Post date / 2012年8月4日

徳島県阿南市のM様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

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silhouette/シルエット

視覚芸術の一形式であり、伝統的には横顔のポートレイトを黒い影によって表現する。

横顔が描かれるのは、それが顔の骨格につよく依存しているためで、老化や体重の増減、

病気などによって変化することがほとんどなく一番解りやすいからなのである。

しかし昨今のクルマでは、なかなかその縦、横、斜めのシルエットのどれをとっても

他のクルマと簡単に見分けが付きにくく、あたしはラシーンを撮影することにしたら

これはラシーンだと一発でわかる所がラシーンのデザインの良いところである。

※「シルエット」の語は、フランス王ルイ15世の財務大臣エティエンヌ・ド・シルエットに由来する。

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ラシーントラベラー 前方正面姿見

本日は徳島県阿南市にお住いのM様の元へお届けにあがられた

ラシーントラベラー(サンドベージュ色)をご覧頂く。

ラシーンのサンドベージュ色といえば、平成9年にマイナーチェンジが施されてから

発売が開始された訳だが、そのマイナーチェンジ後を後期モデルと位置づけており

後期モデルでは一番人気のあるカラーがこのサンドベージュ色なのである。

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ナルディ『60アニバーサリーリミテッド』

こちらのナルディは現在発売されている復刻モデルではなく、

あたしが当時物を探しに探して古くに手に入れたものを大事にしまっておいたものを

オーナーM氏が特にこだわっておられたのでお譲りした物。

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ナルディ『60アニバーサリーリミテッド』

またまたアニバーサリーモデルをご覧頂くが、

ハンドルスポーク部にはローレット加工で装飾がほどこされており、

にぎり手自体がかなり細身で何とも美しい仕上がりをしている。

このモデルは車に装着するのもよし、応接間などの壁にかけて

見て楽しむことも可能だから、一生モノである。

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謹製ウェル帆布 50スタンダードレザー

ラシーンには人気の50スタンダードデザインシート。

シート一面を一色で仕上げるところが玄人感満載であり、

小粋にパイピングをボディー色と統一している。

シートのカラーはオーナーがここぞとこだわる場所であり

イメージ通りに仕上れば気持ちが良い物だ。

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謹製ウェル帆布 50スタンダードレザー ポケット無し

シート背面にはポケットの有無の選択が可能。

今回はそのポケットが無い形をご覧頂く。

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ラシーンちゃんとM様をガシャ!!

この度はM様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。

末永くお乗り頂けることをお祈り申し上げます。

今日はコレまで。

本日の名言

人生とは出会いであり、

その招待は二度と繰り返されることはない。

まさしくその通りですなぁ。良い人には良い人が必ず集まります。

そして相乗効果でどんどん人生も良くなってゆくことでしょう。

Post date / 2012年8月2日

石川県能美市のY様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

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シグナルランプ

情報を伝達するために記号化、符号化したものがそれであるわけだが、

PAOのテールには3つのシグナル(制動、曲折、後退)を知らせるランプが

それぞれに一つずつ、そして行儀よく配置されている。

昨今のクルマはコンビネーションランプ(それぞれが一つにまとまった灯火)が一般的であり

あたしが知る限りでは4トン以上のトラックもしくは旧い亜米利加車などが

そのPAOと同じふうに当てはまる。

奇しくもPAOのキーワードの近くに、トラックやアメリカなどのイメージが

見え隠れしていることから、これは偶然ではなく必然的にPAOのテールランプの

デザインは丸型で、そして一つずつであったと予想するのはあたしのこじつけである。

しかし、このテールランプ一つの造形を詳しく見ても、素晴らしいデザインが施されており

それは横側から拝すれば解りやすいのだが、ただ丸く盛り上がっているわけではなく、

それらは山のようにしゅっと盛り上がったと言えば良いだろうか、

ちゃんとデザインが施されているのだから、やはりPAOは美しいのである。

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PAOトラディショナル 斜め前方姿見

さて、今回は石川県能美市にお住いのY様の元へお届けにあがられた

PAOトラディショナルを皆様にご覧頂く。

巷ではブルーとか水色とかアクアブルーとか色々な云われ方をしているが

仏蘭西人が仏蘭西の植民地(亜米利加)で気さくに乗るという開発当初にあった

一つのキーワードから連想されるそのPAOの代名詞的カラーの名は

正式にはアクアグレイと言う。日産カラーコードナンバーは『FJ0』である。

※『FJ0』 エフ ジェイ ゼロ と読む。

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謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー

ボディー色に合わせて張替えられ自動車の黄金時代を彷彿とさせる往年のカラーリング。

ダッシュの上下もそれに合わせて張替えが施され、これは亜米利加の方程式か、

ハンドルコラムやセンターコンソールなどもアイボリー(象牙色)にラッカーフィニッシュが施されて

仏蘭西人が東海岸の植民地から西海岸に移住したと言えば話は繋がる訳である。

※ヘッドレストは撮影後装着はなされている。

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謹製ウェル帆布 キャンバストップの張替え

PAOにはキャンバストップと標準ルーフ(鉄板トップ)が存在する訳だが、

多くはキャンバストップモデルであり、24年目を走行するPAOにとって

張替えは必要不可欠奇妙奇天烈摩訶不思議南無大師遍照金剛であり、

とすこし言い過ぎたがせっかく張り替えるならと、

スタンダード生地にデラックス生地、さらにはジャーマントップと

生地は3種類から選びそれぞれにカラーもお選びいただけるのだから面白い。

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Y様とPAOちゃんをガシャ!!

この度はY様PAOトラディショナル納車、誠におめでとうございます。

末永くお乗り頂けますよう努力して製作いたしました。

ずっと相棒にしてあげてください。

今日はコレまで。

本日の名言

この世を動かすのは希望である。

byマルティン ルター

そう、そのすべては希望により動いているわけでありますから

かならず希望は持ち続けて生きてほしいと思います。

Post date / 2012年7月31日

愛知県名古屋市のT様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

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装飾

一般には物、建築、身体等を装い飾ること、またそれに用いる飾りであり

特にそれ自体が機能を持たず視覚的美感に訴えるものをいう。

このように花を車内に飾るという感覚はとても面白く

(近年ではニュービートルが一輪挿しをメーター横に備えつけられていた)

そんな余裕のあるお洒落さに無頓着なあたしは、

はたしてお家でも花を飾るということがないのだから想像を超えているわけだ。

だがしかし綺麗な花は誰しもが視覚的美感に直接訴えかけられるものであるから

元々お洒落なクルマに飾ることにより、さらに大脳にある中枢を刺激させ

美的快感をあじあわせてくれるというわけだ。

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PAOトラディショナル 前方正面姿見

この度は愛知県名古屋市にお住いのT様の元へお届けにあがられた

PAOトラディショナルをご覧頂きたい。

カラーはオリーブグレイ、天井の形式はキャンバストップと、アクアグレイのPAOの次に

販売台数が多い物として認知されている訳だが、現在はこのカラーも

アイボリーやテラコッタに次ぐ数の少なさである。

とても落ち着いた印象のあるそのカラーリングとは裏腹に内装はアイボリーで

ラッカーフィニッシュを施し、可愛らしいPAOに仕上げられた。

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モトリタレザーハンドルの革巻き替え

内装のカラーリングと同じ雰囲気でレザーの巻替えが行われたモトリタハンドル。

ハンドルには特にオーナーの気持ちも入る所であるから納得のいくまで

やり直してやっとこさ造りこんだものである。

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通称=よだれかけ

傷の付きやすい場所などにその上から掛ける物である。

特にドアの内、ポケット周辺はスニーカーの先をチップすることが多く

傷というよりかは、靴の色が付着してしまい清掃しても落ちないのだから

このよだれかけはとても重宝するコトだろう。

マジックテープで装着は完了し今後はSWの新商品として発売するかもれない。

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謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー

オーナーのこだわりのカラーリングで仕上げたインテリア群。

色々な小物を置いて楽しむのが醍醐味である。

※ヘッドレストは無いが必要であり、張替えて製作されている。

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マグノリアクロック&スタータボタン

PAO用に造り替えが施されたマグノリアクロックはあたかも純正であるかのように

メーター左舷に鎮座し、左からキャンバストップ、リヤガラスの熱線、

そしてメーターを挟んでハザードというスイッチの流れを利用し

一番左脇にはスタータボタンが配備された。

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スイッチ類の説明書き

オーナーの奥様に解りやすくするために、書かれたスイッチ類の説明書き。

テプラなどで製作し貼り付けるコトもあるわけだが、これは昔のカセットテープ時代に、

カセットのカバーに描ける文字用のモノを使用し綺麗に印字したものである。

平成生まれの方々にはないローテク技術が存在する。

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ピラーミラー

旧くはサイドミラーが法規では不要であったころ、自動車にはサイドミラーが着けられて

販売されていなかった事から、その当時のオプションであったピラーミラー。

ドアやAピラーにしがませて装着する物が主流でありそれをPAOに取り付けたものである。

現在も退役することなく補助鏡として取り付けられているところがとても可愛らしい。

※当時とは1950~60年ゴロ。

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ルーカス製 ヨーロピアンナンバープレート台

PAO純正のナンバー灯をスムーシングしルーカス製ナンバープレート台を

今回はセットアップ。ナンバーの左右からの光源はうっすらぼんやりしており

特に夜のクルーズ時に後方車両の方がうっとりするから面白い。

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T様とPAOちゃんをガシャ!!

この度はT様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。

エンジンも新品で製作致しましたので、末永くお乗り頂ければ幸いです。

今後共どうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレまで。

本日の名言

当たって砕けよ

これは素晴らし名言でありますなぁ。

もともと砕けても当然としているところが潔く、とても美しい。

とにかく何でも挑戦し、砕け散って何かをつかめばそれでよいものでありましょう。

Post date / 2012年7月25日

和歌山県和歌山市のK様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

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機能美

余分な装飾を排してむだのない形態・構造を追求した結果、自然にあらわれる美しさ。

それが機能美であるわけだが、無骨なカンガルー避けに丸いフォグランプ、

その部品一つ一つに対しての素材のどれをとっても自然の美しさが感じられる。

昨今の日本のクルマにはこうした機能美という美しさがほぼほぼ無いように思え

あたしは少しさみしいような気がする。

使い捨てのデザインなど俗に言われるようなただその時だけ売れれば良いという

発想が根底にあるデザインは見ていて疲れるのはあたしだけだろうか。

その点、こうしたラシーンの機能美は往年と呼ばれるにふさわしい存在だ。

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ラシーントラベラー 斜め前方姿見

本日は和歌山県和歌山市のK様の元へ納車されたラシーントラベラーを

ご覧頂きたいと思う。

外装は背面のタイヤカバー以外には至ってフルオリジナルの状態で製作が行われている。

ラシーンではカラーによって、前期モデル、後期モデルと分別することが可能であり、

イエローは前期モデル(平成6年末~平成8年末)のみ販売された。

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謹製ウェル帆布 50スタンダードレザー ツートーン

オーナー独自のセンスにより張替え生地が選ぶコトが可能となる

謹製ウェル帆布のレザーシートの張替え。

一脚ずつの張替えであるから一般的にある被せるタイプのレザーシートのようなぶかぶかした

感覚はなく、とても上質に仕上げられる。

さらに、使用する生地はメイドインジャパンであり、この点は他のレザーシートとは

一線を画した洗練された耐久性と美しさなのである。

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ラシーントラベラー 後方正面姿見

背面のタイヤカバーはモカブラウン色にパイピングがボディーと

同色のイエローで仕上げが施され、何とも可愛らしい存在に。

スピードウェルでは背面のタイヤカバーを何枚も購入される方もおり

気分に応じて交換するのも楽しい物である。

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K様とお友達とお子様方とラシーンをガシャ!!

この度はK様ラシーントラベラー納車、誠におめでとうございます。

山に海に、あちこち思い出を作ってもらえれば幸いです。

今日はコレまで

本日の名言

子供はみんな芸術家だ。

問題は、大人になってからも、

どうやって芸術家でいるかである。
byパブロ・ピカソ

大人になればいろんな縛りがあり、なかなか子供のような大胆な発想は

し難くなりますが、子供になれっと言っているわけではありません。

どれだけ柔らかい考え方が出来るか、頑固はご法度ですなか。

Post date / 2012年7月23日

パオのメカニカルチューニングサウンド

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オーバーヒート

人は何かと熱中しすぎるとオーバーヒートするものだ。

時に男というものはオーバーヒート気味であることに快楽を覚えてしまう事さえある。

それはあえていうと子供のような、とか幼稚なというような言葉で比喩されることが

あるわけだが、なかなか男というものは大人になれずにいるからずっと子供なのだ。

それでは今回は2012年7月15日に岡山国際サーキットで開催された

Tipoオーバーヒートミーティングでのパオ1100㏄エンジン『MA11SW型』の

メカニカルチューニングサウンドの一部をYouTubeにアップしたので、ご覧頂くコトに致そう。

1100㏄にボアアップが施されたパオのエンジン。

吸気系には往年のレーシングキャブレーター『ウェーバー』が鎮座し

その小気味良いウェーバーの吸気サウンドがサーキットでは人気者に。

Tipoオーバーヒートミーティングは今年で2年目の参戦ということで

チューニングの真価が問われる時期が来たようだ。

そして今年はもう一台が同じくして参戦するコトとなった。

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マーチレース6年連続タイトルカー (お抱え運転手は度胸がない)

スピードウェルでは今年はマーチとパオの2台でレースに参戦。

こちらの車両はあたしの恩師である城野氏が手掛けた日本一速いマーチである。

城野氏はニッサンのニスモのメカニックなども務めたが、なんとF1のメカニック。

どおりでマーチが速いわけだ。

そしてどういう訳か城野さんの宝物をあたしが預かるコトとなり

スピードウェルで出走の整備を終えて約20年ぶりにサーキットに復活させるコトとなった。

サーキットでは、この車両を当時から知る人も多く、皆が眼を輝かせ覗きこんでいたから

よっぽど人気のあるマーチであることがそこでようやく理解が出来たのである。

今後は年に1度だけTipoのレースに参戦するコトと、動体保存をココで皆に約束した。

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マシンの総合テストを終えた。

本日はその速報とまではいかないが、Tipoオーバーヒートミーティングの出来事を

少しご紹介させて頂いた。当日は皆様のご支援もあり事故もなく終えるコトが出来ましたので

この場をお借りいたしまして厚く御礼もうしあげます。

また、スピードウェルではこうしたレースに参戦することにより、

部品の性能を試験しより良いアフターパーツ造り、整備の技術向上などを

目標にいたしておりますので、臨時休業はご理解のほどよろしくお願い申し上げます。