千葉県君津市のS様 ラシーントラベアー納車おめでとうございます

伝統的工芸品

七宝焼

伝統的工芸

一定の地域で主として伝統的な技術又は技法等を用いて製造される物が

伝統的工芸品、俗に言う伝統工芸である。

日本各地にはそうした工芸を次世代に受継ぐために新たな試みが

繰り返されている訳である。これは世界中でも同じ現象が起こっており

古きを温め、新しきを知るという事に他ならない。

昨今伝統的工芸品が自動車を彩る風潮もあり、漆、煤竹や印伝などを

取り入れたスパイスの効いた内装の製作に、わたしも取り掛かろうとしている。

しっかし、上の写真の通り、エンリコ・ナルディやエンツォ・フェラーリという

伊太利亜人らはとかくにセンスが良く、ロングライフな伝統工芸品を作る訳である。

フェラーリのエンブレムに至っては、金属工芸の一種で伝統工芸技法のひとつである

七宝焼で製作してたり、同社のマフラーの音質はイタリアの交響楽団が

味付けをしているというのだから、すでに芸術の域に到達していると言える。

以前面白いテレビを見た。それはイギリス人が日産のGTRの工場を

リポートするという内容だ。

イギリス人は、なぜGTRは箱型の形をしているのか?!と日産のエンジニアに

質問をすると、日産のエンジニアは『四角いからと言って、空力が悪いとは

限りません。』という回答であった。

これにはさすがにわたしも日産も終わりだなと思った。

要するに、イギリス人は『速そうな雰囲気を感じたい』訳であって、

この箱型の自動車が本当に速いとか、そんなの関係ねぇである。

フェラーリのようにジェット戦闘機のような機能美からくる

美しくエロチックなフォルムがあってこそ、速いクルマはより輝くのである。

パオやラシーンのような『気分』を造った日産ではあるが、これは日産が

造ったのではなく、当時のデザイナー人のセンスが上質であっただけだ。

※七宝焼・・・金、銀、銅、鉄、青銅などの金属製の下地の上に釉薬

(ゆうやく:クリスタル、鉱物質の微粉末を水とフノリでペースト状にしたもの)

を乗せたものを摂氏800度前後の高温で焼成することによって、

融けた釉薬によるガラス様あるいはエナメル様の美しい彩色を施すというもの。

七宝焼のフェラーリなどと比べると金額の比ではないから

そこまでは出来ないかもしれないが、国産メーカーの高級車でさえ

エンブレムがプラスチック製である事を考えれば、現在の国産車種メーカーの

モノづくりのお粗末さが伺い知る事が出来る。

全ての物を大量生産、大量消費。そして低価格、低価値を追求する姿勢は

三流国家であるという事を、日本人は理解する必要がある。

ラシーントラベラー 左舷前方姿見

ラシーントラベラー 左舷前方姿見

この度は千葉県君津市にお住いのS様の元へお届けにあがられた

ラシーントラベラーをご覧頂く事に致そう。

ドラえもんブルーと称される、美しいブルーのラシーンは

実は自然体のブルーカラーであって、本来の名称はブルー、なのである。

昨今の自動車の意味不明な何とかレッドや、何とかホワイトとか

いちいち不必要な名称が多い中、ストレートな表現で現されている事に

ラシーンの素朴さ、自然さ、雄大さが伺う事が出来るであろう。

ナビゲーションのプロダクト

プロダクト感とナビゲーション

ラシーンのプロダクト感とは、全体的に外付けのパーツが

立体的に見えるというアプローチであって、

ラシーンデザイナー平林俊一氏のお話では、『ガンダムについている

何かの排気口だとか、そのような物に感じるでしょ』である。

『フロントグリルは空気を取り込みますよ、というような雰囲気』

このお話はとても面白い。

ナビも然り、埋め込みではなく、ラシーンらしく飛び出しているのが

ラシーンらしい訳である。

フロントフェース

フロントフェース

空気を取り込みますよ、というフロントグリル廻り。

リヤタイヤカバー

デニムタイヤカバー

生地の素材感を楽しみ、デニム調タイヤカバーは

3色がラインナップ。近日ネットで公開予定。

ラシーン記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はS様、ラシーントラベラー納車おめでとうございます。

シートの紐も強化してお送りいたしましたので、

末永くお乗り頂ければ幸いです。

アウトドアなお洒落センスでラシーンとばっちりお似合いです!

今日はコレマデ。

本日の名言

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