Post date / 2026年2月6日

大阪府岸和田市のM様 ラシーントラベラーレストア納車おめでとうございます

岸和田のだんじり
岸和田のだんじり
北本工務店
北本棟梁

岸和田と言えば全国の山車、曳山でも名を轟かせている、だんじり祭りがある。それは、4トンを超える山車を数百人で走らせるものであって、特にやり回しといわれる走りながらコーナーを攻めるのが見どころである。成功であれば大拍手。失敗してひっくり返ったり、電柱を破壊すれば、悲鳴と共に大歓声。なんとも成功しても失敗しても非日常の極みであって、曳手も観客もアドレナリンが全開のお祭りである。そんな中、年から年中だんじりを修理するのが、岸和田の宮大工である。今回はその中でも、北本工務店の棟梁にお話しを頂いた。スピードウェルでは、モノづくり、手づくりの精神を第一に考えており、こうしてお話を聞く事が出来るのは嬉しいかぎりである。棟梁は云う。だんじりは屋根。屋根の形がどれだけ美しいか。そこで全体が決まる。この話は実にわたしの叔父も宮大工であって良く聞かされた話であって、『大工と雀は軒で泣く』の口伝である。まさに、突合せた角はどちらも一かんな掛具合によって分が違うことになる。実に超絶技巧。しかしながら岸和田のだんじりは、毎度電柱や家屋に突っ込んで屋根を壊してくる。祭りの最中は各だんじりのなんと大工も走ってついていく。こんなお祭りありませんね。という事で、ちょいと書きかけで申し訳ない。つづく

Post date / 2026年1月16日

神奈川県鎌倉市のM様 ラシーントラベラーレストア納車おめでとうございます

もやい工藝
もやい工藝
わら細工たくぼ
わら細工たくぼの鶴と亀

民藝の思想
それは、大正から昭和にかけて柳宗悦らが提唱した「民衆的工芸(民藝)」の美学の事である。名もなき職人たちが作った日用品にこそ、真の美があるとし、生活に根ざした実用性と健全な美を再評価する思想である。工業化が進む中で失われゆく手仕事の文化を憂い、「用の美」や「直観」を重視し、誰もが使える安価な品にこそ「健康な美」が宿ると説き、生活文化運動として展開され、現在ではその思想をもって作られた日本の手仕事を集めたお店が多数存在する訳である。今回は、神奈川県鎌倉市のオーナー様のところへラシーンをお届けという事で、丁度オーナー様のお家から直ぐのところにある、もやい工藝という有数の民藝店に足を運んだ。日本広し、民藝店も多しと言えども、3本の指に入るもやい工藝(独断と偏見)。所狭しと各地の民藝がお出迎えしてくれる。日常使いのコーヒカップや皿などの陶器は多く、わたしは各地の窯元に訪れ、ずいぶん買いあさったゆえ、それらは十分であって、壁にしれっとかけられていたこの鶴と亀のわら細工に目がとまった。正月らしいめでたさ、しかし年中飾る事の出来る縁起の良いわら細工である。店主にこちらは売り物かと尋ねると、譲っても良いという。知る人ぞ知る、神が降臨した地、宮崎県の高千穂で育てた稲藁で作られる、たくぼのわら細工である。これは、まこと手仕事ゆえに数もほとんど作られる事なく、珍しいものであって、同様のわら細工の中でも特に洗練された造形が魅力的である。もちろん、こちらは即購入して玄関に飾る事とした。スピードウェルでは民藝の思想をエッセンスとして、パオやラシーンの自動車造りに励んでいるわけであるが、使えば使うほど味わい深くなる、洗練された健康な美。このような感覚を、内外装の手仕上げや、整備に反映して行きたいものである。あと、わたしのコダワりであるが、名もなき職人たちが作った、という気分を表現するために、販売車両には納車時SWのステッカーは貼らないという事を行っている。わたしたちも、名もなき職人でありたいと願う。

ラシーントラベラーレストア
ラシーントラベラーレストア 鶴岡八幡宮参道

この度は、神奈川県鎌倉市にお住いのM様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーレストアをご覧頂きたいと思います。とても品のあるマルーンカラーにレストア塗装されたボディー。オーナーM氏がこだわって作り上げたカラーであります。バンパーやグリル、グリルガード、それらのバランスもM氏のこだわりをお聞かせ頂き、絶妙に調整。

ラシーンフロントフェース
ラシーンフロントフェース

この匂い立つ風合い。シルバーメタリックの塗料の目番手まで、事細かく調整を行う。フォグランプは当時の純正であるボッシュ製をリペアして装填。フロントグリル中央の塗装とのコントラストも上手く調和している。

ラシーンの内装

ラシーンの内装張替え

外装の品の良いマルーンカラーにあわせ、名作クラシックウッドハンドルに、ウッドパネルを装い、シートはアンティークレザーにて張替えをおこなった。イギリス王室御用達のような雰囲気がとてもCOOL.

ラシーンの内装
最先端のディスプレイオーディオの取付け

ディスプレイオーディオの取付けということで、今回はエアコン操作パネルを下段の②DIN上部に移設し、下段に小物とドリンクフォルダーを装填ス。

ラシーンのホイール
ホイールリムに鍍金リングをおごる

安価な樹脂製ではなく、安価はスチール製でもなく。今回はデッドストックの本物鍍金リングを装着。モノの魅力とはフェイクでは現す事は出来ない。素材と素材感、見た目が同じであっても、全く異なるものである。

ラシーンスペアタイヤカバー
テールエンドの装飾

タイヤカバーの張替えはカラーが選べる。また、塗装を行うと無くなってしまうラシーンのエンブレムの下にあるデカール。SWのインスタグラムより、こだわりのリプロデカールは購入可能である。

ラシーンと記念撮影
ラシーンの記念撮影

この度はM様、ラシーントラベラーレストア納車誠におめでとうございます。試行錯誤して製作さしあげましたが、お喜び頂けまして嬉しく思います。また、お土産を頂き、この場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。それでは、今後とも宜しくお願い申し上げます。長くお乗り頂けます様に。

今日はコレマデ。

本日の名言

大事を思ひはからふ者、物とがめをせず、事ならぬことを事になさず

by源頼朝

大きな事を成し遂げようとする者は、細かい事を気にしたり、取るに足らない事を大げさに騒ぎ立てたりしない、という意味でございますなぁ。

Post date / 2026年1月8日

滋賀県東近江市のN様 RASHEENトラベラーレストア納車おめでとうございます

伊勢の御用材
伊勢の御用材

新年おめでとうございます。旧年中は皆々様方には御贔屓を頂き感謝申し上げます。本年もパイクカーにお乗りの、またこれからお乗りになられます皆様の益々のご繁栄をお祈り申し上げます。という事で、皇紀2686年が始まりましたが、スピードウェルは伊勢の神宮御垣内参拝より始まります。神宮は20年に一度の遷宮(二十年を区切りとして、古代からの様式そのままに新しい神殿の造営)が行われますが、昨年より木曾のヒノキが御用材として伊勢に運ばれ、お木曳き行事がおこなわれております。この立派なヒノキが唯一神明造とわれる御正宮に使用される部材となるのです。ココで御正宮の四方山話を少し。天照大御神が祀られます内宮御正宮。その神殿の由来は、弥生時代の掘立柱造りのさらに穀倉であるという事。太陽がなければ生命は誕生しない。お米がなければ、人は子孫を繁栄してゆくことが出来ませんでした。正に日本人の太陽とお米に対する概念が現れております。そして、弥生時代の穀倉に太陽神を祀るという、この原始的な神道の宗教感。よほど古くからある信仰である事に間違いはなく、仏教が如く真理を現しているのであります。かの法師、西行は伊勢に詣でた際このような歌を詠んでおります。「なにごとの おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」。さらに1933年に来日したドイツの建築家、ブルーノ・タウトはこう言いました。唯一神明造は世界の建築の王座である。いやしくも建築家たるものは、この社殿を『建築の精神』として崇敬すべきであろう。
「芳香高い美麗な桧、屋根の萱、これらの単純な材料が、到底他の追随を許さぬまでによく構造と融合している。形式が確立せられた年代は正確にはわからず、最初にこれをつくった人の名も伝わらないこの建築は、天から降ったものであろう。実際そうとしか考えられない。」それでは、スピードウェル始まります。

日産ラシーンを琵琶湖で撮影
ラシーントラベラーレストア

この度は滋賀県東近江市にお住いのN様の元へお届けに上がりました、ラシーントラベラーレストアをご覧頂きます。ボディーは内外装レストアを施し、N様オリジナルカラーに塗装。エンジンや足回りのパーツも交換を行い、乗り心地はとても良い。オーバーフェンダーやその他プロダクト感の香る場所は、それぞれにブラックペイントを行い、天井にはバハキャリアを装填ス。

ラシーンのフロントグリル
フロントフェースのカスタマイズ

後期モデルのフロントグリルは中央を塗り分けする事が出来る。純正でもタイプSと云われるグレードのみバンパーと同色(ガンメタリックシルバ)に塗装がされていたのである。今回は、グリルのみならず、ヘッドライトの鍍金リムさえもブラックペイント。鍍金の上からは単純に塗装をすると剥がれてしまうゆえ、専用の足着けが必要である。

ラシーンの内装
ウッドなラシーンの内装

ゼブラノと云われるウッドパネルは10年ほど前よりSWが製作を行っていたもの。フチの歪をおおかた取り除いて、さらにウッドハンドルを装填して見栄えは良し。純正のシガーソケットの位置にはスピードウェルのマグノリアクロックが鎮座。オーディオは松下電器産業の名器、真空管が望む。

ラシーンのシート張替え
ラシーン新設計NEO60デザインシート張替え

座面が上から下までクラシックなステッチを入れたNEO60デザイン。背もたれが弧を描くような感じが包み込まれてCOOL.ウッドパネル良し、ウッドハンドル良し、NEO60シート良し。

バハキャリア
ラシーンのルーフキャリア

ラシーンにはラシーンの風格に合わせたキャリアをという事で、バハキャリアをご用意。ルーフレール等のブラックペイントと合わせて調和している。

ラシーンのリヤキャリア
リヤキャリア廻り

シンプルにシートのカラ―と合わせたタイヤカバー。フロントのグリルバッジと合わせてブラックペイントをおこなったリヤのエンブレム。ラシーンのデカールまでブラックにしたかったのであるが、マイナス一の美的感覚もあり。これはこれで良いと思ふ。

滋賀県東近江市のN様の元へラシーンをお届け
パオとラシーンと記念撮影

この度はN様、ラシーントラベラーレストア納車誠におめでとうございます。東近江はとても雪深いところでもありますので、ラシーンの四駆は力を発揮してくれる事と存じます。それでは、どうぞお楽しみくださいませ。

今日はコレマデ。

本日の名言

三方良し

by近江の商人

Post date / 2025年12月21日

大分県別府市のS様 ラシーントラベラーレストア納車おめでとうございます。

ラシーンとワシトニアパーム
ワシトニアパームな風景

なんとも南国の風景とは、このヤシの木が気分である。日産ラシーンという、これまた非日常的でリゾート感のあるクルマがこのヤシの木の前に鎮座すると、益々リゾート気分になる訳である。さらには、大分別府のスパの湯けむりが市中から立ち昇る姿は、ココが温泉県であるという事をあらためて感じさせてくれるのだ。ココで温泉県の四方山話であるが、実に温泉がある他府県から温泉と異論が噴出。がしかしである。源泉の温度、さらに地域の家庭にさえ温泉がひかれている事、昔からある浴場、しきたりに、他を圧倒するには事足りるわけである。正しくココは、南国の一大温泉リゾート都市、温泉県別府市である。

ラシーントラべラー
ラシーントラベラーレストア姿見

この度は、大分県別府市にお住いのS様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーレストアをご覧頂きたいと思います。ペールグリーンと云われる純正カラーにボディーをレストアとオールペイントを行い製作。エンジン廻りはインジェクターからスロットルチャンバー、ディストリビュータ等、燃料や点火系なども部品交換を行い、安心してお乗り頂ける仕様に。

ラシーンのフロントグリル
ラシーン前期モデルグリル

ペールグリーンとは平成6年から8年までの前期モデルのカラーであり、さらにフロントグリルが横格子も前期モデルの意匠である。当車両は平成10年式の後期モデルを基として製作が進められ、フロントグリルは前期タイプに変更が施されている。

ラシーン専用 ウッドパネル
ラシーン専用ウッドパネル

ウッドパネルの装着にあたり、ひと手間をかけましょうという事で、元のパネル(ガンメタリック色)を一旦茶系のカラーに塗装を行う。そしてその上からウッドパネルを張り合わせれば、自然さが増す。こういった少しの手間から匂い立つ何か、それが美しいモノづくりであると思う。

ラシーンのデカール
ラシーンのデカール

レストアやペイントを行うと、必ずなくなってしまうのが、このRASHEENというデカールである。決してなくてはならない物ではないが、無くても様にならない物でもある。純正同等のヘアライン加工を施したリペアパーツとして販売は元より、SWで販売車両にはサービスで取付を行っている。

ラシーンと記念撮影
ラシーンと記念撮影

この度はS様、ラシーントラベラーレストア納車誠におめでとうございます。長らく製作にはお時間を頂きましたが、美しく仕上がり、またお喜び頂き嬉しく思います。さらにはご当地のお土産も沢山頂きまして、この場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。それでは、どうぞラシーンを末永くお楽しみください。

今日はコレマデ。

本日の名言

山は富士 海は瀬戸内 湯は別府

by油屋熊八

Post date / 2025年12月9日

愛知県豊川市のS様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

豊川稲荷の表参道
豊川稲荷の表参道

日本三大稲荷といえば、京都の伏見稲荷、茨城の笠間稲荷、そして愛知県は豊川稲荷と云われる。その他、佐賀の祐徳稲荷、さらには岡山の最上稲荷なども存在するが、豊川稲荷は三大稲荷に外れる事は無い。この稲荷という神であるが、元は渡来系の秦氏が信奉していた神であって、それは京都の伏見稲荷の事である。ここで豊川稲荷ではあるが、実に神社ではなく、曹洞宗のお寺であり神社だと思って参詣する人も少なくはない。そもそも聖徳太子以降明治までは神仏習合であって、現在のような神社とお寺の感覚ではなく、神社とお寺は結びついていたのである。たとえば神道で天照大御神は仏教では大日如来という感覚で、神仏のそれぞれに属性があてはめられて信仰していた。では、京都の伏見稲荷の神(宇迦之御魂、ウガノミタマ)が豊川稲荷の仏(豊川吒枳尼眞天、トヨカワダキニシンテン)と同一とあてはめられていたかは謎であるが、ダキニシンテンは元はインドの仏神であって、キツネに乗って現れるというところから稲荷神に当てはめられた、が正解であろう。どちらにせよどのような形態でも、稲荷であれば稲荷と思う、日本は八百万の神のおおらかな信仰であり、それこそが相手を思いやる気持ち、お互いを認めようとする文化に発展する訳である。しかし、ココで昨今の外国人問題である。こちら側はお互いを認めようと意識しても、唯一一神教者であるかぎりは、残念ながら他を認めることはない。これだけは日本人はきもに命じなければならない。

ラシーンと豊川稲荷表参道
ラシーントラベラー

この度は愛知県豊川市にお住いのS様へお届けにあがりましたラシーントラベラーをご覧頂きます。ラシーンの中でも希少なカラーであるシダーグリーンの車両をボディーはレストアを施し、程よくメンテナンスを行って仕上げられたラシーン。内装もリペアを施して、シートはオーナーの思いのカラーに張替え致します。

ラシーンの内装
ラシーンの内装張替え風景

純正のシートのトーンに近いレザーを使用してシートの張替え。ステアリング等、ラシーンオーナーの方にはわかりますが、黄ばんだり、表面がささくれたり、そのような所もしっかりリペア。オーナーS氏もおもっていたより中古の様ではないとお喜びの様子。

ラシーンを豊川市に納車
ラシーントラベラー右舷後方姿見

タイヤカバーはシートのカラ―と統一。ホイールはブラックペイントを施し新品のタイヤで足回りは整えました。スピードウェルの販売車両は外装のレストアが付いてくる。そして、ホイール等部分的なカラーがオーナーの思いに仕立てる事が可能。

ラシーンを愛知県豊川市にお届け
ラシーンと記念撮影

この度はS様、ラシーントラベラー納車おめでとうございます。趣のある豊川の街をラシーンが走る姿、素敵ですね。それでは、今後とも宜しくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

オン シラバッタ ニリ ウン ソワカ

by豊川稲荷

正しい行いで苦を楽に変えるという御真言であります。