Post date / 2024年7月2日

福井県坂井市のI様 ラシーンフルオリジナル納車おめでとうございます

ラシーン

僕たちの、どこでもドア。

この記事は、『日産ラシーンのデザイン開発』前例のない開発手法に見るこれからのモノ作り、坂口善英 著からの抜粋である。(坂口氏は日産ラシーンのデザイン開発チームを率いた日産のプロダクトデザイナーであり、実に今日までラシーンにお乗りになられていた。)写真では砂浜にどこでもドアから出てきたドラえもんやのび太くん、しずかちゃんの姿も確認できるが、ラシーンには雪が被っており、この砂浜が日本であるならば、どうやら南半球の寒冷地からやってきたと言える。このコマーシャルのメッセージによると、このラシーンこそが私達のどこでもドアである。そして、そのどこでもドアは、ドラえもんの四次元ポケットから飛び出した道具の一つであって、未来の、そして夢のような道具なはずである。ココで面白いのが、ビッグライトにせよ、竹コプターにせよ、なんとも時代を感じさせる形状であるが性能はまだまだ未来のモノであって、この対比が癖になるのである。令和の時代に入って、いよいよラシーンも同じような匂いがする。

ラシーン 福井県

ラシーン フルオリジナル 左舷前方姿見

この度は福井県坂井市にお住いのY様の元へお届けにあがりました、ラシーンフルオリジナルをご覧頂きたいと思います。実にこのラシーン、日産ラシーンのデザイン開発の著者、坂口氏の元愛車である。なんとも、ラシーンのデザインを手がけた方がお乗りになられていた個体であり、フルオリジナルをそのままに保存ということで、新オーナーとなられましたI氏に受け継がれました。

ラシーン 福井県

ラシーンフルオリジナル 右舷前方姿見

現代のクルマには無いやさしい形状で、心が和む。丸と四角で形作られているのも感じて頂く事が出来ます。前期モデルのフロントグリル、ヘッドライトも両端が丸で内側が四角と、丸と四角を上手に表現されている。

ラシーン オリジナル

ラシーン フルオリジナル 内装

パイクカーから受け継がれたアパレルやファッションのキーワード。当時世界中でバーバリーチェックが爆発的な人気寸前であり、チェック柄がシートにあてがわれた。後期モデルでは、ハリスツィードのヘリンボーンを模したシートが標準となり、限定車ではプリマクラッセの大航海地図をあしらったカバンのような大航海地図柄のシートも開発された。ラシーンはそういったファッションに敏感なプロダクトでもある。

ラシーン 福井県

ラシーンと坂井の町並み

日本でもって都会や田舎を走っても、畦道を走っても、山や森、海、どこに走っても雰囲気があるのがラシーンの本質である。まさしく日本四駆。

ラシーン 福井県

茶ノ下(ちゃのもと)前で記念撮影

この度はI様、ラシーンフルオリジナル納車、誠におめでとうございます。坂井市でこの茶ノ下で民泊もひかられているという事で、皆様チェックしてくださいね!

今日はコレマデ。

本日の名言

挑戦する機会というものは誰にでも平等である。

byスティーブ ジョブズ

Post date / 2024年6月26日

沖縄県宮古島市のN様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン 宮古島

霞む宮古島

日本には四季があり、この6月は日本中梅雨の季節である。しかし日本は横に長く、沖縄県では4月末頃から梅雨が始まる事もある。また、近年まで北海道には梅雨という概念はない。今執筆している大阪では、今年は6月20日から30日あたりが梅雨であって、わたしが幼少の頃からすれば1カ月は遅れている印象である。今回の宮古島の納車は遂に梅雨明けというその前日あたりにお邪魔した訳であるが、湿度がすこぶるり、カメラもその湿度に慣らさないとこうしてレンズ内まで曇るという珍事が発生する。そしてこの梅雨時期、沖縄県は閑散期でもあり比較的にあちらコチラ空いているわけであるが、宮古島にある宮古そば屋は1時間くらい待たされることもある。地元の食堂が地元民が通えない、なんてそんな話をタクシーの運転手さんと会話しながら、その南国の景色を楽しんだのである。

ラシーン 宮古島

ラシーントラベラー 宮古島の風景

この度は、沖縄県宮古島市にお住いのN様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。ペールグリーンという純正カラーを長くお乗り頂けます様に、ボディーはレストア塗装を施し、足廻り、下回りは最強の錆止めペイント。ボディーの塗装はクリアをいつもより少しの厚くして耐候性をアップ致しました。

ラシーン ウッドハンドル

ナルディウッド&ウッドパネルを装填

室内は灰汁洗いを施し、ナルディウッドはクリアマシマシで塗装。ウッドパネルを張り合わせて内装を製作。内装はとにかく熱、日差しとの戦いですね。

ラシーン レザーシート

ウェル50シリーズ アンティークレザーシート

アンティークレザーという斑模様のあるマテリアルを使用して張替えが行われたシート。熟練のクラフツマンが丁寧に張替えて製作されるウェルシリーズは安価な被せるタイプのシートとは対照的に美しい仕上がりをお約束。

ラシーン 宮古島

ラシーントラベラー 右舷後方姿見

その見えている部分のすべてが上質なマテリアルを使用して再塗装が行われている。また、塗料に対する硬化剤の配分も平均以上と塗膜の硬度も抜群であり、見た目もパリッとさわやかである。適度に洗車やワックス掛けを行って頂く事により、この美しい状態は続く。

ラシーン 宮古島 販売

ラシーンと記念撮影

この度はN様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。当日は日帰りでバタバタしており、納車のお時間を調整して頂き、また飛行場までお送り頂きこの場をおかり致しまして御礼申し上げます。それではN様、宮古島で長くラシーンをお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ

本日の名言

速度を上げるばかりが、人生ではない。

byガンジー

Post date / 2024年6月20日

沖縄県豊見城市のタニーズレンタカー様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ 沖縄
パオ

LIFE

1936年から2007年までアメリカ合衆国にて刊行されたフォト・エッセイである。文章記事よりも写真を中心に構成され、全ページ写真入りというすこぶる飛んでも八分な雑誌である。惜しまれながら2007年に休刊となったが、偉業を讃えて製作された映画『LIFE』をわたしは劇場で観たのである。そういえばわたしもスピードウェルを開業して17年とスピードウェルのブログを書き続けているが、まさにそのLIFEの様に全ブログ写真入りであって、それがわたしのLIFE(人生)となっている。

パオ 沖縄

PAOトラディショナル レンタカー

この度は、沖縄県豊見城市のタニーズレンタカー様へお届けに上がりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。前回はアクアグレイのPAOをご準備さしあげましたが、今回はオリーブグレイのキャンバストップ。沖縄仕様となる、キャンバストップはジャーマンに、窓ガラスのすべてにUVカットフィルムをして耐候している。レンタカーということで、万が一が無いように各箇所のパーツは新品に入念に整備が施された。

パオ ウッドハンドル
パオ ウッドハンドル

ナルディクラシックウッドステアリング

今回はハンドルとボスを装着しているボルトがムキムキにダシダシしている雰囲気マシマシの仕様。少し細めで手触りが良く、ちょっとリッチな気分を味わってもらう事が出来る。

パオ 内装張替え

ウェル50デザイン クラシックレザーシート

シェルのようなステッチラインが人気のウェル50シリーズ。座面、側面、座中、座外、パイピング、ポケット蓋、ポケット袋、ポケットベルトとそれぞれにカラーの選定が可能である。

パオ 沖縄

PAOトラディショナル 左舷後方姿見

昨今タニーズレンタカーでは、パオに乗りたいと仰るお客様が多く、2台体制でパオを準備。ラシーンや、ジムニー、さらにランドクルーザーまでこだわりのある車をレンタルする事が出来る。わたしが沖縄に行ってレンタカーを借りていつも感じるのだが、最近のエコカーを借りても、まったく面白くないのである。色入りガラスから眺める景色は美しくない。リヤシートに限っては、そのすべての車がスモークガラスとなっており、せっかく美しい自然、そして本州とは違った文化を感じる事が出来ないのである。やはり、リゾートにはリゾート感漂う気分な車に乗って、より一層旅行を楽しんでもらいたいものである。その時はタニーズレンタカーに。

タニーズレンタカー

タニーズレンタカーにて社長様と記念撮影

この度は沖縄県豊見城市のタニーズレンタカー様、PAOトラディショナル納入おめでとうございます。極地での保存には、スピードウェルも全力でお応え出来ます様に努力致します。また、パオやラシーンに乗って沖縄を楽しんで頂けますお客様に、思い出となります様に。

今日はコレマデ。

本日の名言

いちゃりば ちょーでー

by沖縄のことわざ

この意味ですが、いちゃりば(出会ったら)ちょーでー(兄弟)となります。

とても優しい社会ですね。

Post date / 2024年6月18日

東京都目黒区のM様 ラシーントラベラーレストア納車おめでとうございます

ラシーン

デビッド・オースチン・ラシーン

ラシーンのグリーンカラーは純正で2色があり、それは若草色(ペールグリーン)と杉葉色(シダーグリーン)である。この2色はラシーンでも人気色ではあるが、今回はオーナーM氏の想いを叶えるべく、『ガチャガチャ』にあるグリーンを再現したいという事でお話を頂いた。ガチャガチャラシーンのサンプルは純正のシダーグリーンを模して製作されたものではあるが、純正色からは遠くかけ離れていたが、デフォルメというかっこうで、それはそれで良い。しかし、そのカラーと実際に自動車のサイズで見て同じように見えるかというと、そうではない。そしてわたしがそのようなカラーをイメージして、ラシーンに似合うカラーは他でもなくデビッド・オースチンと閃いたのである。所謂イングリッシュローズ。それはイングリッシュオールドローズを現代のモダンローズと長所を掛け合わせたバラの総称であって、デビッド・オースチンが考案したものである。ラシーンの開発は平成4年頃からであって、その時代のカラーと、現代賑わしているクロスカントリーのカラー、その長所を掛け合わせたラシーンがこれである。ボディーカラーはそのイングリッシュローズの生い茂る葉の色を、テールランプはその中に咲き誇る真っ赤なバラの様相。その一台のラシーンに物語があるのである。

ラシーン 東京

ラシーントラベラーレストア デビッド・オースチン

この度は東京都目黒区にお住いのM様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーレストアをご覧頂きます。ボディーはレストアを基準に20万キロほどの物を選定し、エンジンやミッション、足廻り、クーラー、それらに付随するパーツを交換。これからも長くお乗り頂けます様に仕上げました。日本の緑色とは違い写真ではイングリッシュガーデンのような異国の風を感じることが出来ます。

ラシーン 内装張替え

ウェル50スタンダード ツートーン

最高品位で張替えが行われた50デザインの内装。そのブラウンとベージュおツートーンがボディーカラーに良く似合います。ステアリングは状態の良い物と交換を行い、内張りはリペア。助手席エアーバックのパネルやドア肘かけにパネル等もラッカーフィニッシュ。その他内張りは灰汁洗い後に表面処理を行い、美し佇まいに。

ラシーン 東京

ラシーントラベラーレストア カンガルーバー

オーストラリア発祥のカンガルー避け。日本では鹿避けである。フォグランプも装着する事は可能であるが、バーだけでもカッコよい。写真でご覧頂きたい所は、最下部(タイヤハウス内やフロア)の美しい塗装仕上げとバンパーの下部(フロントリップ)の純正より少し濃いグレイカラーである。バンパーがブラックペイントを行うにあたり、このリップ部のグレイカラーをどのようにバランスを取るかが腕の見せ所である。今回のそれではフロントリップからサイドステップにかけて純正のグレイではなく、少し暗めに調色し、ごく自然な繋がりを魅せている。

ラシーン 東京 販売

ラシーンと記念撮影

この度はM様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。とてもお洒落なラシーンを製作させて頂き感謝申し上げます。またレストアには多大なお時間を頂きましたが、お喜び頂き嬉しく思います。さらにお土産まで頂き、奥様にもよろしくお伝えください。それでは、今後もサポートに努力致します。長くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

極楽の 道はひとすぢ 君ともに 阿弥陀をそへて 四十八人

by大石内蔵助

ラシーン 東京

番外編

時は元禄時代。赤穂浅野内匠頭が江戸城において『殿中でござる』吉良上野介の額を切った事件により赤穂はお家断絶。赤穂の武士たちは浪士となり47人で吉良を討った。日本三大仇討の一つ、世に云う忠臣蔵である。筆頭家老、大石内蔵助は吉良上野介を本所松阪の屋敷で討ち取ると、浅野内匠頭が眠る泉岳寺まで凱旋。江戸幕府はその凱旋を咎めず、47人は後に切腹して同じ泉岳寺に葬られたのである。忠誠を貫く男たちのドラマは後世も受け継がれて行く事であろう。

Post date / 2024年6月10日

奈良県北葛城郡のY様 ラシーンレストア納車おめでとうございます

ラシーン 奈良

おもいでになる

今回は、奈良県の北葛城郡にお住いのY様のラシーンレストア納車日記である。ボディーの内外装のレストアに加え、機関系、足廻りをしっかりメンテナンスを行い製作を差し上げました。お預かりさせて頂いた時点で、走行中に回転部分にかなりの異音も発生しており、危険な状態にありましたが、見事に復活。Y様もお喜びのご様子。

ホイール ラシーン

ボディーと同色のホイール

玄人好みのボディー同色ホイール仕立て。日産Be-1はボディー同色のホイールが純正でありましたが、ラシーンでしても雰囲気は良い。タイヤは下駄のようなトレッドパターンが良く似合います。ボディーのグレイに合わせて、フロントのリップ、サイドステップ、リヤエプロンなどは純正のグレイ色より少しトーンを落としてバランスを取り、フロアは全般に油性のシャシーブラックで仕上げ、引き締めました。ホイールのナットをどのようにして拘ろうかと思案した結果、ジュラルミンや、鍍金タイプを選ぶより、自然な感じにという事で、これも純正の少しわびさびたナットをそのまま使用。やり過ぎたら面白くありません。

ラシーン 奈良

ボディーのレストアの様子

塗装は材料と細部にこだわり、すべてを分解して行います。また、純正の肌にあわせれば良いのですが、欲張って上質に。ツルツル感が湧き立ちます。その他、ゴム、樹脂パーツのメンテナンスも合わせて行いますので、お美しく生まれ変わりました。

ラシーン 奈良県

ラシーン レストア 後部姿見

ラシーンは背面タイヤが応急用が純正でありますが、今回はすべて同径で合わせて仕立てられております。それに合わせて、リヤタイヤのホイールもボディー同色でペイント。ジャーマングレイはラシーンに良く似合いますね。という事で、今回はラシーンレストアをご覧頂きました。

奈良県でもこうしてラシーンが復活致しておりますが、全国の皆様にも、レストア整備を差し上げておりますので、もっともっとラシーンを大切にしたい方はご相談ください。Y様、この度は納車誠におめでとうございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

食器は料理の着物である

by北大路魯山人

ラシーンは僕たちの四角いキャンバスである、とラシーンデザイナー平林氏のお言葉を思い出しました。それぞれに人生を描きましょう。