

明治維新とは聞こえは良いわけであるが、徳川の幕藩体制260年の天下泰平は未だ世界に類をみないのである。おりしも高市新内閣が発足し、新しい国造りが行われるかどうか、わたしは武田鉄也以上に期待はしているわけであるが、やはり戊辰戦争以前260年続いた江戸時代の社会構造はとても理にかなっており、その時代に憧れるのである。時に参勤交代は大名が通る道として整備され、宿場町はいよいよ活性化し、特に地方の経済が潤うという効能があった。たとえば、防衛相などは沖縄に移転し、東京は分相化。そして沖縄と東京を参勤交代。さすれば、地域の肌感も感じる事が出来、亜米利加に頼るところも少なくなるのではなかろうか。福島県には環境省、青森県には財務省。という様な事を、江戸時代はパッと行えたわけでる。それぞれの藩から江戸に行き来する事により日本中の肌感を大切に出来るシステムに悪い事はなかろう。というわたしの愚策はさておき、新撰組局長、近藤勇がこの流山で土方君と別れた後捕縛された事に、胸が犇めいた今日の一枚である。明治新政府の成れの果てが現国会であり、明治以前戊辰戦争まで、命と引き換えに泰平の世を夢見た大名や侍、日本人の魂はしっかり引き継いでもらいたいものである。

この度は、千葉県流山市にお住いのN様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。トップ画像をご覧いただければ、なにやら同じラシーンが2台。そう、N様は、以前別の専門店で購入されたラシーンから、SW謹製のラシーンにお乗り替え頂いたのである。

ボディーは外装をレストアを行い、フロントグリルも美しい。バンパーはボディーと同色とする事で、前回のラシーンの面影である。

前回のと比べるのは如何なものであるが、被せるタイプのシートカバーから、SW謹製のしっかりしたレザーシート張替えをおこない、ぶかぶか感も皆無。パネルラッカーフィニッシュの艶感なども拘り、ハンドルやシフトレバーなどもリペア。毛足の長いフロアマットを敷いて気分は上々である。

リヤマフラーには、ステンレス製のSWリプレイスメントマフラーを装着し、リヤビューと音質が高級化。下回りは少しボケて醜いが、サブフレーム、フロアーなど錆止め塗装がしっかり行われ美しい仕上がりに。

純正以上の塗装を目指してペイントの肌艶を整える。ホイールはアイボリーのタイヤカバーも準備したが、ホイールのブラックペイントも行い、見えないところまでしっかりカバー。タイヤカバーのカラーはしっかりパネルラッカーに反映されているという、細かな配慮がおこなわれている。

レストアやオールペイントが行われると、無くなってしまう、ラシーンのデカール。こちらのデカールはオリジナルを完全に再現。SWのインスタグラムより購入が可能である。

この度はN様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございました。また、お土産まで頂き恐悦至極に存じます。これからも長くお乗り頂ければ幸いです。
今日はコレマデ。
本日の名言
忘れてならぬものは恩義
聞いてならぬものは人の秘密
捨ててならぬものは義理
通してならぬものは我意
繰返してならぬものは過失
笑ってならぬものは人の失敗
ひとにあたえるものは人情
by近藤勇