日産RASHEEN フロントスピーカーをカスタマイズする(後編)の巻!

目下のところ、オーディオ技術で未だナマの音を
とうてい再現しえない。
しょせんは”らしさ”を出すにとどめる。
Aの楽器をそれらしく出すにとどめるか、
全体のハーモニーをえらぶか、
それを選択するのが教養だろう。

 
※昭和54年発行の”TANNOY”(ステレオサウンド)
五味康祐氏の”わがタンノイ・オートグラフ”から抜粋。

―—-どんもす~ウェルです。—–
さて、本日は五味氏のお話から始まったが、
日産RASHEENのフロントスピーカーをカスタマイズするという
お話の後編をご覧頂く。
パイオニア製
ツイーター部は高音域を担当。
ツイーターの素材も重要で、ソフトドームとか、ハードドームだとか
チタンだとかいろいろとメーカーが謳うとおりの音が再現されている。
例えばソフトドーム型であれば、ジャズやクラシック、
アコースティクな傾向にある音楽再現に向いている。
ソフトな耳当りは『温かみのあるサウンド』と表現できる。
また、チタンドームなどハード型の素材でれば、
ポップやロック、メタルなど聴くのに適していると言えるだろう。
『メリハリのあるサウンド』と、そう評される。
まあ、後は聴く人次第の好きな音質で決めれば良いお話だ。
パイオニア製
クロスオーバーネットワークと言う。
これはツイーター部に中高音域部の音の信号、
ウーファー部には中低音域部の音の信号を送る
いわゆる分配装置。
簡単に言えば低音と高音が混ざっている音の信号を
各帯域のユニット受け持ち周波数の境界を作り
クロスする部分(ウーファーとツイーターの両方が鳴る音域)
を滑らかに調整する装置である。
ということで、オーディオのお勉強は如何で御座るか!
ラシーンドア内側
やっとラシーンが出てきた。
ドア内の防振処理には意味があり主に
ドアパネルの共振、共鳴を防ぐのである。
また、むやみやたらに防振材だけを張り合わせても意味は無い。
適度というものもあり、これは長年の経験と勘が頼りだ。
※この後防振材の上から吸音材を適部に装着する。特にスピーカーが装着される裏側。
防振材
防振材のさらに上には吸音材を装着する。
スピーカーボックス(エンクロージャーと呼ぶ)が
クルマは鉄である為、スピーカーから発生した音(振動)が
内部で反射し合い、本来のスピーカーが奏でる音とは
想像し得ない粗悪な音を耳にしているのである。
その、粗悪な音源を吸音してくれるスポンジのようなモノが
吸音材とそう呼んでいる。

ラシーンのツイーター取り付けはドアミラーベース
辺りが丁度良い。
本来であれば、耳からウーファー部、耳からツイーター部の
それぞれの距離を合わせればまあ理想といえるのだが、
見栄えも考慮なければ、本当に良い音は望めない。
そう、見栄えが良い=良い音につながるのである。
音楽もお料理みたいなものだ。
※見栄えが悪く、おいしくても本当においしいと言えまい。

ドアがエンクロージャー代わりになるため、
それぞれのサービスホールを防振材を多用して埋めるのである。
こだわって良い音をだすならば、このエンクロージャーの容積も
スピーカーの性能に合わせて計算しなければならないが、
ドアを使いそのようなコトは一般的には不可能。
これくらいが中級と言えようか。
後はスピーカーの取り付けにインナーバッフルを放り込めば
驚くほどの素晴らしい音へ変化するゆえ、
これくらいまではDIYで頑張ってもらいたいものだ。
今日はコレまで~。
本日の名言
人生は自分でつくるもの。
「遅い」ということはない。

byカーネル・サンダース
そうですなぁ~思ったが吉日。
人生を有意義にするため、まず1年先、3年先、10年先と
希望を立ててください。
それだけで、他人と違った楽しい人生を歩む
第一歩を踏み出したといえます。

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