日産RASHEEN フロントスピーカーをカスタマイズする(前編)の巻!

どんもす~。ウェルです。
さて本日は、ラシーンのフロントスピーカーをカスタマイズする
ということで、まずは音のいろいろなお話を致そう。
パイオニア製
パイオニア製 TS-C1610A型
今回はこのパイオニア製の16cmのサイズのスピーカーを使用して
音作りを行うコトとした。
それではまず音というモノを分割して考えてみよう。
音というものは楽器やヴォーカルの声が原音となる。
この原音がレコーディングスタジオで録音され、CDなどとして
販売されている訳だ。
しかし、楽器やヴォーカルの声は原音であるのだが、
レコーディングスタジオなどで収録、編集されてからは
音はすでに忠実な原音ではなくエフェクトのかかった状態だと言える。
もちろん、限りなく忠実に原音をレコーディングするため
何千万円もかけたマイクなどの機器を使用しているスタジオもある。
しかし、一般的に、ロックやポップス、RBなど皆がよく耳にする
CDにレコーディングされたものは本来の音では無いのである。
※本来の音は生で演奏された音と仮定した。
皆ココまで大丈夫だろうか。
パイオニア製
パイオニア製 TS-C1610A スピーカーの裏側
それでは、今回はそのCDに(レコーディング)収録された音が原音として
話を進めて参りたい。
まず、そのCDにある原音に忠実に再現して音楽を聴くことができれば
本当に感動するわけだが、自動車ではその車内環境
(ロードノイズや内装に対する音の吸音、窓ガラスに対しての
音の反射、スピーカーの位置など)が非常に悪く
いくらお金をかけても原音に忠実などといわれる音など
聞くことは出来ない。
家庭用『ホームオーディオ』でも50万円以上かけてやっとこさ
その雰囲気が感じられるくらいである。
それでは、自動車では良い音が出せないといえば、
必ずしもそうではないのだ。
『ココで音の定義が変わる』
良い音とは原音を忠実に再生した音である。ではなく、
良い音とは自分の好きな音質なのである。
パイオニア製
スピーカーフレームは鋳造により製造。端子部は鍍金がほどこされている。
スピーカーの構造だが、簡単にいえば表面は振動板(コーン)で
裏側にはフレームを介し振動板を駆動する磁石で構成されている。
磁石にも色々とあるが、たとえば旧くはアルニコ。
アルミミウムとニッケル、そしてコバルトを混ぜ合わせた合金磁石。
この磁石は地球の3000倍ほどの磁束密度をもつ(1500ガウスほど)。
今では希少性のある磁石だ。
それに変わり、フェライト磁石が出現。
いまではまたそれに変わりネオジム磁石が主流である。
まあ磁石のお話はまた今後。
それでは、今回のスピーカーの組成を形状から読み解く。
パイオニア製
コーンの材質や仕上げ、エッジ部の形状を見る。
コーン自体はファイバーを織って製作されている。
これはコーン自体に適度な内部損失をあたえて
自然な鳴りを追求しているカタチと言える。
またエッジは昨今流行の形状で、スピーカー(コーン)動き、
より正確なストロークを実現するようである。
そのことでより中低音に対しては他のスピーカーより
伸びがあると想像できる。
現にこのウーファー部は20Hzの低帯域から再生が可能ということで
コーンの材質やエッジの形状が大きく加味しているようだ。
ココで重要なのは、コーンの材質により音に対する硬さ、柔らかさが
表現されている。
たとえば、極論だが紙のコーンは柔らかい音。ファイバー系の
コーンは硬めの音。
ジャズやクラシックなどはやはり柔らかい音で聴くべきだろうし、
ポップやロックなどは硬めの音で聞くとパリッとした音像になる。
ただ、今回のファイバーコーンだが適度な内部損失をあたえて
硬さをある程度打ち消し自然な鳴りを追求している。
それが、このスピーカーの出したい音なのであろう。
パイオニア製
ツイーター部 ハードドームダイヤフラムツイーター。
ツイーターは高域を担当している。
臨場感があふれる音を担当していると言えるのは
その透き通った空気感を表現しているからであろう。
しかし、それは定位や点音源といわれる感覚において
曖昧になっているから醸し出されているのだとも言える。
いわゆるバーチャルである。
本来であれば、スピーカーは(ウーファー部とこのツイーター部)
は同軸にあるべきだ。
同軸でなければ音の位置が定まらないと私たちは言うが、
たとえば、タイコの音を参考にしてみよう。
タイコをどーんとたたくと、まず低い音が耳にはいるが、
その中にはバチが革の表面をたたく高い音も含まれている。
この音は全てはタイコの表面から再現されている。
それが点音源というものでる。
ツイーターとウーファーが別の位置にあると
高い音と低い音が別々の場所から再現されるため、
理想の点音源にはならないと言うコトだ。
なので、必然的に定位がさだまらないという話にもつながる。
定位や点音源など、オーディオマニアのお話が続き
皆頭がこんがらがったところで、
『今日のまとめ』
1、良い音とは自分の好きな音質である。
2、聞くジャンルにより、スピーカーの選定(材質)は異なる。
3、スピーカーの材質により、柔らかい音、硬い音が想像できる。
4、点音源と定位。バランスを取れば良くなる。
今日はコレまで~。
本日の名言
人生は、他人を負かそうなんて
ケチくさい卑小なものじゃない。

by岡本太郎
さすが太郎氏。芸術は爆発しましたが、素晴らしい名言もあります。
しかしながら自分に勝つか負けるかが人生において重要なもの
かもしれませんなぁ。

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