回はシートのパイピングに合わせて、ダークブルーの生地であつらえた。素材感もとてもCOOL.
SPEED LEATHER 60 Design
こちらも最上位の張替え生地を使用して仕立てられた60デザインシート。肌触りは勿論、経年の劣化にも対応した素晴らしいシートである。そして、この生地はまず他では手に入らない。
ウェルリプレイスメントマフラー
5ZIGENと共同開発を行ったリプレイスメントマフラーは、改良に改良が加えられ、高度に洗練。センターマフラーにも吊り下げ用バンドを使用し、さらに高耐久化を実現した。大人らしいヨーロピアンサウンドを楽しみたい方には是非。
ということで、本日は大阪府堺市のS様のPAOトラディショナルをご覧頂きました。S様、ご用命頂き誠に有難うございました。
今日はコレマデ。
本日の名言
人間にとって成功とはいったいなんだろう。
結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、
努力したかどうか、ではないだろうか。
by岡本太郎