大阪府堺市のM様 PAOレストア納車おめでとうございます

レストア前夜

レストア前夜

すでにタイヤは4本ともパンクし走行は不能。そして内装は雨漏りによりため池となる。あまりの高温多湿状態において全面カビで覆い尽くされ、土に返りそうな状態であった、レストア前夜のPAOである。こちらは、なんと20年という歳月放置されていたらしい。しかしながら、形ある物みな復元が可能ということで、今回はスピードウェルにお問い合わせ頂き、完全復活させましょうという事で、20年放置されたパオのレストアのプロジェクトが立ち上がった。

レストア前夜

シャコタンではない。

タイヤは車重に押しつぶされ、さらに潰れた形状で凝固しており、うんともすんとも、動かす事は出来ない。そんな状況からスタートする訳である。一つ救いであったのが、地面がコンクリートである事。これが土や砂利、砂場であれば湿気も多く、さらに草やツルなどに巻き込まれて、スタジオギブリの状態となる。それでは、ココから、復活していく瞬間をご覧頂きましょう。

レストア前夜の内装の図絵。

足元はスタジオギブリ化が進んでおります。フロアカーペットをボディーから剥いでボディー全体の洗いから始まりました。パオの天井はアイボリー色の吊り天井ですが、画像ではご覧頂けませんが、この時点で天井は漆黒の闇に包まれております。

パオレストア

足回りの図絵。

ホイールもリペアが行われ、タイヤも新品に。ホイールハウス、フロア下部も塗装が行われ、防錆仕様。

パオレストア

内外装のレストアが施され、フロアパネルからしゃっきりさせました。外装もまた新車当時のカラーに復元が施されピカピカに蘇りました。オーディオも当時のラジオカセットに置換。スピーカーなども調達され、調子は良い。フルオリジナルを目指して、各パーツを整えていきます。

パオ 内貼り

レストア後の風景。

端的にほぼ、新車の状態に。スピードウェルであればココまで復元は可能。

パオ レストア

レストアが終わり晴れて納車へ。

今回は、エンジンはタイミングベルト、ウォーターポンプ、オイルシール類の全ての交換。ホース類のすべての交換。クーラーの修理、発電機、セルモーター、冷却系、点火系の修理と交換。排気系はすべてリプレイスメントのステンレス製に。足回りは、ショックアブソーバー、ブレーキのオーバーホール、燃料ホース等の交換、ガソリンタンクの洗浄とすべてを取り外しての作業。

内装は全てを分解。そしてすべてをリペイント。さらに、クーラーの吹き出し口の交換、シートの交換、フロアマットの交換。各部の樹脂パーツのリペア、天井は灰汁洗い。外装は、すべてを分解してルーフレール、バンパー、グリル、ホイール、ワイパー、蝶番、アウターハンドル、ドアミラー、目に見えている個所はすべて塗装、さらに、ボディー下部の塗装、三角窓やフロントガラスゴムモール等の交換、リヤクォーターガラスゴムのリペア。細かなビス類はステンレスに交換して塗装処理。キャンバストップの張替え等。イタレリ。

パオ レストア

パオと記念撮影

M様、この度はパオレストア納車誠におめでとうございます。本当にお喜び頂けましてこちらも感謝致しております。早速、大阪から山口県までロングクルージング。乗れば乗るほど味わい深いクルマですね。これからも長くご使用頂けますように努力致します。

今日はコレマデ。

本日の名言

世界で最も素晴らしく、最も美しいものは、

目で見たり手で触れたりすることはできません。

それは、心で感じなければならないのです。

大阪府池田市のM様 PAOトラディショナル・オリジナルルック納車おめでとうございます

大阪万博

1970年の、こんにちは。

2025年には大阪では2回目となる万国博覧会が開催される。現在でもとても人気のある1970年のこんにちは、太陽の塔。云わずとも知れた、岡本太郎氏の作である。わたしが小さい頃、この太陽の塔の顔がとても怖くて、恐れていたが、子供ながらにいろいろな感情を与えてくれる太陽の塔は、まさに傑作であると言える。現在、過去、未来という顔の表現や、塔内には、当時地底の顔もあり、さらに生物の根源より現された創作物が溢れる。これはまさに生命そのもの。はてさて、「人類の進歩と調和」というテーマであった50年前の万博から、人類はどのように進歩と調和が行われたのでしょうね。

パオ

PAOと記念撮影

この度は、大阪府池田市にお住いのM様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナル、オリジナルルック(純正風仕立て)をご覧頂きたいと思います。M氏は某大阪の自動車会社の先行デザインがお仕事とあって、とても気になります。

パオ フロントフェース

オリジナルルック

より完全に新車時の風合いを求めて製作。いわゆるフルOGルック。アクアグレイの車体はカタログにも使用されている所により、これがTHE PAOというイメージであろうか。バンパーやグリル、ヘッドライトリムも全て取り外されて、純正よりも上質な塗料を使用して再塗装。エンスーから云わせてみれば、塗装を行った時点でオリジナルではない。という事になる訳でございます。

パオ

テールのしつらえ

テールランプはブリリアントフィニッシュの加工と耐候性を増したクリア塗装を行い、経年の劣化に強い仕上げ。バンパーはもちろん、ナンバー灯(通称ワシッパナ)もボディーと同色にペイント仕上げ。ホイールも純正仕立て。

パオ 内装

内装の張替え

純正シート仕立てに張替えは行いましたが、サイドからリアにかけてのカラーは女性らしい生成り色でアプローチ。その他はすべて純正に準ずる。

パオ内装
パオ内装

内装の風景

内装は灰汁洗いを施し、さらにリペア等も含めて製作は全車に着いてくる。サイドステップの仕上がりが、車体の美しさを物語っている。

パオ

PAOトラディショナル オリジナルルック

この度はM様、製作に沢山お時間を頂き、誠に有難うございました。末永くお乗り頂けます様に、アフターフォローも差し上げたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

金がないから何もできないという人間は

金があっても何もできない人間である。

by小林一三

大阪府堺市のS様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオ

埋め込みの時計

パオには時計は着いていない。パオに乗るなら、時間など気にしてはいけないという精神性をDesignで現している訳である。しかしながら、時は進み、あの頃は想像もしなかった、一億総スマートフォン社会へと変貌し、世界中の状況が瞬時に把握できるという時代に突入したことによって、時の概念が変わったのである。そこで、すくなからず時を感じたいというニーズがある。そして、スピードウェルが準備したのがデジタルではなく、少しずつ時差も生まれる、アナログ時計である。これであれば、穏やかに時計を観る事が出来ると思う。たまには調整してあげて、そんなファジーな感覚は、現代人の疲れを癒す特効薬となるであろう。

パオ

PAOトラディショナル 左舷前方姿見

この度は、大阪府堺市にお住いのS様の元へ納車されましたPAOトラディショナル、フルレストアをご覧頂きます。ボディーは美しい純正アイボリーに上質なマテリアルを使用して塗装が行われ、エンジン、ミッション、足回り、エアコンなどに細かく手を加え、内装等も素材を吟味して製作が行われました。

フロントフェース

フロントフェース

バンパーやグリル、ヘッドライトのリム、さらにウィンカーレンズなどもリペアが施され、まったくもって手前味噌であるが新車のような佇まい。

パオ内装

ナルディなハンドル

昨今ヨーロッパのウッドショックによりナルディクラシックウッドが製造されていないという、ナルディショックがあり、今回はナルディなハンドルである。しかし、色目もとても良く、価格もリーズナブルでSWのオススメである。

シフトカバー

MTシフトカバー

マニュアルシフトのカバーは本来グレイ色であるが、今回はシートのパイピングに合わせて、ダークブルーの生地であつらえた。素材感もとてもCOOL.

パオ シート

SPEED LEATHER 60 Design

こちらも最上位の張替え生地を使用して仕立てられた60デザインシート。肌触りは勿論、経年の劣化にも対応した素晴らしいシートである。そして、この生地はまず他では手に入らない。

パオ マフラー

ウェルリプレイスメントマフラー

5ZIGENと共同開発を行ったリプレイスメントマフラーは、改良に改良が加えられ、高度に洗練。センターマフラーにも吊り下げ用バンドを使用し、さらに高耐久化を実現した。大人らしいヨーロピアンサウンドを楽しみたい方には是非。

ということで、本日は大阪府堺市のS様のPAOトラディショナルをご覧頂きました。S様、ご用命頂き誠に有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

人間にとって成功とはいったいなんだろう。

結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、

努力したかどうか、ではないだろうか。

by岡本太郎