どんむぉ〜ウェルです!
今日は昨日ご来店頂いたT氏のパオで実習致しますが、
ハンドルを切るとハンドルポストあたりから
シャイシャイと音が聞こえるという症状。
これを治す方法を本日は実演致し候。
まず、このシャイシャイ音はどこから鳴っているのかと申せば、
ハンドルのホーンスイッチ(プラス端子)がこすりあって鳴っている
という事であり、言葉では言いづらいので写真でご覧頂こう。
真ん中の小さい穴に細いマイナスドライバーを差込む。
このサービスホールにマイナスドライバーを差込み何をするのかと
申しますと、ハンドルについているホーンボタンを外すので御座る。
このホーンボタンは後ほどご覧頂きたいのだが、ハンドル内部に
爪でひっかかっており、この爪を先ほどのサービスホールより
マイナスドライバーを使ってこじってあげれるというこんたん。
ホーンボタンが外れれば中心の19mmのナットを外す。
この19mmのナットを外せばハンドルを取ることが出来るのだが
ハンドルシャフトに勘合されており、引っ張るだけでは
外れない。
左右の柄の部分を肩たたきのように交互にどたばたたたけば、
振動により勘合を外す事が可能なのだ。
しかし、経験がモノをいう場所でもある。
ハンドルを外せば音鳴りの原因のホーン用プラス端子が鎮座する。
このプラス端子がハンドルにこすれて常に通電状態にして
くれいているのだが、ハンドル裏の端子あたり面のグリス切れ
によりシャイシャイ音が鳴っているのであった。
ハンドル裏である。
もっとアップしてみよう。
この円周部分がプラス端子が当たる接点なのだ。
ハンドルを回せばこの接点とプラス端子は常に通電しホーンボタンを
押せばホーンに電気が流れ音が出るわけだ。
ココまでご覧頂ければやっとホーンのプラス端子とハンドル裏の
接点を理解して頂けたはず。
さて、このシャイシャイ音を止めるにはこの接点部分に
グリスアップを施せば良いのだが、
その前に綺麗に掃除をするので御座る。
綺麗に掃除した様子。
この後、接点部分にさらっと電気接点用グリスを塗り
以上の手順で組み上げれば終了である。
もうまんたい。
という事で、それではホーンボタンの爪のご紹介にあずかろう。
ホーンボタンには爪が4つ取り付けられており、
この爪をサービスホールからマイナスドライバーを突っ込んで
こじ無ければいけないのだが、劣化したホーンボタンは
必ずと言って良いほど爪が折れる。
新品状態の物であればまず折れることはないのだが、
ウェルでも1つ爪は折ってしまう。
なのでかなり爪を折らずに取り外すのは至難の技なのだ。
ホーンボタン裏である。
この4つの爪をあの小さなサービスホールからどうやって外せって
言うのよ。
今回は一つ折れたので接着剤で引っ付けた。
これでOKである。1つ折れたぐらいであれば接着で問題無しだが、
2つ折れたらホーンボタンを新品に交換するほうが良かろう。
価格は約2500円前後で御座るがアイボリーのボタンはまだ
日産自体に在庫はあるが、ブラックのホーンボタンは生産廃止
なのだ。
この事も重々踏まえたうえでDIYを行って欲しい。
今日はコレまで〜
本日の名言
辛いという字がある。
もう少しで幸せになれそうな字である。
by星野富弘
つまりは幸せの一歩手前という事ですかな。
本当にうまいこと言いますわ。
Calender
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さすがウェル様の修理は一味違いますねえ。
ホーンボタンの外し方、勉強になりました。
以前ホーンボタンが割れたので日産で修理してもらいました。
その時はまだブラックがあったのですが
次からはアイボリーを塗装しなくてはなりませんね。
kobatadsさん
どんもお世話になります。
ブラックのステアリングホイールはアイボリー専用なので
数が少なかったのかなと思いますが、
生産廃止にはかなり寂しい気持ちになります。
まだまだ、パイクカーは元気なのでつくり続けてほし〜
ですね!