Post date / 2024年11月1日

兵庫県たつの市のH様 PAOトラディションナルレストア納車おめでとうございます

播磨の斑鳩寺
播磨の斑鳩寺
斑鳩寺にパオ
斑鳩寺にパオ

播磨の斑鳩
聖徳太子はいた、いなかった、などと訳の分からない論者もいるわけである。しなしながら、聖徳太子の痕跡は日本の仏教施設に色濃く繁栄されており、いない訳があるまい。その兵庫県の播磨地方は聖徳太子が天皇より賜った後の荘園であり、平安時代になって斑鳩寺が創建された訳である。SWのある大阪の羽曳野より東南の山を望むと、大阪の太子町があり、聖徳太子はその町の叡福寺という寺に埋葬されている。奈良には法隆寺、大阪には四天王寺、印度からはじまった仏教は大陸を通過し遣隋使によってもたらされ、この極東で1400年受け継がれているのである。

パオをたつの市に納車
パオトラディショナルレストア

この度は、兵庫県たつの市にお住いのH様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルレストアをご覧頂きたいと思います。アクアグレイに内外装を再度塗装を行い、美しく仕上げたボディー。ボディーは上面だけでなく、下面もしっかり塗装がほどこされており、錆止めもおこなわれている。さらに外板、内板の内部に蓄積した埃や砂なども時間をかけて取り除き、湿気により内側より錆びが出る事を防いでいる。

日産パオの内装
パオのダッシュパネル張替え

今回も、ダッシュパネルの上下面の張替えを行い、さらに左右のクーラー吹き出し口、サイドデフロスタグリルをSWのリペアパーツで補完。正面はどこよりも美しくないといけない。

パオのシート張替え
60デザイン シート張替え

ウェル60デザインで可愛らしいピンクとアイボリーのツートーンでの張替え。運転席は助手席よりも座面を少し硬く製作し、長時間のドライビングに疲れにくい仕様に。

スピードウェルが販売を行うパオ
PAOトラディショナル右舷後方姿見

どこから見ても可愛らしいが、斜め後ろからの姿見が特に好きな人が多い。

パオを兵庫県たつの市に納車
パオと記念撮影

この度はH様、PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます。長らくお時間を頂きましたが、新車のようにお喜び頂き感謝申し上げます。また、うまいか、お土産有難うございました。これからも末永くPAOをよろしくお願い申し上げます。

ということで、オーナー様のお店の紹介である。

ねこカフェ
ねこカフェ

現在はたつの市でねこカフェを経営されておられますが、人気のようで姫路市に移転の予定という事で、ぜひ癒されたい方は当ねこカフェにご来店くださいませ。

今日はコレマデ。

本日の名言

我必ず聖に非ず、彼必ず愚かに非ず、共に是れ凡夫ならくのみ

by聖徳太子

私が聖者であるわけではない。彼が愚かであるわけではない。お互いに凡夫でしかないのである。

意見が対立しても、お互いが凡夫である事を自覚し、偏った考えにならないようにとのこと。

Post date / 2024年10月30日

島根県松江市のK様 ラシーンレストア納車おめでとうございます

松江城 国宝
国宝松江城
小泉八雲
小泉八雲旧居

日本の面影
今もなほ日本の良き時代の面影を残す出雲地方。東京からはサンライズ出雲、瀬戸という寝台列車のみが現在夜行運行されているという事からも伺えるように、その日本の美しい面影を感じる事が出来る所である。わたしは、雅楽という日本の伝統、そして宮廷音楽を嗜んでいるわけであるが、ある日この松江城内から小泉八雲旧居に向かう小道を歩いていると、美しい笛の音色に遭遇した。すこし足を止めて耳を傾けると、どうやら五常楽という雅楽曲を演奏しているらしく、わたしはとっさに鞄から篳篥を取り出し、そのどこからともなく風と共に聴こえてくる笛の音にアンサンブルしたのである。少しの時間ではあったが、とても優雅なひとときを楽しませてもらったものである。このような思い出はいつまでも美しく心に残るものであるが、これは特別な話ではある。しかしながら日常でも自然に目をやると初めて見たり、気付いたり、感動することは山ほどある。昨今市井の人はどこにいてもスマホと睨めっこ。スマホの中のデジタル世界だけで生きているような気がするのである。いわゆるデジタル全盛時代に、それらをいったん仕舞って、朝焼けにたなびく雲や、燦々と輝く太陽、そして美しい夕日、その日にしかあじわう事の出来ない景色を感じる事はとてもリッチなことであると思う。わたし達は今一度、スマホから遠ざかってみては如何だろう。ラシーンやパオに乗る方々にはそれが出来るはずだ。

ラシーンをお届けに島根県の松江に
ラシーンと松江城
ラシーン 松江
ラシーン 国宝松江城

この度は、島根県松江市に納車さしあげましたK様のラシーンと松江の風景をお届け致します。K様のラシーンはエンジンやミッションからのオイル漏れが酷く、すべてを取り外し、組み直しバランス調整を行いました。補器類なども新品に交換を行い、これから長く乗れる仕様に致しました。またプロペラシャフトもリビルド。

ラシーン 松江
ラシーンと記念撮影

この度はK様、ラシーンレストア納車おめでとうございます。ボディーの加工等、目に見えないところも行いましたので、今後もラシーンを大切にして頂ければ幸いです。この度は、誠に有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

客の麁相は、亭主の麁相なり、亭主の麁相は、客の麁相と思ふべし

by松平不昧

Post date / 2024年10月25日

自動車専門誌『driver』12月号にパイクカー(PAO)の今が掲載!!

崇高な自動車専門誌『driver』にパイクカーの今特集がBe-1に続き、PAOが掲載。今回も、前回に引き続きスピードウェルにお集まりいただきましたお客様のPAO(ワンオーナー)を基に撮影が行われました。特集ページは4ページもあり、当時のデザイナー話も読みごたえ有り。これからPAOを購入したい方も、現在PAOオーナーの方にも気になる情報が掲載されております。ドライバー12月号は、最寄りの書店もしくはアマゾンよりご購入くださいませ。

スピードウェルが掲載

Be-1より始まったパイクカーの今は不定期で掲載ではありますが、次はFIGAROであります。最後に、RASHEENも掲載されますので、随時情報をアップ致します。

今日はコレマデ。

Post date / 2024年10月23日

福井県福井市のY様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

北ノ庄城
北ノ庄城

信長亡き後、だれが主権を握るのか、真っ先に動いたのは羽柴秀吉であった。秀吉は備中高松城を水攻めしている最中に明智光秀の謀反により信長が討たれた事を知ったのである。そして、5日というとてつもない速さで大阪と京都の境、俗に言われる天下分け目の天王山まで戻り、明智光秀を討ち取ると、さらには、柴田勝家まで討ち取る訳である。最後は勝家に嫁いだお市(信長の妹)も勝家と果てた、というのは史実である。この泰平の世には考えられない物語が日本には山ほど存在する。現在を横軸に見ると、歴史は縦軸であり、その縦軸をパオに乗って旅をするのも浪漫である。

福井県にお届け致しました日産パオ
パオトラディショナル 右舷前方姿見

この度は福井県福井市にお住いのY様の元へお届けにあがりましたPAOトラディショナル、レストア車をご覧頂きたいと思います。ボディーはオリーブグレイに内外塗装を行い、下回りは錆止め塗装の仕上げ。ミッション車両という事で、良く使用する3、4rdのハブギヤもSW謹製へと交換が行われ、すこぶる快調に。ギヤの製作に多大なお時間を頂きありがとうございました。

レイヨットフォグランプ
レイヨットフォグランプを装填

フロントフェースには純正仕様のシビエやボッシュではなく、エゲレスの片田舎の納屋より出土したデッドストックのレイヨットDL91を装填。

フォグランプをつけたパオ
DL71フォグランプ

フォグレンズはもちろんグラス製。手術室のライトのような縦スリットが超COOL。中央部は傘が着いていて光らない形。霧が出なくても、着けたくなる。

パオの内装
マグノリアクロックを装填

昭和のクルマにはオーディオではなく、クルマ自体に時計が埋め込まれていたものである。それも、時計だけが埋め込まれ、高級車などはそれらしい佇まいであった。しかしパオには時間を忘れて欲しいというデザイナーの意図により時計無というデザインであった。にもかかわらず時計をつけるには、まさしく純正であるような雰囲気でないと成立たない。ということでエゲレス製のマグノリアクロックの文字盤をリダンを行い、メーターの左側に埋め込む。

パオの内装張替え
パオの内装張替え

レザーとファブリックのハイブリッドで製作された純正デザインシート。ドンゴロスのようなざっくりした生地風にツイードを使用している。運転席の座面は純正より少し硬くすることにより長時間の運転も疲れにくし。SWではその見えないところの配慮を大切にしている。

パオを福井県福井市のお客様に納車
パオと記念撮影

この度はY様、PAOトラディショナルレストア、納車おめでとうございます。ミッション車両という事で、すこぶるメンテナンスを行いましたので、長くの使用に耐えると思います。末永くパオちゃんを愛して頂ければ幸いです。また、お土産まで頂きこの場をお借り致しまして御礼申し上げます。

という事で、Y様のお父様はなんと福井一のテニスラケットのガット張りの名手ということで、
お店にお邪魔しました。

テニスラケットのガットを張る最新鋭の機械。機械自体はガットを張るわけであるが、そのラケットのたわみを見据えて丁度良いところで張らないと、均一にはならず、まさに職人の業であります。

grancha

水曜日は定休日となります。

テニスを愛する方には是非ともgranchaにご来店くださいませ。

今日はコレマデ

本日の名言

夏の夜の 夢路はかなき あとの名を 雲井にあげよ 山ほととぎす

by柴田勝家

Post date / 2024年10月10日

和歌山県西牟婁郡のI様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

和歌山のPAOの前でパオの撮影
白浜のパオの前のパオ

モンゴルの草原にたたずむパオ、と言えばこのような風景であろうか。という事で、白浜あたりのとれとれ市場近くにあるパオ群の前で本日は撮影であるが、日産パオにまつわる、遊牧民族が寝泊まりする移動式住居パオ(ゲル)が名の由来である。いつもSWにご来店になられるお客様に日産パオのグリルに装着されたエンブレムの左右の形状についてクイズを出すわけであるが、羽?が一番多い答えである。二番目に貝殻。これは実に遊牧民の移動式住居をデザインしている訳であって、またフロントグリルは網焼きグリルであり、ヘッドライトはお皿(ボウル)になり野営が出来る。馬に乗って風を感じるがごとく、三角マドにて風を感じ、室内はパオの絨毯や敷物にあるドンゴロス調の内装と、冒険というテーマに則しながら素晴らしいデザインが施されている訳である。日産パオ、知れば知るほど所有欲が湧く事であろう。

和歌山県西牟婁郡にお住いのお客様に納車したパオ
日産パオの風景

この度は、和歌山県西牟婁郡にお住いのI様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます。今回もボデーはレストアが行われ、マニュアルミッションはスピードウェルで開発が行われたギヤを組み込んでオーバーホールも行い、バランスよく仕立てて製作がおこなわれた。

パオの内装
パオにフィガロのステアリングを装填

良イタイミングデ エメラルドノ フィガロステアリング ヲ調達シ候。オリーブグレイ ノ パオ ニ装填ス。
純正ステアリングも素晴らしいデザインであるが、一癖あるフィガロのステアリングもホーンボタンとボディーカラーを合わせればよく似合う。

パオの内装
パオの内装張替え

SWでは、販売車両のすべてにシートの張替えが着いてくる。レザー生地がスタンダードであるが、別途モケットやファブリック生地に変更も可能である。また、ファブリックプラスレザー等、ハイブリッドでの製作も可能であり、カラーも日本一の量で行っている。

パオ MT仕様
パオMT仕様

ナビゲーションを装着するに当たり、純正オプションであるオーディオラックにて装填。パイプに側面がパンチングというのが何ともナウい。

パオ用ステンレスマフラーを装着
ウェルリプレイスメントマフラー

5ZIGENと共同開発、名機ウェルリプレイスメントマフラーである。純正品よりも上質は素材をふんだんに使用し、排気効率と音色を追求したGEN5。このマフラーは不偏的である。ご注文はマフラーページへ。

パオ 塗装
パオのフロントフェース
パオのテールエンド
パオのテールエンド

フロントフェースとテールエンドである。今回は、バンパーをアイボリーに塗装を行い製作。パオの雰囲気を損なわず、色味を調整する事に尽くした。

パオと記念撮影
パオと記念撮影

この度はI様、PAOトラディショナルレストア納車誠におめでとうございました。長らくお待たせ致しましたが、お喜び頂け嬉しく思います。マニュアルの操作に少しずつ慣れて頂き、是非とも素晴らしい相棒に。

今日はコレマデ~

本日の名言

われ14歳のことがまたあるか。

by徳川頼宜

14歳の時に紀州初代藩主頼宜公が発した言葉である。

今は今しかない。わたし達も今を大切にしないといけませんなぁ。