神奈川県川崎市のT様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ スピードメーター

ポストモダン

PAOエンスーカーガイド、P32でデザイナー古場田良郎氏の

説明に『ノスタルジックなものを作ろうという気は

まったくありませんでした』とある。

そもそもレトロだとか、ノスタルジックだとかそういう感覚ではなく

それよりも未来思考であったというお話は、ずいぶんと前から

本ブログでも幾度と説明している訳であるが、

平成元年から27年目の今日の思考であれば、すでにノスタルジックな

雰囲気で観てしまう訳である。

しかしながら、DESIGNの中に『ノスタルジックではないという事を証言する者がいる』

だなんて、そんな事を考える事など日常ではないが、そこまで思考させる非日常さが

PAOなのであるから、それはそれでよい。

つまりフィガロをご覧頂ければ、すでにスピードメーターは懐古趣味的なフォントで

DESIGNされているのに対し、PAOはポストモダン的なDESIGNであり、

PAOがノスタルジックとは違った目線でDESIGNされていたと

証言するに値する真実がそこにはある。

パオと記念撮影

この度は、神奈川県川崎市にお住いのT様ご家族にお届けされた

PAOトラディショナルをご覧頂きたい。

非常に物珍しいテラコッタカラーのPAOは今回はノーマルルーフ。

オーナーとの打ち合わせの中では、和を基調にというコンセプトが

提案され、昭和の旅館の佇まいをシートやホイールなどのカラーに

落とし込んで製作が施された。

ウッドなハンドル

ナルディ ウッドなハンドル

往年のスタイルを継承する、ナルディクラシックウッドステアリング。

流行ではなく、普遍的なモノづくりこそ価値があると

訴えかけているカノゴトク。

レトロモダンなモケットシート

レトロモダンはモケットシート

グリーンのモケットは、和の旅館には必ずと言っていいほどあった。

そして、これを見ると何とも気分が安らぐという方にはオススメである。

モケットイメージ

PAO専用 『ザ・モケット』

PAO(包)はモンゴルの遊牧民が使用するゲルの事であるが、

日本で使用するなら動く旅館か。

ナビゲーション

純正オーディオラック+ナビゲーション 

まぼろしのオリジナルオーディオラックに装着されたのは

クラリオンのナビゲーション。

少し気を効かせて、バルサ材にマホガニー色のニスを塗り

アレンジすれば、まさに昭和の佇まい。

ホイールラッカーフィニッシュ

ホイールラッカーフィニッシュ

美濃の手漉和紙からカラーコーディネートを行った

ホイールのラッカーフィニッシュ。

カラーコンセプトに沿って、色を落とし込んでいくのは

面白いものである。

パオ 3連 テールランプ

パオ 3連 テールランプ 

PAOトラディショナル テラコッタ

PAOトラディショナル テラコッタ

この度はT様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございました。

いろんなお話も楽しいものでした。また、お会い出来れば幸いです。

それでは、ご家族と末永くお乗りください。

今日はコレマデ。

本日の名言

人生において 

最も大切な時 

それはいつでも 

いまです

by相田みつを

本当にただただ脱帽であります。

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