どんもす~。ウェルです。
さて、本日は日産ラシーンの天張りを張替えするというお話。
なんとも実にマイナーな作業ながら、穴があいてDIYで交換したい
などとお考えになられている方にはバイブルになるハズ。
と言う事で、お話を進めて参ろう。
まずこれが天張りだ。

この一反木綿風がラシーンの天井に張られているという。
どうやってあんなに張りを持たせているかはこのブログを良くご覧頂ければ
納得できるであろう。

穴が開いた。
なんとも天張りに穴があけば、それだけで全部交換となる始末。
本当に大変である。
さて、それでは取り外しにかかろう。
まず、解かりやすいところから。

ドア縁にはモールが着いており、これを手で引っ張ると
簡単に外せる。
そうすると、ボディーに天張りが引っかかっているのが良く解かる。
この引っかかりを外してやれば良いのだ。
どうだ、簡単であろう。
ドアは4枚とも同じカタチ。
そして、フロントセクションへ移るのだが、
まず、プラスドライバーを使いサンバイザーとバックミラーを
取り外す。
そしてフロントガラス上部にモールが着いているので
これはドア部のモールと同じカタチで挟まっているだけなので
ドアと同じ感覚で取り外してもらえれば良い。

Bピラーだ。
そうそうAピラーは外さなければ天張りが外せないが、Bピラーは
浮かすだけ良いのだ。

この写真で解かるようにBピラーはクリップで留まっている。
このクリップ部に天張りが重ねあわされている。

ほら、ご覧の通り。
そして、これも外さなければなりますまい。

ルームランプはレンズを細いマイナスで抉るとレンズが外れ
内部にプラスネジが2本で簡単に留まっている。
さっさと外してしまおう。

そう、天張りの張りを持たせていたのはこの骨の仕業。
この写真では骨が下側に落ち込んでいるのが良く解かる。
これをグルリと180度回せば天張りは上側に
パーンと伸びるのだ。
取り外しにはこうして回転させ天張りをたるませて行う。

お次はCピラーだ。
さっきからピラーピラーと叫んでいるが、柱のコト。
前からA,B,Cと叫ぶ。
このCピラーも上部だけめくるだけで天張りを取り外しできるのだが、

大きな穴の上側に天張りが引っかかっているのが伺える。
これも外し、一番後ろドアと同じくはモールを外し引っ掛けを
外せば、なんと天張りが取り外せれるのである。

と言う事で、ラシーンの天張りが取り外された訳だが、取り付け
方法はこの逆でよい。

フェルトがかなりの量でおごられているのが伺える。
これは防音と射熱を抑制しているのであろうが、
フェルトの上にオーディオ用の防音マットなどを
装着すると、室内の静かさはさらに増すであろう。
まあ、ある種のコダワリのある方にはこのバイブルを見て
マットを張ることであろう。
頑張って頂きたい。
今回ははラシーンの天張り交換をご覧頂いた。
今日はコレまで~。
本日の名言
愛語はよく回天の力あり
by道元
愛語とは相手を慈しむ言葉、ほめる言葉、称える言葉のコト。
愛語は用いれば用いるほど、人間の世界をなごやかに
うるわしいものにするのだという。
つまりはそう言う事だ。
5ZIGENと共同開発!日産PAO&Be-1用 エコでステンレス製マフラーが遂に完成の巻!
どんもす~!ウェルです。
さて、本日は遂に5ZIGENと共同で長期にわたり開発を進めてきた
ECOを目指したステンレス製のマフラーが完成となり
晴れてお披露目となる。
そして、今日出来上がるにあたり、当初の計画から少し変更が加わったので
当社がマフラーを製作したお話も交えてご紹介致そう。

これが現在装着されている純正マフラーである。
ご存知の方もおられるかおられないか、このマフラーは
日産の耐久性向上の対策品マフラーで御座ろう。
と言うのは、マフラータイコの下から両側面にかけて、ごつい鉄板が
覆われ、そこに吊り下げステーが溶接されているという。
なんともごつい鉄板がにくそく、極めてお粗末な対策。
発売当初のマフラーであればタイコにバンドが巻かれ
バンド自体がマフラーの吊り下げステーになっていたという
そういう造りがPAOらしく見ているだけでも楽しみなものであった。
スピードウェル社的には本来の純正の良さが好みで、この対策品は
いくら今の純正と言えども好みとは言えない。
と言う事で、製作途中にマフラーをバンドで吊るという
ギミックが必要となったのである。
バンドを使用するというコダワリには意図があった。
それでは、ひと段落ついたところでマフラーのお披露目である。

本邦初公開、スピードウェル社謹製ステンレスマフラーだ。
遂に出た。
5ZIGEN&スピードウェル社両者がこだわったステンレスマフラー。
フロントピースとリヤピースが存在する。
なぜフロントとリヤ両方を製作したかと申せば、
PAOは製作から20年が経過し今後、パーツの絶版も出てくるだろうと
思い、純正に代用出来るモノを末永く使えるという発想からだ。
目指したモノは
『リプレイスメント』
和製英語だが、訳すと代用品だ。
そして、代用品となれば、やはり純正の良さを損なうことは決して
許されない。
しかし、マフラーを交換したいという思いはどこと無く
交換しましたよと、主張したい気持ちも少なからずある。
そこで目指したのは純正らしく大人らしいマフラーと言うのだが。

このカタチが出来なければ、マフラーは造らない。『ウェル談』
とまで言い切り、5ZIGEN矢野氏を困らせた。
しかし、ステンのタイコにステンのバンドで固定し、バンドからは
吊り下げ用のアームが伸びる。
そして、純正と全く同じ取り付け方法だというから
リプレイスメントという言葉に恥じない。
そしてこのギミックだけでご飯お茶碗に3杯は食べれるであろう。

そして、コダワリの外カールテールエンドだ。
PAOといえばこの外カール。
これもリプレイスメントと言う言葉に恥じない仕上げである。
ウェルはこの外カールの熱狂的な信者であることには間違いない。
そしてタイコ部にはJASMAの登録が施されロットナンバーが刻印された
俗称JASMAプレートがおしげもなくおごられた。
JASMA登録は5ZIGENとスピードウェル社サイドでは
絶対に必要な項目でもある。
今後JASMA登録の無いマフラーは
車検に通らないという厳しい法規が出来るというお話。
そして排気音量は前回ご覧頂いた通り、
純正と同等を目指し、音自体もコントロールするという。
そこは大人らしいちょっぴり低音が響く仕様にアレンジが加えられた。
テールパイプ部とタイコ部の合わせ溶接にも注目してほしい。
高い技術が必要なTIG溶接だ。
しかも、合わせ部が溶接盛り以上にきっちり膨らんでいるのが良く解かる。
この合わせ面の膨らみが非常に大切だ。
タイコの端部、折り返しにも注目してほしい。
一枚の平板からタイコを製作するという5ZIGENサイドの
このマフラーに対する情熱が伺え知れるコトだろう。

これが、純正フロントピースだ。
このフランジ部から排気漏れを起こす車両が昨今続出している。
リヤピースは交換すれど、フロントまで交換された方は
今までには少ないはずだ。

これが、フロントピース部の中間タイコ。
排気ガスは一時にココで減圧され、消音されるという。
ここでは、5ZIGENのマフラーに対する熱い思いと
オーナーへの配慮が施された。

そう、タイコとパイプにステーが装着されたのだと言う。
おいおい、ただのパイプとタイコを補強しているのだろうよ、と
お思いの方は残念賞だ。
これは車両中心部は車高が低くなりやすく、
例えば踏み切りを想像していただきたい、
亀の甲のような踏切ぐらいが適当だ。
フロントタイヤが亀の甲を越えた辺り、
リヤタイヤはまだ亀の甲に差し掛かっていない。
この状態は俗に亀になった!!というだろう。
そう、車高が元々低いというのではなく、
フロントタイヤが障害物を乗り越えた時に、丁度
中心部は地面に対してすれすれの状態となる。
この状態でマフラーが地面や凹凸物に接触しても、
中間タイコに引っかかることなく、滑るように
考えられているのだという。
どうだ、マフラーを持つオーナーに対しての細かな配慮が
ココには存在するのだ。

なんと、フロントピースのみでもJASMA登録がなされるという。
フロント、リヤとも、一つずつ装着したとしても、
車検対応で、お国が認めたマフラーなのである。
まさしくリプレイスメントという言葉に恥じない仕上がりに。

左がスピードウェル×5ZIGEN、右が日産だ。
ここでは、同じ取り回しでの構造の変化が伺える。

純正品に対し、曲げが緩やかになっている。
しかも、この曲げをよくご覧になると、
純正ではくの字に加工されているのに対し、
スピードウェル社製ではサイクロンのように
渦が巻く形状に。
より流速を落とさず、逃がしてあげるという曲げの技術が
ココには存在するのであろう。

ではマフラーの姿見をご覧頂こう。

少しタイコは大きくなった。
しかし、純正と同じ角度(ボディー外側へ向かって)にタイコが
向いているという、解かりにくいがコダワリもある。
しかし、このタイコの向きだが、かなりPAOの見た目が
左右され、絶対に真似をしたいところでもあった。
チーフデザイナー古場田氏にもお伺いしたいところの一つ。

君もこの写真でお茶碗三膳どうだ。

今回は純正パーツが生産終了となった後でも、純正と置換が出来る様
姿見にトコトンこだわり、経年の劣化に対して素材を選びぬき、
さらに、ちょっと替えましたよとさりげなく主張する
まさに大人らしいマフラーの出来上がりをご覧頂いたわけだが、
ただリプレイスメントというだけでは面白くなく、
実はエンジンの馬力をも純正よりアップさせるべく開発が
行われたのも事実。
まさに官能と美学の追求だ。
それが、タイコの容積アップであったり、若干の
パイプの曲げの違いでもあったりする。
そして、本日5ZIGEN本社でシャシダイナモにPAOを搭載。
パワーとトルクというマフラーの性能測定が行われた。
結果は申し分なく純正以上の馬力が認められグラフも含め
今後、燃費測定を行ってからすべてをご覧頂く所存。
『ウェルリプレイスメントマフラー』
発売はなんと11月1日からだという。
価格はなんと、フロントが2万円台、リヤが4万円台というから、
お財布にも優しい。
それでは、うなぎオフにも装着し伺うコトに致そう。
乞うご期待あれ。
今日はコレまで~
本日の名言
変わらない部分を
大切にしているから
変われるのである
深いイイ言葉では御座るが、このマフラーにはぴったりな
名言かもしれません。
変らない部分を非常に大切に致しております。
PAOの良さをもっともっと追求せねばなりますまい。
日産PAO 往年の時計をメーターパネルに埋めるの巻!
どんもす~。ウェルです。
皆様『パイクカーうなぎオフ2009』にもう
申し込みはお済でしょうか?お済でない方は
10月25日までの受付ですのでどんぞよろしくお願いします。
さて、本日はPAOに往年の時計をメーターパネルに
埋め込むのだという。

英国SMITHSのマグノリアクロックだ。
SMITHSは計器類や、時計などでも馴染み深い老舗ではあるのは知る人ぞ知る。
このマグノリアクロックは現在でも生産されているから新品も
手に入るのであった。

後面からはプラスとマイナスの線をバッテリー端子に接続すれば
カチコチカチコチ、小言を立てて動き出すのだ。
もちろんスモールランプを点ければメーターもきっちり光ってくれる。
PAOのスピードメーターの文字盤との色合いも非常に近く、
似合う事だろう。

PAOのメーターパネルだ。
今回はこのメーターパネルに埋め込まれるという
なんとも手の掛かる作業になる訳だが、スピードウェル社的には
大歓迎だ。
オーナーのO氏にはお任せしますと頂いており、
ウェルの腕が試されるところ。。。

今回の位置決めには少々難解な作業が待っている。
スピードメーターの中心点とマグノリアクロックの中心点を合わさない。
しかし、スピードメーターの針中心点とマグノリアクロックの中心点を
合わすのだという。
ウェル的見解はこうだ。
スピードメーターをよくよくご覧頂きたい。
メーターは真円であるのだが、メーター内部は真円を保ちながら
上側がおくに寝そべっているのであった。
そこが今回のカラクリなのである。
写真では50mmと打ってあるが、その中心点はメーターの中心点
ではなくメーターの文字盤の中心点なのである。

複雑な形をするメーターの中心を文字盤から割り出し、
水平位置を選定した後、左右のバランスとウインカーランプ、
ハザードスイッチとの見栄えさえ気にかけ、
取付けセンターが遂に割り出された。

外形が52パイ(直径52mm)と小型。取付け位置にコンパスで外周円を描く。
この位置で間違いないコトの確認でもある。
しかし、52パイという大きな穴をどうやってあけるのか、
皆々不思議で御座ろうが、特殊な工具が世の中にはあるものだ。

これがホールソーと言われるもの。
鉄、アルミ、木と対応出来、真円の穴を開けるコトが出来る
優れもの。
しかし、このホールソー、メーター穴開けだけに使うゆえ、
一年に何度と出番は回ってこないのだという。
今日はまさにホールソーにとって晴れ舞台になる事は間違いない。

遂にPAOのメーターパネルにホールソーが!!

開通である。万歳
と、あっけなく穴があいたのだが、まっすぐにあせらず
穴を開けていかないと、楕円になってしまうので注意が必要だ。
さて、遂にマグノリアクロックが取り付けらるのだが、
見たい人は大多数であろう。
それでは、本邦初公開。
マグノリアクロックがPAOに装着される瞬間をご覧頂こう。

マグノリアクロックがPAOのダッシュパネルに鎮座した。
今回スピードメーター左脇に鎮座したコトには深い意味がある。
O氏に説明されハッとしたのだが、助手席、並びに後部座席でさえ
このクロックが拝めるようにというO氏の配慮が存在するのだ。
まさしくその通りである。

ウィンカーインジケーターやハザードスイッチとの感覚も
良いであろう。
それはそのはず、1mm単位で調整したのであるから。
そして、シートに着座し両メーターを覗き込めば
両者共、中心は一致する。
今日はPAOにSMITHSマグノリアクロックを装着するを
ご覧頂いたのだが、みんなやりたーい!と言っても
まだお預けである。
O氏のPAOが出来上がった後からの受付であるぞ!!
この車両のオーナーO氏はPAOに非常に情熱を注がれ、
この後大きく車両が生まれ変わるというから、
今後の更新も注目だ!
今日はコレまで~。
本日の名言
難題の”無い”人生は”無難”な人生であり
難題の”有る”人生は”有り難い”人生である
by斉藤里恵
そう、この言葉は胸に響きますなぁ。
斉藤里恵さんといえば、
幼いころに聴力を失うというハンデをわずらわれがた
超人気ホステスなのである。
言葉を話せないから手話によるのだろうが、
本当の人の心がそこにはあるのであろう。
緊急告知!日産Be-1 PAO FIGARO 日本最大のイベント うなオフの告知&応募の巻
どんもす~。ウェルです。
さてさて、本日はパイクカーのイベントのご紹介であるが、
日本最大級のイベント
『パイクカーうなぎオフ2009』
本日はそのイベントの告知&応募をご覧頂く事となる。
今年で9年目と言う事だが、もう恒例のオフ会。

うなオフだよ Be-1集合!

うなオフだよ PAO集合!

うなオフだよ FIGARO集合!
開催日は 2009年11月1日 (日曜日)
集合場所:舘山寺温泉公営駐車場(浜名湖パルパル駐車場南)
集合時間:AM11:00
開催場所:雄踏総合公園(亀崎ファミリーランド)駐車場※有料¥300
解散予定:PM4:00頃
会費:¥500(参加車一台に付き)
参加締切日:10月25日(日)
となるのだが、
お申し込み方法は当ホームページでもリンクさせて頂いている
おいけ氏のホームページをご覧頂き、予約が必要となる。
下記のリンクから参加お申し込みをしてほしい。
(パイクカーうなぎオフ2009参加車募集ボタン)
昨年はおおむね50台ほどが参加され、大名行列をなしての走行など
本当におもしろーいのである。
さらにチーフデザイナー古場田良郎氏にもお目に合えるかもしれない。
この辺は当日までのお楽しみだ。
ウェルもスピードウェル号(PAO)で参加する次第。
当日はみなみなの愛車を盗撮し、すべてブログでアップする事も
考えている。
どうか捕まえないで頂きたい。
本日の情報提供はBe-1の重鎮、Be-1オヤジ氏によるもの。
11月1日は日本中のパイクカーの祭典となるコトだろう。
それでは、皆々様ふるってご参加下され!!
長編 日産Be-1 サイドステップを板金するの巻
どんもす~。ウェルです!
本日ハ日産Be-1ノ横車体足掛ヲ板金セリ(昭和初期風)という事で
サイドステップをぶつけちゃったBe-1の復活劇をご覧頂くコトに致そう。

まずはサイドステップとはどの辺りか、解からない方にもっとアップで
ご覧頂こう。

そう、ドア下のこの部分がサイドステップ『サイドシル』だ。
今回は、結構ごぼっとへこんでしまっているから、
フロアパネルにまで歪が生じているかどうか心配だ。
以前にBe-1デザイナー古場田良郎氏からBe-1のお話をお聞きした折
Be-1のサイドステップは2重構造で、けっこう頑丈だという。

こんなにも凹んでいるのだから、フロアパンが心配だ。
どのような二重構造かはウェルも図面を見たことはなかったので
想像だけでお話をお伺いしていたのだが、こんなにすんごいとは。
それでは本邦初公開、Be-1のサイドステップの中身をご覧頂こう。

超ーすげー。(北島風)
普通のクルマであれば、外のアウターシルパネルは無い。
なぜこんなに強固に製作されたのか、100年乗っても大丈夫。
そういうところからか、この構造を見る限りただならぬ
車の造りこみようであるのは必定。
非常にボディー剛性の高いクルマと言えよう。
もっと近くでご覧頂こう。

ステップ上下の光っている点はスポット溶接がなされた後だ。
スポットの数もかなり多いような気がする。
現代の車にはこれほどこだわったボディーがどこに存在すると言えよう。
実にBe-1はクルマとして逸品であることには間違いなさそうだ。
しかし、Be-1はクルマとクルマを比べるコトではなく
日曜品や雑貨、家電製品、アイスクリームやメリーゴーランド。
クルマ以外のものと比べられたというから面白い。

サイドステップの横から撮影。
ほうら、凄いだろう。
いくら2重構造を採用していたからと言って、
こういう形で2重構造であったとは、驚く限りである。
アウターシルは、ラリーにも耐えるぐらいの骨太な骨格に。
Be-1がますます欲しくなる。
今Be-1に乗っている方にとっては
Be-1の素晴らしさを再確認たでコトであろう。

インナー側をアウターシルと呼び、アウター側をカバーシルと呼ぶ。
しかし、錆もなく20年という歳月は本当に経ったのだろうか。
中からは高田工場のかほりがしてきた。

ボディーのゆがみを無くすため、サイドステップの切開部分
下からジャッキで固定される。
適当に板金してボディーがねじれたまんまで無い事が
確認できるであろう。
ドア下とサイドステップのあわせ面がずれると
ドアとサイドステップがごっちんこするため
ミリ単位での調整が必要だ。
まさにコダワリの板金。

右がカバーシルで左がアウターシルパネルだ。
まだ新品パーツで日産から出るというのだから、
これまたビックリである。
20年が過ぎ、さらに修理し乗り続ける。
これほどエコなモノは無い。
だれがプリウスに乗り換えて、廃車にだすものか。
国策がどれほどエコなのか。
エコではなくただの景気回復措置であろう。
そして、10年後プリウスに乗った人たちは
バッテリーの交換を余儀なくされ、いらぬ費用がどんどんかかり
なんとも残念な結末になるのであろう。
話は反れたが、本題に参ろう。
今回、サイドステップをすべて丸腰交換する事は避けたのである。
なぜならば、シルがリヤクォーターパネルの下じきになり、
クォーターパネルまで取り外すと、本来のボディー自体が
台無しになってしまうからだ。
余計な溶接も増え、錆びる危険を増やしさらにいらぬ熱を加える
ことにより歪さえ生じかねない。

クォターとカバーシルの合わせ面だ。
この部分がとてつもなく難解でありそうだ。

カバーシルとクォターパネルの合わせ面だが、
ボディー内側に山折になっているため、構造的に
サイドステップが先に組み込まれ、その上から
クォターパネルが乗っかっているのか、もしくは
カバーシルとクォーターが共に溶接されているのであろうと推測する。
この部分を切り取り、溶接で埋めるコトも可能だが、
熱が入るゆえ、その工法であれば、必ず裏から錆びて来るであろう。
色々と悩んだ末に、悪い部分をカットして
新しいパネルをその大きさに切りあてがう方法を今回は
採用する。

力の逃げ具合も想定し、アウターシルパネルの切る位置から
カバーシルの切る位置を約10cmほどオフセットし、
おなじ位置に力がかからないようにしたのである。
熟練のクラフツマンの知恵が生かされた瞬間がココに。

必要なシル部を切り取り車両側に防錆剤を塗り
溶接をして、板金が完了したのである。
そして、塗装となるが吹付け風景はゴミが入るためにカット!!

遂に塗装が完了した。
どうだ、大きく凹んでいたようには思いますまい。

そう、1mmの狂いでもドアを閉めてしまえば、チリで
解かる。
元々5mmとかそのような次元であるが為、寸分の狂いが
ドアとサイドシルとの接触につながるのである。

ほらまっすぐだ。
当たり前の仕上がりだが、修理するとこちらもうれしくなる。

スピードウェル社では、これからも末永くお乗り頂ける様
車両にとってどういう修理方法が一番良いか、検討し
これからもコダワリを持って製作する。
今日はコレまで~。
本日の名言
不況は贅肉を落とす注射である
by 松下幸之助
さすが経営の神様。言う事が違います。
しかし、誤った捉え方をした、現在の企業は良い物を作るという
本質を忘れ、どんどんコストを削減しているとか。
今の新車を見れば一目瞭然。
負の連鎖はとめるコトは出来ません。