ザウルスJr
本日は、アクセルワイヤーの不具合ということで交換をする。
ご覧頂く、車両のエンジンやキャブレーターなどは、PAOの物と載せ替えを行ったから
少しは異なるが、アクセルワイヤーは純正のママであるからこのままお話を進めるコトに致そう。
ちなみにこのザウルスJrというエンジンの形式はMA10E。
最高出力はPAO用エンジン(MA10S)の53PSほどであるのに対し
ザウルスJr用エンジン(MA10E)は70PSほどを発生する。
さらに、今回はウェーバー40DOCEレーシングキャブレーターと
SWと5ZIGENの共同開発のインレット&エグゾーストシステムをインストールしている。
ワイヤー根本がちぎれている。
純正のキャブレーターが装着されていた時点から、根本に亀裂が生じていた事により
満を持して交換を行う事となった。
亀裂(というかすでにちぎれている)はまるまる一周入り、
アクセルオン、オフに対し一定のレスポンス不良はありそうだ。
上新品 アクセルワイヤー
ニッサンがまだ作っているという、アクセルワイヤー。
生産からおおむね四半世紀が経つというのに、
あまり交換しないパーツをまだ置いといてくれるなんて
まだまだ安心して部品供給は頂けそうだ。
しかし、こういうパーツはこれからが必要であると言える。
アクセルペダルの付け根
室内に入り、アクセルペダルから上を覗きこめば、ワイヤーの付け根が存在する。
プラスチックのリテーナーとアクセルペダル部のカラーを外せば、
エンジンルームから引き寄せる事で、取り外す事が可能だ。
組付には、その逆さの手順に従うとよい。
キャブレーター側の付け根
キャブレーター側では、そのワイヤーの張りの調整が行えるように
14㎜のナットが装着されている。
あまりきつく(突っ張って)ワイヤーを張れば、エンジンの振動や、
エンジンルームの温度の状態などによる熱膨張や収縮などの影響により
スロットルバルブが微妙に開いたりするのでだめである。
しかし、アクセルを踏んだ瞬間スロットルが開くから、レスポンスは上がる。
それは極論だから、誤解のないようにお伝えするが
適正に遊びを設けて踏み心地を確認すれば問題はない。
ということで、本日はアクセルワイヤーの交換のお話でござった。
今日はコレマデ。
本日の名言
未来を予測する最も良い方法は、
未来を創り出すことである。
byデニス・ガボール
そう、受け身にならず、自ら未来を創り出せてこそ
人生は楽しいものとなりましょう。