アメリカ生まれの沖縄育ち
ブルーシールのアイスは沖縄の物であるが、元は米軍基地内
での販売のみであった。これが、1963年に基地の外に直営パ
ーラーが出店して市井の物となったのである。ブルーシール
アイスにどこか貿易風を感じるのは、そうした生い立ちがあ
るからであって、これはある種PAOの異国感にも通ずるもの
である。PAOで言えばフランス生まれのアメリカ育ちであろ
うか。フランス人が植民地でゴルフカートの様な乗り物を乗
っている雰囲気がPAOらしさであって、物の背景や開発エピ
ソードを知ると、より興味深く面白くなってくる訳である。
PAOと記念撮影
この度は、沖縄県の読谷村にお住いのM様の元へお届けにあが
りました、PAOトラディショナルをご覧頂きましょう。お時間
を頂き、レストアも含めて製作が行われたPAO。新車の様と、
オーナーM氏に仰って頂けて光栄ではありますが、それではズ
ズイとご覧頂きます。
PAOトラディショナル 左舷前方姿見
オリーブグレイの車体は沖縄の風に溶け込み何とも美しい。
こうしてみれば、手前みそながらあらためて美しい物です。
PAOトラディショナル 左舷後方姿見
後方のシェイプがPAOの魅力。世界中探しても、なかなかこ
のようなヒップの形状は見れません。やはりPAOと言えばヒ
ップ!
60スタンダード レザーシート
超防汚のコーティングが施されたレザーで張替えを行ったも
ので、沖縄の砂浜の色のようにも見えます。
ポケットの仕上げやトノカバーなども気になるところ。細か
な所もカラーをお選び頂き製作が可能なのです。ポケットは
オーナーM氏からいただいたイメージを参考にアレンジをほど
こし製作をいたしました。
という事で、ここからは沖縄の旅の画像となりますので、先
にお写真だけアップ差し上げまして、後日コメントを掲載さ
瀬て頂きたいと思いますので、少しばかり沖縄の風をお頼し
みください。