日産RASHEEN/ホイールの選定

ラシーン ホイール

ラシーンな足回り

ラシーンは開発当初から、純正の鉄のホイールが似合うというような

イメージでプロトタイプが製作されていた。

そのことは、プロトタイプがブリジストンのスーパーラップという

(アルミホイールだがスチールホイールの形状に一番近い)ホイールを

履かせて試作されていたことからも伺うことが出来る訳である。

それを裏付けるように、デザイナーの平林氏のラシーンは

純正のホイールキャップを外し、純正スチールホイールの意匠で

日々使用されており、それがラシーンな足回りなのである。

しかし、ラシーンとはとても不思議なクルマであって、

アメリカン風な鍍金調やスポーティーな物など、どのようなホイールの

デザインでも受け入れてくれるというのだから、

許容範囲は広い。それもラシーンな足回りの特徴だと言える。

ラシーン ホイール

ワタナベ マグネシウムホイール

今回は15インチのワタナベマグネシウムに、BFグッドリッチの

デッドストックP205を装填して製作が行われている。

ラシーンのタイヤ標準サイズは185(1500㏄)と195(1800㏄のアルミ)であり、

それを超え205という特大サイズのタイヤがはたして

無加工で装着できるのだろうか。

ラシーン 純正スチールホイール

ラシーン 純正スチールホイール 185/65R14

そもそも、このゆるーい感覚がラシーンらしさではある。

ラシーンは1500㏄と1800㏄では、重量が変わる為

ブレーキのサイズが微妙に異なり、純正ホイールのDESIGNも

少しばかり変わってしまう。

こちらは1500ccタイプのスチールホイール。

リヤストラットの加工

リヤストラットの加工

案の定、リヤタイヤは205サイズ(偏平率にもよる)は

内側にあるマックファーソンストラットのお椀にタイヤがヒットした。

今回は強度を弱めないように加工を施して、

ご覧のようにタイヤとのクリアランスを設けた。

ラシーン ホイール

フロントフェンダーとホイールの絵図

マグネシウムのホイールをさらに半艶の

ブラックラッカーフィニッシュを施した様子。

ナットの意匠は重要で、ワタナベホイールのオリジナルも

良いが、自然な風合いの純正アルミの袋ナットを採用。

マッドガードに合わせて

マッドガードに合わせて

ホイールオフセットはフェンダーにつるつるいっぱい仕様でなく

純正のマッドガードに合わせて細やかに調整を施しており、

バランス良くまとめた仕事が、今日のその時である。

しかしBFグッドリッチのタイヤパターンは往年を感じさせる

風合いで、走行中のパターンのノイズは若干気になるが

これはこれで良い。

ラシーン BFグッドリッチ

ラシーンとBFグッドリッチ

わたしは最近の流行などと孤立無縁ではあるが、

こういう風なカスタマイズは歓迎であって、よりオーナーの

個性が伺える素敵なラシーンが完成したようである。

皆様もこのようにしていろんな意味でラシーンを楽しんで頂ければ幸い。

今日はコレマデ。

本日の名言

人間とは成長しないものです。

by三谷幸喜

いやぁ、このユルさも良い名言です。。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です