石川県金沢市のK様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

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石川県のきたけ

金沢駅から国道157号線を南下し鶴来街道へ入ってすぐのところに

元禄時代からなる喜多家の住宅がある。

一般的に民家の梁は、太く大きく、必要荷重耐力を大幅に上回る丸太を使用して

その豪壮さを誇るところがあるが、雪荷重も考慮しなくてはならない金沢においては

太梁を使わず縦横に使うことにより角梁の、数を増やすことによって貫を細くし、

細かさを生かした意匠で組上げていく梁組が金沢町屋の特徴の一つとあり、

そんな金沢を誇る伝統ある住宅は喜多さんの個人所有であるのだが、

国の重要文化財となるのだから、それにはあたしも驚いた。

なんせ国の重要文化財となれば、個人の持ち物なれど改築はおろか少しの補修も

国に申請しなければならない。

PAOはその点、国の重要文化財ではないのだから、個人個人好きなように

修理やカスタマイズを楽しむことが出来る。

しかしPAOのもう一つの楽しみ方は、文化財のように形を変えず保存するということだろう。

でもPAOは国の重要文化財ではないのだから、オーナーのこだわりの形にするか

フルオリジナルにするのかは個人の自由なのである。

そしてあたしはその両者ともにこだわる事がすきた。

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PAOトラディショナル 遠目姿見

今回は、石川県金沢市にお住いのK様の元へお届けにあがられた

PAOトラディショナルをご覧頂く事にいたそう。

ボディーはアイボリーながら天井が謹製ウェル帆布特製の

ジャーマントップで張替えが行われた、高級なモデル。

キャンバストップとジャーマントップの違いはその生地そのものであるが、

キャンバストップはビニール地であるため、鳥の糞の被害などに遭遇しても

簡単にふき取ることが出来る。

純正では多様な公民が乗るというところで、メンテナンスのし易さは

重要なことであり、ジャーマンはその見栄えや耐久性はとても素晴らしいのではあるが

汚れなど付着すればすぐに洗濯することが必要だ。

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謹製ウェル帆布 60デラックスレザー

上質な生地が縫い目が見える事無く縫い合わされる

手の込んだ仕上がりを見せるデラックスレザー。

座り心地は、スタンダードと比べると体が包まれる感覚がひときわ目立つ。

よりロングドライビングにも安心して座ることが出来る

そんな機能性のあるシートであることを追求している。

PAOトラディショナル 後方姿見本日の名言

未来は僕らの手の中

by甲本ヒロト

そうですなぁ。一人ひとりの手の中に日本の未来があります。

いろんな意味において本当に豊かな国を目指すには、

それぞれみんなで協力することが大事ですなぁ。

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