奈良県北葛城郡のY様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオ

甦える内装

すべてのエアコンの吹き出し口のリペアパーツ。トグルスイッチのシルバーの台。ダッシュパネルやアンダートレイの張替え。レトロオーディオのオーバーホール。そのそれぞれにスピードウェルの培った技術を惜しみなく投入してレストアされたPAOである。その他、シートの張替え、フロアマット、プラスチックのビス類の新調、内張りのリペア、吊り天井のリペア、灰汁洗いなど、ボディーレストアと合わせて施工されている。

パオ

PAOちゃんと記念撮影

この度は、奈良県北葛城郡にお住いのY様の元へお届けさしあげました、PAOトラディショナルレストアをご覧頂きたいと思います。オリーブグレイにペイントされたボディーはバンパー、フロントグリル、ヘッドライトリム、ルーフレール、ホイール、見えているパーツはすべてリペイントされ、新しい時代に生まれ変わった姿となった。

内装 パオ

内外のカラーの変更

パオは外装のカラーが内装になっており、レストアに合わせて、内外を他色に変更。今回のような内装がアイボリーの仕上げは特に女性に人気である。さし色に優しいキャメルカラーをダッシュ上下とあわせてシートのパイピングにあしらい、とてもバランスの良いコーディネートだとあたしは思う。

ドア内張り

ドア内張りの仕上がり

内張りの質感、そして、シルバーパーツのリペア。それぞれが美しい。

パオ

PAOちゃんと記念撮影

この度はY様、PAOトラディショナルレストア納車誠におめでとうございます。末永くお乗り頂けますよに、バックアップさせて頂きたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

禅心

禅定の心であって、心を一つの対象に集中して乱れない状態の事でございますが、そのような気持ちでパオやラシーンの製作に打ち込み、さらにぜんしん(前進)して参りたいと思います。

謹賀新年 ご挨拶

謹んで能登半島地震災害のお見舞いを申し上げます。

この度、令和6年能登半島地震により犠牲になられた方々に謹んでお悔みを申し上げるとともに、被災されました皆様、ご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。また、被災地におきまして救済と復旧・復興支援等の活動にご尽力されている方々に深く敬意を表します。そして、皆様の安全と被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。

伊勢神宮

-JINGU-

年始早々、日本中がとても辛い思いでございますが、一刻もはやく救済、復旧がなされますように皆様と共に私も協力させて頂きたいと思います。

令和6年、皇紀2684年が遂にはじまりました。新年と言えば初詣。例年の警視庁発表の全国での参拝者数を合算すると約9000万人。イスラム教最大の宗教行事である「メッカの大巡礼」に集まる信者の数は約200万人と、イスラムの巡礼よりも、桁違いに日本人は神社や寺を参拝する訳であります。外国人からすれば、日本人は無宗教であると言う根拠がまったく見当たらない訳ですが、これが、神道の森羅万象や八百万信仰の精神にあるのではないでしょうか。私たちは、知らず知らずに日本古来の宗教観を身に纏いながら、自然に行動してしまっているようで、自身は無宗教であると錯覚してしまっているのであると推測致します。自宅には神棚があり、そしてお仏壇があり、さらにクリスマスやハロウィンを祝い、まさに神仏どころか世界の宗教が習合、これはまさに八百万であると言えるのです。いただきます、や、ごちそうさま、などこれも感謝を込めておこなう国風の宗教感であり、神社やお寺の参拝に必ず行う、お礼とお願い事、祖先崇拝、日本人は知らずと日本独自の宗教信仰を行っている訳であります。ただし、ここでおもしろいのが、宗教という文字。宗の教えと書きますが、日本古来の宗教があまりにも古く、それゆえ教えが伝わっていないところが、無宗教と錯覚する所以であると思います。神社で柏手を訳もわからず打つ。形だけが残り、それを真似して、自然に行っていると言えるでしょう。

そして、初詣にJINGUへ。お伊勢さんでございます。唯一神明造と云われます、弥生時代の高床式の穀倉造りである神殿にお祀りされておりますのが、天照大御神、万幡豊秋津師比売命、手力男命の三柱。弥生時代の高床式穀倉という建築に対しては、 ドイツの世界的建築家ブルーノ・タウト(1880~1938)が、昭和8年(1933)10月1日に神宮を参拝し次のことばを残しています。「唯一神明造は世界の建築の王座である。いやしくも建築家たるものは、この社殿を『建築の精神』として崇敬すべきであろう。」「芳香高い美麗な桧、屋根の萱、これらの単純な材料が、到底他の追随を許さぬまでによく構造と融合している。形式が確立せられた年代は正確にはわからず、最初にこれをつくった人の名も伝わらないこの建築は、天から降ったものであろう。実際そうとしか考えられない。」と大絶賛。まさに皇室の祖、天照大御神がお祀りされるにふさわしい建築物なのでありますが、20年に一度に常若の精神により建て替えが行われます。次の遷宮は令和15年という事で、10年を切りました。今年も気持ちを新たに常に常若の精神をもって、皆様と共に、未来へ前進して参りたいと思いますので、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

令和6年1月6日 株式会社ガレージスピードウェル 代表 雑喉泰行

沖縄県豊見城市のY様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

皆様、今年も一年大変御贔屓にして頂き心より感謝致しております。沢山のお客様にご注文頂き、また沢山のお客様にはお喜び頂けましたが、精進不足で、納車待ちのお客様や、ご足労おかけ致してます方には過大なお時間を頂き、心苦しく思います。また、来る年2024年には装いを新たに、益々日本全国の皆様に自動車と人生をお楽しみ頂けます様に最善を尽くして参りたいと考えておりますので、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、今年最後となりましたスピードウェルの四方山ブログをアップさせて頂きたいと思います。最後は、なんと南国からの納車風景でございます。それでは、どうぞご覧下さい。

ラシーン ハンドル

プリミティブでミニマル

プリミティブは直訳すると原始的であって、ミニマルは最小限である。ラシーンデザイナー平林俊一氏のお話によると、ラシーンのデザインはそのような単語を使って説明を頂戴するのである。たとえば、メーターパネルは丸型の、それも一つずつが独立した3連メーターの様な形は、とても原始的であって、写真に写り込む内装(インストルメントパネル廻り)の造形は、丸型と四角型という最小限の形で形成されている。これぞプリミティブでミニマルなデザインの所以である。昨今の新車のデザインが悪いわけではないが、あまりにも無駄な造形が過ぎると感じているのは、わたしだけではないはずだ。

ラシーン 沖縄
ラシーン 沖縄

ラシーン JEF 沖縄

この度は、沖縄県豊見城市にお住いのY様の元へお届けにあがりましたラシーントラベラーをご覧頂きます。JAFではなく、JEFである。昔、整備士の先輩がJAFのことをジェフとそう呼んでいたので、わたしはジャフと言いたいが、ジェフをごり押しされるため、ジャフとジェフの間の発音をしてごまかしていた時があった。それは、自身もジャフという確証をつかめていなかったからにほかならず、しかしジェフではないという確信はあり、と四方山話が弾んでしまうわけであるが、沖縄のJEFはハンバーガーショップである。一昔前は、ドライブスルーで注文するとローラースケートを履いた女性がこの注文場所まで商品を届けてくれるというものであったらしく、現在はそのようなアメリカンな営業活動はされてはいないが、それでもルートビアがあるだけで貿易風は全開である。

ラシーン 沖縄

ラシーントラベラー 左舷前方姿見

ラシーンのデザインはリゾート感が漂う訳であるが、それはクルーザー(船)のようなボディーシェープにヒントがある。フロントフェンダー、リヤフェンダーとも外側の出っ張りがきつく感じる訳であるが、船の胴体のような中央が膨らんでいるからそう見える訳である。このままシュビムワーゲンのように後ろにスクリューを取り付けたら水陸両用車になれる素質さえ持っているように見える。

ラシーン 内装

ウッドハンドルにパネルラッカーフィニッシュ

今回のハンドルはナルディと双璧をなす、MOMO風のウッドハンドルである。パネルラッカーはアイボリーの艶消し仕立て。内張りや天張り、フロアカーペット等灰汁洗いを施し、美しい仕上がりを実現している。この灰汁洗いは20、30年の汚れを落とすもので、手前味噌であるが、この仕上がりは他を圧倒している。

ラシーン 内装

ウェル50クラシック ラシーン専用レザーシートの張替え

黄金比の分割によりデザインされた、ウェル50クラシックレザーシートの張替え。今回はシンプルに単色での張替えであるが、座面、座面中、側面、パイピングとそれぞれにカラーが選べる。また、生地素材は、世界一であろう素材を使用して張替えが行われており、他の安価なPVCレザーには100%劣る事はない。

ラシーン 沖縄

ラシーン 沖縄の海

リゾート地にプライバシーガラス(リヤスモーク)のクルマは必要無い。美しい海と空、そして鮮やかに咲き乱れる花。それらを感じる事が出来て、運転中も楽しいものである。

ラシーン 沖縄

ラシーンと記念撮影

この度はY様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。納車時に新品パーツが壊れるというアクシデントがありましたが、それらも含めまして、万全にメンテナンスさせて頂けまして感謝致しております。また、地元の素敵なお土産まで頂き、篤く御礼申し上げます。それでは、これからはラシーンと素敵な思い出を沢山おつくり頂ければ幸いです。

今年はコレマデ。

本日の名言

ちゅたみぃや、どぅたみぃ (人為や我為)

By沖縄の格言

人のためにすることは自分のためになるという意味でございます。

大阪府和泉市のN様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオ レストア

常若 トコワカ

パイクカーデザイナー、古場田良郎氏。「クルマを消耗品にしたくはなかったのです 」その言葉のデザインがこの写真からも滲み出ているとわたしは思う。来る正月14日で生誕36周年を迎えるパオ。工業製品で言えばおじいちゃんかもしれないが、レストアとよばれる常若の精神で若返りが可能である。純正のオリジナルの状態に戻す事も可能。カスタマイズを施して、たった一つのパオを製作する事も可能。現在の出雲大社のおおやしろでも江戸時代から60年に一度の大修理により現代でも木は生き続けている訳であるから、パオも35年に一度の大修理により、また長く乗り続ける事が出来ることだろう。

パオ レストア

パオトラディショナル レストア

この度は、N様の元へ納車されましたパオトラディショナル、レストアをご覧頂きたいと思います。内外装がかなりお疲れのパオちゃんでありましたが、新車のような雰囲気でお乗り頂けます様に製作さしあげました。

パオレストア

パオ レストア 内装

内張りや釣天井、フロアカーペットの灰汁洗い、さらに新調のマット。気になるプラスチックパーツの表面処理。新しい気分で操縦することが出来る。

パオ レストア

パオ レストア デフロスターグリル

エアコンの吹き出し口のすべてにリペアパーツを準備。特にサイドデフロスターグリルはお餅を焼いたように膨れている物が多く、スピードウェルのリペアパーツへ交換が行われる。

パオ レストア

パオ レストア 内張り

内張りは褪色もしくは日焼けにより変色しているところ、リペアが行われ、内張りのピン類はすべて新品に交換を行い美しいアイボリー色に。さらにインナーハンドル類のシルバーパーツもリペイント。

パオ レストア

パオ レストア

三角窓のゴムはもちろん、ドアの水切りモールやリヤクォーターのゴムモールもリペアが行われる。ドアミラー上下のシルバーパーツやビス類、ドアアウターハンドルや、クォーターガラスの蝶番も再塗装済み。

パオ レストア

パオ レストア ワイパー廻り

ワイパーカウルも取り外し、ワイパーのリンク自体も錆止めを行う。フロントガラスゴムも新しい。

パオ レストア

パオ レストア ウェルリプレイスメントマフラー

GEN5へとバージョンアップされたウェルリプレイスメントマフラー。アイドリング時の音量は純正同等であり、走り出すと小気味良い上質なサウンドが得られる。大人らしいマフラーである。

パオ レストア

パオ レストア ヘッドライト

ヘッドライト廻りやバンパー、グリル、ウィンカーなどそれぞれにリペアが施され、純正色に色入れが行われる。使用される塗料の拘りは半端ない。

パオ 納車

パオちゃんと記念撮影

この度はN様、PAOトラディショナルレストア納車、誠におめでとうございます。また、長くお乗り頂けますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

本当の美しさは、目に見えないところにある 。

日産フィガロオーナー必見☆純正オプションドリンクホルダーのリプロダクトを発売!!

フィガロ ドリンクホルダー
日産フィガロの純正オプション、ドリンクホルダーのリプロダクト品

日産フィガロオーナーは必見となります、純正オプションのドリンクホルダーをリプロダクト致しました。取付方法は至って簡単で、センターコンソールを装着している+ネジ4個を外してオーディオ下部とコンソールに挟み込むだけとなります。

日産フィガロの純正オプション、ドリンクホルダーのリプロダクト品

むかって右側(運転席)は350ml、500lm対応。むかって左側(助手席)は270mlカンサイズとなります。これも純正と同じ造り込み。

日産フィガロの純正オプション、ドリンクホルダーのリプロダクト品

正面裏側にはNISSANの文字が、ここまで含めてリプロダクトしてしまうと、問題が。今回の物は原型ですので、製品はバリ取りもおこないます。NISSANの文字はお楽しみに。

初回限定20個 価格は23800円+税

ご注文、お問い合わせはメール、info@speed-well.jp もしくはお電話にてお問い合わせください。

それでは、皆様良いクリスマスを。

沖縄県豊見城市のTINNYレンタカー様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

やちむん

沖縄のやむちん

やむちんではない、やちむんである。しかしながら、やむちんと言ってしまうのはわたしだけだろうか。やちむんとは、やきもの、の沖縄の言葉であり、現在では沖縄の民衆的工芸とも云われている。沖縄の民衆的工芸の出発地点は古く、しかしながら近代では沖縄県初の人間国宝、陶工の金城次郎が、民藝の父、柳宗悦や河井寛次郎、浜田庄司らに出会ったところから始まった民藝運動による民藝が盛んである。また柳宗悦の民藝運動のグループの中で、 芹沢銈介という染色工芸家が居る訳であるが、芹沢は同時に沖縄には行っていないと云われていたが、近年20世紀ハイツという目利きの骨董商が、柳宗悦、河井寛次郎らと共に芹沢が沖縄を訪問していた資料を発掘した。という話は民藝運動好きにはたまらない訳であるが、興味の無い人にはさっぱりである。ともあれ、現在の沖縄の焼物等には、多大な影響を与えた民藝運動。やちむんの里ではその名残を味わう事が出来る。

ラシーン 沖縄

ラシーントラベラー シダーグリーン

この度は、沖縄県豊見城市のTINNYレンタカー様にお届けに差し上げました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。今回は、ボディーは内外装レストアが行われ、沖縄県仕様としまして、熱対策、塩害対策等含めて製作差し上げました。

ラシーン やちむん

ラシーンと沖縄

パイクカーやラシーンは沖縄には良く似合う。せっかく沖縄に来たのに、日常のエコカーをレンタルしても何も楽しくない。パイクカーやラシーンに乗ればこそリゾート感を加速させることが出来ると言える。わたしが嫌いなのは、最近の車はすべて後部座席から後ろのプライバシーガラス。景色を楽しむ事が出来ないのである。今回のラシーンはなんどサンルーフまで装填されており、沖縄を満喫できるであろう。

ラシーン 沖縄

ウェル50スタンダード

今回は、レンタカーの仕様という事で、レザーの絞り模様が無い、鞣した革の仕様で張替えを行った。どうしても絞りの模様に汚れが付きやすい為、沢山の方に美しくご使用頂ける、そのような心遣いである。

ラシーン 沖縄

ボディー下部は塩害対応

美しく仕上げられたフロアーパン。SWはレストア技術を駆使して都道府県の気候に適したモノづくりを行っている唯一の企業である。北は北海道から南は沖縄まで、沢山の方々に大切に乗ってもらいたい。

ラシーン 沖縄

タイヤカバーの張替え

タイヤカバーも沖縄の温暖な気候に合わせて、高耐光の生地を使用。熱で縮むこともほとんどと言って無いだろう。今回はボディーもすべて塗装を行ったが、沖縄仕様のクリア仕上げも着いている。

ラシーン 沖縄

ラシーンとやむちん

石川県の金沢20世紀美術館で開催された、工芸とデザインの境目展にラシーンデザイナー平林俊一氏と伺った時のお話である。工芸とデザインは何が違うのかという問いに、より工芸的、よりデザイン的という言葉を使って、物事のベクトルを図るわけである。ラシーンのフェンダー部分はより工芸的、全体的にはモダンデザインというのがラシーンの位置づけであった。ラシーンのモノモノしさと、シュッとした感覚はこういう感覚により具現化されている。

ラシーン TINNY

TINNYレンタカーのT

この度はTINNYレンタカー様、ラシーン納車誠におめでとうございます。沢山の方にラシーンレンタカーに乗って頂き、沖縄とラシーン、そして人生の楽しみを味わって頂ければ幸いですね。気になる方は、是非ともTINNYレンタカーでラシーンをレンタルしてください!!

今日はコレマデ。

本日の名言

雲の上はいつも晴れ

沖縄は四季ではなく、二季というお話を現地の方に伺いました。

夏夏夏冬だと。青い海と空、しまんちゅぬたからですね。

価格据置き!パイクカースタッドレスの販売の巻

パイクカー

パイクカー専用スタッドレス販売

今年も師走となりました。東北地方は既に完売となっていますパイクカー専用のスタッドレスの販売を行います。

ブリジストンブリザック 155/80R12 スチールホイール付き

価格は61200円+税となります。

全国発送が可能でございますので、どうぞご検討ください。

愛知県田原市のM様 パオレストア納車おめでとうございます

パオ レストア

ヨミガエリの儀式

甦る、蘇る、ヨミガエル、日本語には同音の言葉は多い訳である。黄泉から帰ると書いて、ヨミガエルと読める訳であって、自動車においてそのヨミガエリの儀式はレストレーション、俗にレストアであり、それは護摩を焚き、100万遍経を唱え、、それは冗談であるが、沢山の工程を行い、元通りに組み上げて行く作業である。今回もまた、エンジン廻りのメンテナンスと共に、ボディーの内外装のヨミガエリの儀式を行い、愛知県は田原市のお客様の元へパオを納車さしあげました。

パオ

パオ レストア 完成車

この度は、愛知県田原市のM様の元へ納車差し上げますパオをご覧頂きたいと思います。エンジンやミッション、足回り等、メンテナンスが必要なパーツ、寿命が近いパーツは交換を行い、ボディーの内外装はレストア。34年経つ車には見えない!!そんなパオでございます。

パオ ドアミラー

ドア廻りの仕上げ

ミラーも上下の接続部のシルバーパーツも三角窓モールやドアサッシも、新車時の様子。ボディーは全て塗装が行われ、ブリリアントフィニッシュ。さらにコーティングまで行われる。

ワイパーカバー

ワイパーカウル廻り

ワイパーも、カウル内のリンク類も、フロントガラス、ガラスモールなども、全て取り外して、レストアが行われる。

内装

ダッシュパネル廻り

クーラーの吹き出し口の劣化もあり、デフロスタグリル等も交換。センターコンソールは表面処理を行い、黒さが増す。各シルバーパーツの塗装やリペアも行い、なかなかの味わいである。ココまで仕上げる事が出来るのはSW以外無いと手前味噌ながら自負している。

パオ
パオ

内装の仕上げ

内張りの仕上がりも美しい。さらに、すべてのプラスチックビス、ピンは新品に交換が行う事により、さらに20年30年と残る事であろう。内張りが付いた状態で見る事は出来ないが、ドアの内部も全て特殊なグリスにより注油済み。動きもすこぶるスムースである。

パオ

リヤ廻り

ランプ類もピカピカである。SWで施工されるランプのリペアは、レンズとなる樹脂の経年劣化した表面を落とし、さらにUVカットと耐候性を兼ねた塗料で仕上げられる。これは、販売車両すべてに着いてくる。

パオオーナー

PAOちゃんと記念撮影

この度はM様、パオレストア納車誠におめでとうございます。これからも長く楽しく、パオと共に人生を豊かにして頂ければ幸いです。この度は、長らくお時間頂き感謝申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

技術は長く、人生は短し 。

永久保存版!!日産パイクカーデザイナー 古場田良郎氏のBe-1の巻

遂に今年も師走となり、一年の締めくくりにかかるところでございますが、皆様如何おすごしでしょう。今年はパオやラシーンの販売、レストアも含めて気合を入れて年末まで走り続けますが、11月30日、日本自動車博物館へ日産パイクカーデザイナー、古場田良郎氏の愛車Be-1を寄贈なされるという事で、お手伝いさせて頂きました。今回は、ご一報を受け、Be-1をお預かり致しまして、ショーモデルとはいきませんが、動態保存チェックと、ホイール等純正化、長く鑑賞に耐えるようにボディーに手を入れて、最後の仕上げを差し上げました。1987の発売より36年、夢をありがとうございます。

Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル
Be-1 スピードウェル

こちらの撮影は11月21日。この後、日本自動車博物館へ搬送。11月30日には、日本自動車博物館に於いて、古場田良郎氏より博物館の館長へ受け渡し式を開催。スピードウェル社は古場田氏に同行させて頂き、その模様を撮影させて頂きましたので、改めましてご報告させて頂きたいと思います。

最後に古場田氏が思い出深く、ドアミラーのお話をお聞かせ下さいました。ドアミラーは左右対称ではない。助手席側のほうがボディー内側へ角度がついており、当時CADの技術はなく、すべて手書きで図面をおこさないといけなく、相当苦労した。

ココからはウェルの四方山。このお言葉を聞いて、わたしは一つ思う訳でありますが、やはり良い物、長く残るモノは出来上がるまでの熱量が多いという事。昨今のデジタル技術に進歩に合わせて、熱量は限りなく低くなっており、少なからずモノづくりと熱量という方程式は成り立つかもしれません。そういった事を感じながら、スピードウェルで製作させて頂いております、販売車両、レストア車両にはしっかり熱量を詰め込んで価値のある物に仕上げて行きたいと思う所でございます。

という事で、本日は、日産パイクカーデザイナー、古場田良郎氏の愛車Be-1をご覧頂きました。来年は日本自動車博物館90周年のイベントが御座います。こちらのほうでBe-1が展示されますので、どうぞご来場ください。

今日はコレマデ。

本日の名言

いつだって、偉大な先人達は

凡人達の熾烈な抵抗に遭ってきた

Byアインシュタイン

神迎祭 島根県出雲市のK様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

かみむかえ
神迎え

神迎え

神迎えの神事

11月22日に、出雲の稲佐の浜において、日本中いや、宇宙の八百万の神々が上陸して、杵築の大社に集まり合議が始まった。旧暦であれば10月がその神無月(かんなづき)、出雲だけは神在月(かみありづき)と云われるのがそれである。2週間ほど、神々が集う出雲の各神社では「神迎祭(かみむかえさい)」に始まり、「神在祭(かみありさい)」そして、全国に神々をお見送りする「神等去出祭(からさでさい)」が執り行われるのである。22日は夕刻7時、浜で御神火が焚かれ、注連縄が張り巡らされた斎場の中に神籬(ひもろぎ)が2本、傍らに神々の先導役となる龍蛇神が海に向かって配置され、神事が斎行される。神事が終わると、神籬は両側を絹垣で覆われ、龍蛇神が先導となり、高張提灯が並び奏楽が奏でられる中、参拝者が続き、浜から出雲大社への「神迎の道」を延々と行列が続くのである。この後、出雲大社神楽殿において国造(こくそう)以下全祀職の奉仕により「神迎祭」が執り行われた後、ようやく神々は旅(宿)社である東西の十九社に鎮まられる。という事で、ココで、本日の雑学であるが、神在祭りにふるまわれる御餅は神在餅(じんざいもち)と呼び、それが、京の都に近づくにつれ、じんざいから、ずんざい、ずんざいから今のぜんざいとなった。ぜんざいの発祥は出雲に有り。神在。である。

ラシーントラベラー

ラシーントラベラー ブラックペイント

この度は、島根県出雲市にお住いのK様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。漆黒のブラックペイントを施して製作されたラシーントラベラー。今回は、天皇家の御料車に使用されます、高貴なブラックで製作。これ以上ない漆黒のブラックをお楽しみ頂けます。また、フロントグリルは後期型にしてエレガントに。タイヤはホワイトリボンと、クラシックなイメージがとてもCOOL.

ラシーン パネル

パネルラッカーフィニッシュとウッドハンドル

メーターパネルは上質なノングロスの塗装を行い、ナルヂのウッドハンドルが鎮座いたします。この塗装の質感には特に拘りがあり、そんじょそこらの塗装屋さんには真似はできません。

ラシーン 内装

モケットシートの張替え

スピードウェルの内装の張替え。パオやラシーンの内装張替えは日本一の台数を誇る。昨今の安価な材料での張替えや、簡易的なシートカバーではなく、本物のシートの張替えにより、触り心地、乗り心地、雰囲気は最上である。今回はベージュのモケットシートに囲碁盤のようなデザイン、内外装において昭和の香りがプンプン。昭和テイストは古いとか新しいとかではなく、若者が支持するあたりを考えると、ある種普遍的なイメージに。内張りや天井など灰汁洗いを施し、新車のような仕上がりに。

ハードタイヤカバー ラシーン

ハードタイヤカバー

ラシーンの純正オプションであるハードケースのタイヤカバーをリペア。塗装もしっかり行い、さらにボディーと合わせてガラスコーティングを施す。Kオーナーの渋いセンスがボディーと共に光ります。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はK様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。長らくお待たせ致しましたが、超絶お喜び頂けまして、嬉しく思います。また、お土産も沢山頂き、この場をお借り致しまして篤く御礼申し上げます。

スピードウェルでは、日本一のラシーンの製作を目指しており、在庫も沢山取り揃えておりますので、ラシーンの購入の際は是非お声掛けください。

神在

神迎えの道に飾られる一輪挿しは出雲の風景である。今回は、その神迎えの当日に納車を行わせて頂きましたが、稲佐の浜では、沢山の市井の方がお参りにこられ、お祈りされておられました。世界では各地で戦争や紛争などがおこり、日本国では平和に暮らせる、ただそれだけでこれ以上ない幸せでございます。それでは、皆様と共に神恩感謝をお祈り申し上げます。

今日はコレマデ。