沖縄県豊見城市のタニーズレンタカー様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ 沖縄
パオ

LIFE

1936年から2007年までアメリカ合衆国にて刊行されたフォト・エッセイである。文章記事よりも写真を中心に構成され、全ページ写真入りというすこぶる飛んでも八分な雑誌である。惜しまれながら2007年に休刊となったが、偉業を讃えて製作された映画『LIFE』をわたしは劇場で観たのである。そういえばわたしもスピードウェルを開業して17年とスピードウェルのブログを書き続けているが、まさにそのLIFEの様に全ブログ写真入りであって、それがわたしのLIFE(人生)となっている。

パオ 沖縄

PAOトラディショナル レンタカー

この度は、沖縄県豊見城市のタニーズレンタカー様へお届けに上がりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。前回はアクアグレイのPAOをご準備さしあげましたが、今回はオリーブグレイのキャンバストップ。沖縄仕様となる、キャンバストップはジャーマンに、窓ガラスのすべてにUVカットフィルムをして耐候している。レンタカーということで、万が一が無いように各箇所のパーツは新品に入念に整備が施された。

パオ ウッドハンドル
パオ ウッドハンドル

ナルディクラシックウッドステアリング

今回はハンドルとボスを装着しているボルトがムキムキにダシダシしている雰囲気マシマシの仕様。少し細めで手触りが良く、ちょっとリッチな気分を味わってもらう事が出来る。

パオ 内装張替え

ウェル50デザイン クラシックレザーシート

シェルのようなステッチラインが人気のウェル50シリーズ。座面、側面、座中、座外、パイピング、ポケット蓋、ポケット袋、ポケットベルトとそれぞれにカラーの選定が可能である。

パオ 沖縄

PAOトラディショナル 左舷後方姿見

昨今タニーズレンタカーでは、パオに乗りたいと仰るお客様が多く、2台体制でパオを準備。ラシーンや、ジムニー、さらにランドクルーザーまでこだわりのある車をレンタルする事が出来る。わたしが沖縄に行ってレンタカーを借りていつも感じるのだが、最近のエコカーを借りても、まったく面白くないのである。色入りガラスから眺める景色は美しくない。リヤシートに限っては、そのすべての車がスモークガラスとなっており、せっかく美しい自然、そして本州とは違った文化を感じる事が出来ないのである。やはり、リゾートにはリゾート感漂う気分な車に乗って、より一層旅行を楽しんでもらいたいものである。その時はタニーズレンタカーに。

タニーズレンタカー

タニーズレンタカーにて社長様と記念撮影

この度は沖縄県豊見城市のタニーズレンタカー様、PAOトラディショナル納入おめでとうございます。極地での保存には、スピードウェルも全力でお応え出来ます様に努力致します。また、パオやラシーンに乗って沖縄を楽しんで頂けますお客様に、思い出となります様に。

今日はコレマデ。

本日の名言

いちゃりば ちょーでー

by沖縄のことわざ

この意味ですが、いちゃりば(出会ったら)ちょーでー(兄弟)となります。

とても優しい社会ですね。

茨城県守谷市のA様 PAOレストア納車おめでとうございます

パオ

復活祭

磔刑にされて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記憶するお祭りである。わたしは日本古来の神仏習合の名残を受ける人間であって、カトリックやプロテスタントの礼拝の行い方を教わったことは無い訳であるが、長崎の大浦天主堂にて『 父と子と聖霊のみ名によって。 アーメン 』と十字を切って礼拝をしたことはある。こうして復活祭を祝う訳であるが、いよいよPAOも36年という歳月が流れ、全体的なレストアを行わせて頂く仕事が多くなってきた。今回のそれはボディーを内外装レストアを行い、機関庫の整備、足廻りの整備には真新しいパーツをふんだんに使用し、これからより長く、そして美しく、楽しく、だれしもが記憶に残るモノに仕立てた意味をもって、その納車日がまさにPAO復活祭である。

パオ

PAOレストア風景

この度は、茨城県守谷市にお住いのA様の元へお届けに上がりました、PAOレストアをご覧頂きます。ボディーの内外装は上質な塗装が行われ、純正ハンドルの白化したところは限りなく黒くリペアを施し、天井やフロア、シートベルトなど灰汁洗いが施され、各箇所の張替えも行い新しい気持ちでお乗り頂けます。

パオ 内装

内装の張替え風景

細かなシルバーパーツはリペアが施され、内張りのプラスチックピンは新調。最高級の生地で仕立てられたシートは硬さも調整がなされ長距離でも安心。クーラーの吹き出し口もリペアされて見栄えもCOOL.

パオ トランクマット

リヤハッチから望むトランクの絶景

トランクは特にお疲れの模様でしたので、内張りのリペア、そしてトランクマットの張替えを行いました。物を置くのがもったいないくらい。それくらいの雰囲気が丁度良い。

パオ レストア

パオの記念撮影

この度はA様、PAOレストア納車誠におめでとうございます。こうして手を加えさせて頂き、パオが一番喜んでいると思います。ここからまた使い込んでお楽しみ頂ければ幸いです。この度はレストアのご注文誠に有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

ゆえに私はあなたに言う。

明日のことを思い煩うことなかれ。

明日のことは明日自身が思い煩うであろう。

一日の苦労はその日一日に十分なのだ 。

byイエス・キリスト

大阪府富田林市のK様 フィガロヌーベルバーグ納車おめでとうございます

フィガロ ダッシュパネル

ダッシュパネル

今回のフィガロの内装はパネル類のリペア塗装、ダッシュパネルの張替え、シートの張替えとフィガロの弱点を克服しての製作である。ボディーはラピスグレイであって、本来ならダッシュパネルもラピスグレイ風であるが、今回は優しいグレイ。すこし雲のようなもこっとしたイメージでとても可愛らしい。新車当初からついていた説明タグもそのままにして、当時のパンフレットもお付けして納車が行われた。

フィガロ 

フィガロヌーベルバーグ 左舷前方姿見

ボディーはラピスグレイにリペイントがおこなわれ、鍍金類も磨き直し。フィガロが困るのがプラスチックに鍍金を施している事である。これをリペアするとなると途轍もなくお金がかかる。

フィガロ内装

フィガロ内装の張替え

SW謹製のシート張替えは、ピシッと純正を踏襲して張替えが行われる。パイピングはダッシュパネル生地とコーディネート。しかし、フィガロの内装のリペアは骨の折れる作業である。

フィガロ内張り

ドア内張り フィガロ

ドア内張りも新車のように美しくリペア。フィガロはとにかく白いところは限りなく白い方が良い。

フィガロ納車

フィガロと記念撮影

この度はK様、フィガロ納車誠におめでとうございます。長らくお待たせいたしましたが、この後新型マフラーの製作が進みましたら取付を差し上げたいと思います。

今日はコレマデ。

本日の名言

変化こそ唯一の永遠である。

by岡倉天心

日産PAO マニュアルミッション ギヤ製作の巻

シンクロナイザーハブ

自動車のミッションには常時噛み合い式と選択摺動式という、2種類が基本的である。その中で、シンクロナイザーハブ(以下シンクロハブ)は内側にシャフトに勘合されており、外側はスリーブを介して各ギヤに接続されるのである。今回のシンクロハブは3速と4速を担うパーツである。昨今、パオのマニュアルミッションの3速がシフトしにくいという症状がみられるが、このシンクロハブにヒビが入って粉砕寸前の状態である事が非常に多い。ほったらかしてそのまま走行し、いよいよシンクロハブが粉砕してミッションケースからシャフトが飛び出た方もおられ、その様な事になる前に交換が必要なのである。しかしながら、実にシンクロハブは生産廃止パーツとなっており、この度東大阪にある企業様に御協力頂き、リペアパーツとして使用出来るところまで漕ぎ着けた。

シンクロナイザーハブ

シンクロナイザーハブ 複製品 リペアパーツ

簡単に複製品と言えども、設計図もなければ、素材さえ解らない。今回は、そんな状態から、SWのデッドストックを基にスキャン技術を用いて設計図を起こし、粉砕したシンクロハブを基に材料を測定。なかなか最先端の技術は素晴らしい。

パオ ミッション

奥が純正ハブ、手前がリペアパーツ

純正品はプレス成型で出来ており、今回のは削り出しである。強度も十分。これからミッションに組み込んで摺動部がうまく噛み合うか試験を行う。

パオ ミッション

シンクロナイザーハブ リペア

現在は3、4速のシンクロナイザーハブが割れるという故障が多い訳であるが、そのうち1、2速のハブも金属疲労により割れる事が安易に予想される。という事で、SWでも現在パオのMTをご注文のお客様には大変お時間をいただいておりますが、漸くココまでこぎつける事が出来ました。また、パオ愛好家の方達のお力になるべく、これからも精進してまいります。

今日はコレまで。

本日の名言

天は無常無自性

私は一所懸命

by 田里亦無

三重県松阪市のY様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオ
パオ

カスタム&クラフト

ダッシュパネル上面、下部の張替えや荷室のトノカバーの製作など、SWではお客様の思い描く形を現実のものとしている。どの作業も熟練のクラフトマンが丁寧に作業を行い、自動車という工業製品に手仕事の魅力を与え、健康的な形に認める訳である。おおよそ自動車とは欧州発祥の乗り物であって、その概念は日本人には解らない。たとえば、ドイツ人に神輿やだんじり、山車の製作を依頼しても、日本人が思うものが出来上がらない。それはそうである。ドイツ人にその概念が無い訳である。ただ、あたいが思うに自動車の先に馬車があり、手づくりである事が少なくとも自動車という概念の中にあって、その概念のない日本人が製作する車はただただ工業製品の乗り物であり、ココが欧州車と日本車の違いであると感じるわけである。もちろん、パオが欧州車になる必要性はなく、そこがポイントはない。あくまで、健康的なモノづくりという視点であたいの偏見で見渡せば、使えば古くなるのではなく、より味わい深くなる、これはいたって健康的であり、手仕事がなす業であると言える。

パオ

PAOトラディショナル 前方正面姿見

この度は、三重県松阪市にお住いのY様の元へPAOトラディショナル、レストアを納車致しました。アイボリーのボディーは外装は細かなパーツまで純正当時の風合いを再現した塗装を施し、エンジン、足回り、クーラーなどこれから長く乗れるように各部パーツを新調。

ナルディウッド

ナルディウッド

往年のナルディクラシックウッドステアリングをおごる。アイボリーのハンドルコラムはその他のカラーと違い、黒色で出来ている。今回は、そのハンドルコラムも煤けていたので、リペアを行い黒々しい。

内装

ウェル50スタンダード 

ダッシュ上下の張替えとシートの張替え、さらにシフトノブ、サイドブレーキ、トノカバーまで、特別なレザーにより張り替えている。

トノカバー

トノカバーの張替え

トノカバーはフレームも見事に塗装し、張替えが行われる。レザーでの張替え、ファブリックやモケット、キャンバスでの張替えも可能である。

トランク

トランクマットの新調

レストアモデルの車両にはトランクマットの新調がついてくる。内装の張替えを行ってもここがさびれていては、美しく見えないのである。

パオ

パオちゃんの記念撮影

この度はY様、PAOトラディショナルレストア納車誠におめでとうございます。長く製作にお時間を頂きましたが、想像以上とお慶び頂き、感謝申し上げます。また、沢山のお土産もありがとうございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

北加伊道

by松浦武四郎

北海道のなずけ親の武四郎は、三重県松阪市出身である。

北海道の原案は『北加伊道』であった。加伊(カイ)という言葉はアイヌ語で「自分たちが住んでいる土地」という意味である。

松浦武四郎はアイヌ民族へのリスペクトの話である。

京都府船井郡京丹波町のF様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ

祇園精舎の鐘の声

諸行無常の響きあり、とつづく、かの平家物語ではあるが、わたしはこの方40年以上祇園精舎とは、京都の祇園花街界隈にあるものだと、思い込んでいたのである。以前、鎌倉の地で名物を探した記憶があった。これは、おぼちゃまくんという漫画に出てくる、鶴岡八幡宮の『いたらき』というお菓子のお話であり、八幡宮の参道の商店をくまなく探し、行きかう人に訪ねたが、一日中探しても見つかる事はなかった。今日この美しい石畳みに桜が舞い散る中、いたらきの洗礼を思いかえしつつ、祇園精舎という実態の解明にのりだしたのである。まず、祇園精舎とは正式に祇樹給孤独園(ぎじゅぎっこどくおん)精舎 と云われる 。かの仏教主ゴータマ・シッダッタが修行を行ったインドの寺院の名称がその由来であった。誠に恥ずかしながら、ずっと京都の祇園あたりを徘徊した挙句、まったく国さえ違うとは、まことに面白いものである。さらに深く調べると、 祇樹給孤独園には真実の鐘は無い。そして、いたらきに関しては、先日デパートの和菓子コーナーで立ち寄った鶴屋八幡のファサードで(いただき)という御菓子を発掘した。鶴岡八幡ではなく、鶴屋八幡。いたらきではなく、いただき。ここまで来るのに10年の歳月を費やしたのである。まさに、わたしの心に諸行無常の鐘が響き渡る。

パオ

PAOトラディショナル 左舷前方姿見

この度は、京丹波町にお住いのF様の元へお届けに上がりましたPAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。美しくアクアグレイ色に化粧直しを行い製作が進められたノーマルルーフのパオちゃん。バンパーやグリルなどは純正を踏襲し、ワイパーやホイールのカラーはオーナーの思うところに。

パオ内装

ツイードによるダッシュ上下パネルの張替え

ツイード生地によるダッシュ上下の張替えは、本邦初。これがなんとえもいわれなく可愛らしい。そのまま張り合わせることが難しく、裏打ちをしてさらに接着という手間隙をかけたものである。

パオ

ツイード&クーラーの吹き出しルーバーの交換

クーラーの吹き出し口はすべての形状をリペアパーツとして製作しており、新車の状態に整える事が可能である。しかし、ツイードの雰囲気は可愛らしい。

パオ内装

ツイード生地による内装の張替え

純正シートのデザインを踏襲した、ざっくりとしたドンゴロス風。トップとサイド面のカラーも替えて雰囲気は良い。ツイード生地で太いパイピングを入れるのにはコツが要り、手間隙をかけた分美しく感じる。

パオ
パオ

パオの風景

この度はF様、PAOトラディショナル納車おめでとうございます。その仕上がりの美しさにお喜び頂けまして嬉しく思います。パオちゃんと楽しい生活をお送りください。

今日はコレマデ。

本日の名言

世界で最も素晴らしく、最も美しいものは、

目で見たり手で触れたりすることはできません。

それは、心で感じなければならないのです。

byヘレン・ケラー

愛知県知多市のK様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオ

ちたの竹林

ロシアを除く極東アジア人であれば竹林は日常の風景であるが、欧米人からすれば、アジアンバンブー!と言って珍しい目で見られる訳である。竹林の多くは孟宗竹であり、三国志の時代の呉の人の名、孟宗が由来である。わたし達は春になると、タケノコ掘りに出かける訳であるが、土がごもっと膨れ上がったところを掘り起こしてタケノコを取る訳である。既に土から顔をのぞかせている物も食べる事は出来る。わたしの家の周りにも竹藪はあったが、一斉に枯れてしまった。竹は地下茎でほとんどがつながっており、60年から120年に一度きり花を咲かせて散る習性がある。なんとも一度きり花を咲かせ散っていく様は、まさに武士道のような華麗さである。武士道と言えば、その精神は鎌倉時代の禅宗に繋がる訳である。禅宗の良寛禅師の辞世の句に(散る桜、残る桜も、散る桜)とある。この禅語はまさに真理であって、日本男児に響き渡る何かが存在する。わたしたちにも、その武士道たるDNAの少しは秘めている気がする。

パオ

パオと記念撮影

この度は、愛知県知多市にお住いのK様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナルレストレーションモデルをご覧頂きたいと思います。K様はパオを新車の頃に一度10年ほどお乗りになられたという事で、思い出深いパオをまた乗りたいという事で、思いのカラーにお仕立て致しました。

パオ

PAOトラディショナル レーシンググリーン

ボディーはレーシンググリーンに塗装を行い、フォグランプにはレイヨットを装填。夕闇を明るく照らす事が可能に。また、ヘッドライトのまつ毛と、リムをブラックペイントで仕上げるなど、オーナーの拘りを反映。

パオ 

フロントフェース

ヘッドライトピークとヘッドライトリムのブラックペイントもなかなかの雰囲気でCOOL!レーシンググリーンマイカ塗装が煌びやかである。

パオ

ダッシュパネル廻りの艤装

ダッシュ上面は、ジャーマントップ生地のグリーンで張り合わせ、アンダートレイはシートと同調。ちなみに、パオは内外装同色が常であるが、今回はアイボリーでペイントを行っている。

パオ

パオの内装

50デザインで2トーンでのシート張替えを行ふ。フロアカーペットマットの新調も相まって美しい仕上がりである。

パオ

ジャーマントップ グリーン

なかなかお目見えする事の出来ないグリーンのジャーマン。SWでも、このジャーマングリーンは貴重である。純正のキャンバス地との決定的な違いは、ほぼ縮まない、そして耐久性が2倍以上である。

パオ

レーシンググリーンのパオ

往年のエゲレス風仕立てと言ったイメージである。しかし、こちらは、旧ミニのカラでなはく、最新のメーカー純正カラーから拝借して塗装を行った、いわゆる現代風レーシンググリーンであり、どことなく煌めきが美しい。

パオ

孟宗竹パオ

とてもカラーが美しく、K様のセンスが素晴らしい。この度はK様、PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます。SWでは御年最高齢のオーナー様となられますが、楽しくお乗り頂ければ幸いです。ご製作させて頂き、心より感謝申し上げます。

今日はコレマデ。

パオ

知多のボート係留所

K様はクルーザーもお持ちであったという事で、この係留所の風景をお写真でお撮りさせて頂きました。グリーンの車体にイエローのフォグランプ、明るいシルバーのホイール、それにヘッドライトリムのブラックペイント、本当にCOOLですね。勉強になりました。

うどん県丸亀市のH様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオ

パオはオブジェ

丸亀駅前に現代美術館があった。巨大なオブジェがお出迎えしてくれるのである。昨今パオはノスタルジックやレトロで語られる訳であるが、現代美術館の前に停めおいて眺めると、なかなかの佇まいである。パオチーフデザイナー古場田良郎氏のお話の中に、ノスタルジックな物をつくろうとはおもいませんでした。とある。たとえば、ヘッドライトは丸い。一見するとノスタルジックのように見える訳であるが、しっかり観察すると、昔あった丸いだけのライトでない。そこには傾斜角を着けた造形がなされており、ただただ丸いだけではないのである。また良くある軽自動車のレトロ調の車のスピードメーターを見れば、これまたレトロな書体を文字盤に使用しているが、パオのスピードメーターにそのようなレトロな書体は使用されていないのである。パオは安易な思考停止したレトロ調の車ではない、これを何に例えようとしようとも、語る事は難しく、レトロやノスタルジックではない、パオの素晴らしさはまさしくそれである。

パオ

PAOトラディショナル 右舷前方姿見

この度は、うどん県丸亀市にお住いのH様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナル、レストレーションをご覧頂きたい。ボディーは舐めれるくらい美しく純正に準じた塗装が行われ、さらにキャンバストップや内装はオーナーのセンスで張替えが行われている。今回は、さらに細かなパーツも新調して製作が進められた。

パオ 内装

ダッシュパネル廻りの艤装

ダッシュパネルの張替え、アンダートレイの張替えに、クーラーのデフロスタグリルのリペアパーツに交換、ナルヂウッドステアリングの取付など行っているが、実にダッシュパネル自体も取り外してブリリアントフィニッシュが施され美しい。

パオ ダッシュパネル

ダッシュパネルのダブルステッチ加工

ダブルステッチによる装飾は縫糸のカラーが選べる。もちろんシートの縫糸のカラーと合わせて変更が可能である。今回は、オーナーにお任せ頂き、少し太糸でアイボリーで製作を行った。

パオ シート張替え

レザーシートの張替えとステッチ

最高級のマテリアルを使用して張替えが行われた内装。シートのステッチにはダッシュパネルと合わせてアイボリーの太糸で装飾。とてもふっくらして可愛らしい印象である。

パオ 内装

内装の仕上げ

内張りはすべてリペアが行われ、新車を彷彿とさせる。フロアカーペットマットの新調もあいまって引き締まった印象である。SWオリジナルのあみあみのコップ受けも人気である。

パオ トランク

トランクマット

パオの純正トランクマットは経年の劣化により大きく縮んでおり、レストア車両にはもれなく、トランクマットの張替えをサービスで実施している。新調すればとても美しい。

パオと記念撮影

パオと記念撮影

この度はH様、PAOトラディショナルレストレーション納車おめでとうございます。4月より新しい環境でパオと共にスタートされるという事で、良き相棒となってもらえると思います。長くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ

生れ生れ生れ生れて生の始めに暗く、死に死に死に死んで、死の終わりに冥し。

by空海

何もわからないまま生まれ、なにも解らないまま死んでいく、という空海のお言葉。人生とはそういうものなのでありましょう。その中で楽しく生きる事こそが、わたしたちにあたえられた時間の使い方ではないでしょうか。

新製品!日産パオ トランクマット

パオ トランク

新製品 PAO用トランクマット

こちらは、日産パオのトランクに敷かれている強化ビニール製トランクマットである。純正のトランクマットは経年の劣化により、縮みや敗れが生じており、さらに端々がめくれあがっているものが大多数である。スピードウェルでは、ボルトオンで交換が可能なトランクマットの製作を行ったので、販売致します。

パオ トランクマット

トランクマット 裏型

裏側は純正と同じくスペアタイヤ上部にフェルトを装着。トランク上部にモノを乗せても、無問題である。また、スペアタイヤハウス廻りのロードノイズを抑える働きもある。

トランクマット

トランクマット

取付には樹脂製のボタンをご準備。純正樹脂ボタンはひっかかりが弱く外れやすいが、スピードウェルで採用した樹脂ボタンは自動車のホイールハウス等で使用されているモノに近く、ハードな設計で外れにくい。

ということで、本日は日産パオ専用トランクマット(ブラック)をご覧頂きました。

価格は税込み19,800円(樹脂ボタン含む)

パオのレストア等に如何でしょうか。

スピードウェルでは、レストアパーツの開発を行っておりますが、皆様より販売のご要望が多くなりましたので、少しずつではありますが、掲載致します。

これから、また新しい時代にパイクカー、ラシーンが永く走りますように。

パオ メーター

番外 ダッシュ上面の張替え

昨今ダッシュ上面のパネルが割れたり、褪色したり、生産より35年という歳月がながれ、当たり前であるがやはり経年の劣化は免れない。スピードウェルではこのようにクラフト感溢れるモノづくりを追求している。

日産フィガロ ボディーレストアを行う

塗装

上質な塗装がココにある

ボディーの塗装と一言でいっても、質はぴんからきりまで存在する。塗装は、下地の処理から最終の磨きの工程まで複数工程があり、そのどの工程も熟達した職人の知識と腕前が必要である。下地が悪ければ塗装の仕上がりも良くなく、されとて下地が良くても、塗装職人の腕前が悪ければ美しい肌は完成しない。さらに、塗料に対するこだわりも必要である。どれもがバランス良く歯車が噛み合う所が、良い仕上がりだと言える。今回は、フィガロのボディーレストアを行うにあたり、当時のカラーに復元するという命題を加えて作業を行っている。塗膜は、 主に『紫外線』『熱(太陽光の赤外線)』『水』の3つの要因によって劣化する訳である。劣化すれば、褪色、クリア剥がれが現れ、みすぼらしい姿のなる訳である。しかしながら、この劣化は環境によるものだけではない。手抜きをした下地処理で安い塗料を使用したも。方や、しっかりした下地処理に上質の塗料を使用して熟達した塗装職人が仕上げた場合、見た目と長持ちの度合いが全く異なる訳である。スピードウェルでは、整備や内装の仕上げは勿論の事、その塗装職人の腕の良さと、コストを気にせずこだわりを持って製作を進めている。もったいないくらいの塗装仕上げが、パイクカーには丁度良い。

フィガロ

フィガロ分解中の様子

今回は、準外板まで塗装仕上げを行う仕事である。ボンネットやトランクの上下などは取り外して一枚ずつ丁寧に塗り上げられる。ドアは取り外して仕上げを行う場合と取り外さず行う場合があり、今回はその後者である。

レストア前

フィガロの板金絵図

なかなか、凹みは軽いがうねりが生じており、大幅に成型。熟達した職人業であれば1/1000mmという単位で表面を仕上げる事が出来る。それを目指して製作する事が重要である。

フィガロ

フィガロの下地

下地処理の工程はまだまだ続き、サフェーサーを吹き付けて塗装の下地を作り上げる。

フィガロ

フィガロの塗装

ドアにフロントタイヤが映り込んだ姿を観て欲しい。鏡のようにしっかりと美しく反射しているのが良くわかる。ツルーンである。

フィガロ内装

フィガロの内張りの様子

これが、経年の劣化でねちゃねちゃ、ザラザラになるのはフィガロオーナーのすべてが知るところ。またアイボリー色が仇となり、汚れが目立つこと。

フィガロ内装

グローブボックス

グローブボックスや、サイドブレーキレバーなどは表面がザラザラ系。汚い。

フィガロ内装

ねちゃねちゃ

天井やAピラー、クォーターパネルなどは、このねちゃねちゃ系である。ほこりだけならまだしも、毛髪、ペットの毛なども付着することがあり、見栄えは最悪である。

フィガロ内装

ねちゃねちゃを取る

すべてのパネルをボディーから取り外し、化学薬品で洗浄する。その際、表面のしぼり(革の模様)が無くなってしまうので、後の塗装でその風合いを足す。

フィガロ内装

塗装を行う。

専用の塗料で塗装を行い、当時の美しさを取り戻す。少し艶があるが、これは塗料をかけた瞬間であり、この後落ち着くからご安心を。

という事で、今回はフィガロのレストア風景をご覧頂きました。スピードウェルではBe-1、パオ、フィガロ、ラシーン、そしてエクストレイルやルノーカングーなど、純正当時の美しさの再現や、オーナーの思いのカラーに車両の製作を行っております。また、その技術に対し研鑽を積んでより多くの皆様に、楽しくお乗り頂けます様に努力致しております。

今日はコレマデ。

本日の名言

人生楽しんだ者勝ち