Post date / 2023年1月27日

日産ラシーン プロペラシャフトをオーバーホールするの巻

ラシーン
46万キロ走破

46万キロ走破したラシーン

そう、10年10万キロと謳われて、乗り換えをするのは少し馬鹿げた話である。まだまだ使える物であっても、買い替えたいという気持ちも解らなくはない。という前置きは必要であるが、しかし気に入った物を修理を行いながら、長く使用するというのは美徳である。今回のラシーンは実に46万キロ以上を走りぬいた兵。各部の修理も都度おこなわれているが、遂に日産でも修理が不可能という個所も、修理を可能とするべく、今回は、プロペラシャフトという、後輪に動力を伝えるシャフトのオーバーホールをご覧頂きたい。

ラシーン

ラシーンのプロペラシャフト

中央の黒い棒がプロペラシャフトと言われる物である。ミッションから後輪へつながる、デファレンシャルに動力を伝えているのである。走行中はスピードに応じてクルクル回転しているのであるが、3か所に不等速ジョイントという稼働部があり、その中にあるベアリングの不良によりガタがでてしまい、ラシーンでは特に40㎞以下のスピードでフロア下部よりカチカチと音がするようになるのである。ほっておくと最終的に不等速ジョイント部で千切れてシャフトが脱落し、走行中に地面に刺さってえらい事にもなりかねない。そうならないようにスタビライザーが左右に張って、完全に脱落する事は滅多とないであろうが、そこまで壊れてしまってからでは修理は出来ない。

不等速ジョイント

不等速ジョイント部

ジョイントの十手を取出し、新たに装着するベアリングには一部にグリスアップ用のニップルを新設し、以降車検時にグリスアップすることによって、高寿命化を実現。純正以上の仕上げである。

不等速ジョイント

加工痕が見れる。

なんと、純正は修理が不可能な仕上げをおこなっており、それをわざわざ粉砕してから、総替えを行うという手間隙のかかるリペアである。また、修理後はバランス取りも行い、しっかり調整をおこなっている。

センターベアリング

センターベアリングも交換。

ドライブシャフは2か所でボディーに宙づりされており、そこには空気ばねの入ったベアリングによってボディーにマウントされている。

ということで、車検で不適合となるラシーンも昨今多くなってきたという事で、修理の際は、一度お声かけください。

今日はコレマデ。

本日の名言

今の時間を大事にできない人は

未来の時間もきっと大事にはできない。

by平尾誠二

Post date / 2023年1月22日

日産フィガロ オープントップの張替えの巻

フィガロ

フィガロのオープントップ

重量は20㎏を超えるであろうか。フィガロのトップは幌以外はほぼ金属で出来ている。ガラスが入るパネルも枠はスチール製でありその内側よりポコポコと膨らんできている様子がうかがえる。これはまさに裏側のスチールが酸化して錆びている証である。まずはボディーからトップを取り外し、さらにガラスを取り外し、表皮を剥がしていくとスチールで出来た骨格が現れるのである。そこから、錆びたところを切り取って板金、もしくは些細な錆びであればサンダーで磨いて後に錆てんかん剤を入れて、アルミパテで成型していく。それ以上錆が広がらないように二液性のサフェーサーを吹けばまずは安心である。オープントップの修理はなかなか手間と時間がかかり面倒であるが、これからまたフィガロが輝く為には必至である。

フィガロ

全国よりフィガロのオープントップの修理が集まる。車両をそのまま持ち込む方もおられれば、業者の方が外して運送会社に依頼して発送される方法もある。

オープントップ

張替えたオープントップ

純正に限りなく近いオフホワイトの生地で張替えを行い、内部もメンテナンスを施して装着する。これで、まずは一安心である。

内部の掃除

内部の掃除

レザーシートのリペアも可能であり、元通りの美しいホワイトカラーに調色して染め上げる。今回は、さらにフィガロのあるある、壁がべたべたを直した。

内装 フィガロ
フィガロ

フィガロはもともと、ゴム系の塗装でパネルが成型されており、その素材の劣化で天井やクォーター壁、さらにメーターの着いたインストルメントパネルがベトベトするという。それらは、一度剥離した後、ウレタン塗料で再塗装を行って対応するのがベターである。

フィガロ

トップの出来上がり。

フィガロ

フィガロのトップ張替え

今回は、フィガロのトップ張替えをご覧頂きました。SPEED LEATHERでは、今年より、パイクカーやラシーン以外に旧車全般の内装、オープントップの張替え事業を行っている。それぞれの車のそれぞれの年式に合わせて、微妙に素材も替え、その一台が価値のある物として長らえるために、これからもたゆまぬ努力を惜しまない。

今日はコレマデ。

本日の名言

一番大切なことは、単に生きることではなく、善く生きることである。

byソクラテス

Post date / 2023年1月21日

奈良県生駒市のK様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

法隆寺 パオ
法隆寺

柿くへば

鐘が鳴るなり法隆寺である。まさに昨日は大寒であるが、秋の風情である。わたしたちは、法隆寺は身近に感じられる訳であるが、おおよそ1500年前に聖徳太子によって創建されたのである。よくよく、法隆寺はだれが建てた??というなぞなぞで、太子と答えると、ブブーである。答えは大工さん。という話は置いといて、昨今聖徳太子はいなかったという論争が起こり、さらには聖徳太子と言う名前ではなくウマヤトノミコであるなどなど、訳の分からん論争がある。そりゃそうでしょ。昭和天皇は 御名を裕仁(ひろひと)、ご称号をみちの宮(みちのみや) であって、聖徳太子というのは御名ではないのである。しかし、それがなぜか実在しなかったまで飛び火するとは、実に実におもしろい。その聖徳太子であるが、法隆寺を創建した同年に小野妹子を使者として隋に派遣(遣隋使)して、 推古天皇から隋の煬帝に書を渡すのであった。

日出處天子致書日沒處天子無恙云云(ひ いずるところのてんし しょを ひをぼっするところのてんしにいたす つつがなきやいなや)

これだけを切り取ってみると、太子も喧嘩を売りに行ったと捉えてしまうのであるが、流石に煬帝 は激オコぷんぷんであったかは妹子のみぞ知る。である。また、日本は初代神武天皇より2683年間、国が変わる事はなかったが、世界は大きく変わっており、現在の中国が隋や唐ではない。また朝鮮もしかり。渡来人も現在の朝鮮人ではない。人種さえ違うのである。そう言う事も付加して歴史は語られないと不思議なコトになる。

パオ

PAOトラディショナル 法隆寺門前

この度は、奈良県生駒市にお住いのK様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナル、オリーブグレイをご覧頂きます。程よくレストアされたボディーはピカピカに仕上げられ、ボディーもコーティング。ホイールはスズキの軽自動車の物を加工して取付が行われました。

パオ 

PAOトラディショナル フロントフェース

スピードウェルの販売する車両のすべては、ボディーのレストアと共に、バンパーやグリル、ワイパー等は塗装のカラーが選べる。もちろん純正色で仕上げは一番多い訳であるが、是非ともチャレンジしてもらいたい。

シート張替え

SPEED LEATHER 60デザイン

最高級のマテリアルを使用した内装の張替え。より長く汚れにくく使用にも耐える素材で、張替えが行われる。また、シートの硬さも調整しておりしっくりくる座り心地を楽しんで頂きたい。そして、シートだけではない。内装のリペアも充実しており、ご覧の通り新車ではないが、そのような美しさを演出している。

パオ

ボディーのテカリ具合が美しさをアピール。

スピードウェルでは、すべてを自社でレストアもおこなっており、ボディーのレストア、塗装の技術には定評がある。日産ディーラーも驚きの様子。

パオ

PAOと記念撮影

この度はK様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。すこぶるお喜び頂き、恐悦至極に存じます。エンジンから仕上げをおこないましたので、是非長くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

一人の人間を救うことに大きな意味はないかもしれない。しかし目の前に倒れている人間を、放っておくような男に日本は救えない!政治から志を奪ったら一体何が残るのか。

by聖徳太子

本当に、国会議員は今一度太子からも学んでもらいたいものですなぁ。

Post date / 2023年1月18日

大阪府柏原市のI様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

写真
パオ

記録かそれとも、記憶か

一時、写真を真剣に考えたことがあった。わたしには写真家(フォトグラファー)になりたいという夢も少しばかりあった訳であるが、感性が足りず、断念してしまった思い出がある。しかし、写真とは撮るよろこびであって、他愛もない事でも、撮影することが楽しい、という訳である。

記録かそれとも、記憶か。これも写真をしているとぶちあたる壁であって、単なる記録写真はつまらないものになる。しかし、そこにある空気や匂い、そして温度まで感じられるような表現が出来ると良い写真になると、わたしは思う。記憶とは、とても曖昧なもので、時間(トキ)が経つにつれて、美化されるという面白い現象が起こる。記録した写真が時が経つにつれて、その記憶を呼び覚ますような、そのような写真、を撮りたいと思っていたこともあった。

今は、写真とはうつろいである。

パオ

PAOトラディショナル フロントフェース

この度は、大阪府柏原市にお住いのI様に納車差し上げました、PAOトラディショナル、アイボリーのキャンバストップをご覧頂きたい。程よくボディーワークが熟されたパオに、オーナーの思いのカラーで仕立てたシートの張替え等を施し製作が進められた。

ナルディウッド

ダッシュ上下の張替にあわせて

ナルディのウッドハンドルはカラーが調整され、ダッシュパネルや、アンダートレイの張替えカラ―等をシンクロ。こそっと透けて見えるマグノリアクロックが小憎い。

パオ

SPEED LEATHER ファブリック×レザー

純正風の仕立てを施した、ファブリック×レザーで張替えが行われたPAOの内装。もちろんシートの硬さも調整が行われ、パオの良さを追求している。

パオ

ファブリック×レザー

スピードレザーという旧車のシート張替えを全般に行うブランドも今年から立ち上がり、使用する生地も上質のものばかりを準備。長くの使用に耐えるように、設計も怠らない。

キャンバストップ張替え

キャンバストップの張替え

スピードウェルでは、販売車両にはトップの張替えが着いてくる。カラーは全5種類、ジャーマンというマテリアルであれば+5色を準備。(黒、タン、バーガンディ、ダークブルー、ボーン)オーナーの思いをPAOに詰め込んで。長く楽しく大切にして頂きたい。

この度はI様、PAOトラディショナル納車、誠におめでとうございます。ご夫婦で末永くお楽しみくださいませ。

今日はコレマデ。

本日の名言

万里一空

by五輪書

( 山水三千世界を万理一空に入れ、満点地ともまとめる )

が由来である。目標をさだめて、たゆまぬ努力を。

正月にふさわしい格言でございますなぁ。

Post date / 2023年1月14日

三重県伊勢市のN様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

へんば餅
へんば餅
パオ

伊勢の名物

江戸時代では60年に一度、お伊勢参りが大流行するという現象があった。現在の交通手段では遠くても2日あれば叶うわけであるが、当時はもちろん徒歩か馬。長い人で3カ月ほどかかる壮大な旅であったのである。その旅を癒すのがいつの時代も変わらない、お餅や饅頭である。特に赤福餅は有名であるが、二見ヶ浦のお福餅や、二軒茶屋餅なども有名である。前回の式年遷宮辺りよりおかげ横丁もますます整備され、へんば餅も参宮道中に店がオープンしていた。しかし、本店だけしか販売していない餅もあって、そういう所にパオに乗って買いに行くのは乙なものである。やはり全国がイオンモールの、平均化されたおなじような物ばかりではつまらないと感じるのは、都会に住んでいる人間のエゴイズムである訳だが、インターネットが普及し情報が瞬時に共有され、そのことにより地域の特色がどんどん失われてゆき、文化が薄り最終的には、世の中がつまらなくなるのである。すでにパンドラの箱は開いている。

パオと記念撮影

PAOと記念撮影

この度は、三重県伊勢市にお住いのN様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナル、フルレストアをご覧頂きます。ボディーはピカピカにレストアが施され、エンジン廻りや足廻りも整備が行われ、素晴らしいコンディションとなったPAOトラディショナル。1年と言う歳月をかけて製作されました。

パオ 内装

内装のリペア

新車にはならないが、その様な匂いが感じられる仕上がりに。ハンドルコラムはパオのプロトタイプを意識したカラーへ仕様変更をおこなっております。純正オーディオも手が加えられ、カセットも使用が可能に。

内装の張替え

SPEED LEATHER パオ純正風の内装張替え

純正シートを彷彿させるデザインで張替えが行われた内装。カラーも純正に準ずる。運転席の硬さも調整が行われ、疲れにくい。

カセット
カセット

あたしたちの青春はレコードとカセットである。

フォグランプ

フロントフェース

ヘッドライトピーク、通称まつ毛とフォグランプを装着。SWが販売するヘッドライトピークはステンレスのポリッシュ仕上げであり錆びつく事はない。また、今回はフォグランプにも拘り、往年のルーカスで決めた。

フォグランプ

ルーカスフォグランプ

重厚な鍍金に刻印されたルーカス文字に朱が入れられ、モノづくりの良さが実感出来る。昨今のランプはプラスチックで出来ている物が多く、安価で質が悪い。

レストア

スピードウェルのレストア

パオのスペアタイヤハウスである。このような見えない部分まで美しく、果たしてどれだけの人が評価をしてくれるのかはわからない。しかし、これでPAOが長持ちするのには間違いはない。

パオ レストア

内張りのピンなども全て新品

スピードウェルでは他で購入されたお客様にもレストアは行っておりますが、これからパオを購入になられる方は、スピードウェルのレストア販売をオススメ致します。それはリーズナブルであり丁寧であるから。

ということで、この度はN様、PAOトラディショナルレストア納車誠におめでとうございました。長らくお待ち頂き感謝申し上げます。またお土産も頂き恐悦至極に存じます。

今日はコレマデ。

本日の名言

なにごとのおわしますかはしらねども

かたじけなさに なみだこぼるる

by西行

伊勢に西行がお参りした時の句は、素敵ですね。