Post date / 2012年9月18日

大阪府八尾市のI様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

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コスプレ

最近話題のオスプレイではなく今回のブログテーマはコスプレではあるが、

ラシーンのフロントグリル中央のシルバー色にラッカーフィニッシュを施し

ラシーンの最上級グレード、タイプSを彷彿とさせる、また『似せる』という

感覚からあたしはコスプレラシーンと呼んでいる。

ただし、あくまでそれは対象物に対して何かしら憧れや思いがあるから

コスプレが成立すると思うのだが如何だろうか。

しかし、あたしは別にエヴァンゲリオンなど観たことはないが、

その装いで街をあるいていると、あの人はコスプレを行ってらっしゃると

皆思うのだから、やはり後期型のラシーンのグリル中央部をシルバーもしくは

ガンメタリックでラッカーフィニッシュを行えば、これも歴(れっき)とした

一種のコスプレであると言える。

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ラシーントラベラー 左舷前方姿見

本日は大阪府八尾市にお住いのI様の元へ納車された

ラシーントラベラー、ダークブルー色である。

フロントグリルにはコスプレカラーを施し、その他は純正色で仕上げが行われた。

ラシーンの色はとてもナチュラルであり、それぞれの名前も自然である。

たとえば、ブルーはブルー。ダークブルーはダークブルーと、名前自体に

難しい言い回しなどしていない所、その細かなところまで自然であるから

ラシーンの自然さが全体からにじみ出ているといっても良いだろう。

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謹製ウェル帆布 50スタンダードレザーシート

内装色もナチュラルな印象は、その革の色合いと合わせた

パネルのラッカーフィニッシュからなる複合的なもの。

淡い革の色には同系色でまとめたパネルのラッカーが良く似合う。

そして今回のシートのパイピングに外装色をもってきているのが

一味ピリッと効いているからとても面白く、オサレ(お洒落)である。

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謹製ウェル帆布 背面のタイヤカバー

タイヤカバーには高耐久性のあるキャンバス地を使用し

ボディーと同色でまとめている。

ココでもまたパイピングが背面タイヤステーと同色であられるから

とてもバランスが取れていてオサレである。

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タイヤカバーのラッカーフィニッシュ

シルバーで製作するのも良いが、こうしてアイボリーにラッカーフィニッシュするのも

ノスタルジックで可愛らしい。

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I様とラシーンちゃんをガシャ!!

この度はI様、ラシーントラベラー納車まことにおめでとうございます。

これから相棒として楽しくお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレまで。

本日の名言

できる事でもできぬと思えばできぬ。

できぬと見えてもできると

信ずるがためにできる事がある。

by三宅雪嶺

そうです。出来ると信じるコトがとても大切な事であります。

出来ないという口癖はゴミ箱にすてまそう。

Post date / 2012年9月13日

愛知県名古屋市のK様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

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大衆と個/たいしゅうとこ

名古屋高速6号清州線の下を北走り浄心という交差点から一本西側の道路。

ファサードには大衆食堂と大きく暖簾をあげて、創業50年近くになるとお店の大将が

軒先であたしを出迎えてくれたものだから、ココで休憩して一枚いただいた。

その日本の大衆食堂とは定食メニューが豊富であるから、

老若男女問わず、だれもがその料理を楽しめるものである。

自動車工業製品に置き換えてみると大衆車といえば良いだろうか、

誰もが乗る普通のクルマである。

しかしPAOは『一人ひとりにオーダーメイドの1台を』キーワードに

その時代の最先端の流行を求める少数派(個)に向けてデザインされた

クルマだからパイクカー(とんがったクルマ)と呼び、

大衆車とは180度反対の考えを持つベクトルにあると言える。

今回はその大衆食堂とPAO『大衆と個』という性質を持つ真逆の両者が

おなじフレームに入っているコトがとても滑稽に見えてきたからご覧頂いた。

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PAOトラディショナル 前方正面姿見

本日は愛知県名古屋市にお住いのK様の元へお届けにあがられた

PAOトラディショナルをご覧頂く。

久々にみるテラコッタというボディーカラー。

カラーはオリジナルであるが、クルマの元色は水色であり

オールペイントを行い製作されたものである。

ちなみにテラコッタとは素焼きの焼き物の色の事を指す。

バンパーやグリルにはその純正色で仕上げがほどこされたが、

装飾として通称まつ毛(ヘッドライトピーク)が取り付けられた。

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英国製 ヘッドライトピーク

通称まつ毛として親しまれる英国製のヘッドライトピーク。

ステンレス製でさびにくく、ポリッシュド加工が施されているから

鍍金を施したかのように美しく輝く。

こういう角度でヘッドライトピークを覗くことはあまりないが

ほど良い長さがとても可愛らしい。

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謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー

アイボリー色とテラコッタ色で纏められたそのレザーカラーは

あたかもそれがオリジナルであるかのように色味が整えられ見える。

それは、ハンドル(象牙色)と色を合わしたり、ボディーと色を合わせたり

ボディーの色合いと調和しているからである。

※ヘッドレストは装着は必要であり、張り替えて製作は行っている。

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PAOトラディショナル 右舷後方姿見

PAOのボディー下部はブラックペイントが施されている。

それは、デザイナー古場田良郎氏が指示したカラーでもあるから

とても重要なポイントである。

SWでは、その下部に再度ブラックペイントを施し、一台ずつ製作が行われてゆく。

さらに、マフラーも耐熱シルバー仕上げが施され、耐食性に貢献している。

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PAOちゃんとK様をガシャ!!

この度はK様、PAOトラディショナル納車まことにおめでとうございます。

3か月の無料点検はお気をつけてご来店ください。

社員一同心よりお待ち申し上げます。

今日はコレまで。

本日の名言

ムキになれないようでは創造はできない。

しかし、ムキになっているうちは、創造は生まれない。

by広中平祐

まさに創造とはとても大変なことなれど、ムキになってふとした瞬間

生まれるものだと思います。

Post date / 2012年9月11日

 静岡県浜松市のM様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

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レトロフューチャー

浜松市中区にある姫街道沿にUFOが無数に飛び回っている。

あれはアダムスキー型か!?

など考えつつ、あわててカメラのシャッターを切ったその一枚がこれだが、

実にそれは未確認な街灯であった。

その道なるUFOの街灯とPAOとの遭遇ではあるが、

一つの側面から見ると両者に共通する点が存在する。

それはどちらもある時代の未来的な発想なのである。

1930年代から1970年代前半にかけ、人類の科学技術の発達や

革新的技術による先進的な未来像への盲信的な憧れや信頼感を

持った時代が存在したが、当時は遥か未来だった21世紀の現実は、

必ずしも「かつて思い描いていたバラ色の未来」とはなっていない。

すぐにでも実現するはずだったあたしの宇宙旅行や惑星開発に至っては

一向に進展を見せないからである。

そして社会の将来や世界情勢に明るい希望が持てない不安の裏返しとして

レトロフューチャーという流行『かつての、希望と躍動に満ちあふれた未来を

思い描いた時代への一種の『郷愁』の対象として見ている』が起こる。

平たく言えば「19世紀後期から20世紀中期までの人々が描いた未来像」

への懐古趣味、当時のそういった描写を好む

(現実の未来と比較し、郷愁性を楽しむ)コトであり

PAOとUFOのような街灯はデザインの思考から

その共通点はレトロフューチャーであると言える。

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PAOトラディショナル 前方正面姿見

今回は静岡県浜松市にお住いのM様の元へお届けにあがられた

PAOトラディショナルをご覧頂く。

諸元であるが、平成元年式、1000cc、無事故車。走行距離も少なくとても美しい

アクアグレイというカラーの車両である。

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PAOトラディショナル 右舷前方姿見

バンパーやグリルのラッカーフィニッシュには純正のシルバー色を採用し、

お久しぶりにホイールなども純正色である。

ワイパーは元は半艶ブラックであるが、オーナーのオリジナル色で(シルバー)

仕上げが施されておりオーナーのセンスが伺えるところ。

ヘッドライトには通称まつ毛(ヘッドライトピーク)の装着は無く

PAOの素顔が伺えるのである。

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PAOの素顔は美しい造形

PAOのプロトタイプではフロントエプロンの形状がすこしリップスポイラーの

ように飛び出ていたが、それを除けばほぼ市販車と同形状であった。

しかし、このプロトタイプが出来上がるまでには数々の苦心作が生まれては消え

PAOとならんハオが製作されたことは、あまり知られていない。

だから美しい造形を観るということは、それだけでとても幸せなことなのである。

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ワイパーのシルバーラッカーフィニッシュ

外装では、唯一塗装で非純正となったワイパー。

オーナーのこだわりは一つひとつの部品にまでおよび

その心得がPAOを長く大切に保つという姿となるようだ。

クラシックカーでは鍍金処理が当たり前であるが、

PAOにはこのシルバーの艶消し、もしくは半艶仕上げがCOOLである。

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謹製ウェル帆布 ダッシュ上下の張替え

特にクルマは男性目線で製作を進めてしまいがちであり、

ハッと気づかされるカラーリングはこちら。

女の子らしいその色合いはあたしのようなオッサンには理解する事は出来ても

あたしから発信することはないから、とても勉強になった。

この場合キュート、と言えばまずは間違いない。

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謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー

オーナーの想像力がすべてのレザーシートの張替え。

十人十色とは良く言ったもので、それぞれにそれぞれの

カラーが選択されてとても面白い。

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シート裏のポケットのカラーリングも自由に選ぶことが可能

ポケットのパーツとしては、上蓋(うわぶた)、袋(ふくろ)、ベルト、パイピング、袋マチ、

合計5か所がそれぞれに色が選べる。

ただ一つだけ補足が必要だが、全部選べるからといって、やみくもに全部色を変えても

それはお洒落ではないから、ちゃんとじっくり考えて選んでほしい。

今回のはとてもキュートな仕上げで、ベルトの濃い色がアクセントとなっている。

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PAOちゃんとM様をガシャ!!

この度はPAOトラディショナル納車、まことにおめでとうございます。

長らくお待ち頂きましたがたくさん整備させて頂きました。

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浜松のうなぎパイ

またまた、お土産まで頂き恐悦至極にぞんじます。

今日はコレまで。

本日の名言

過去のものといえども、

真に価値あるものは、

常に新しさを含んでいる。
 
by柳宗悦

そうですなぁ、PAOは常に新しさを感じて乗ることが出来る

魔法のようなクルマ。年月が経てば経つほど、どんどん新しくなっていくような

気が致します。

Post date / 2012年9月9日

月刊スピードウェル9月増刊号 Tipoオーバーヒートミーティング PAO&MARCH刊行

どんもす。ウェルです。

秋の夜長、皆様如何お過ごしでしょうか。

本日は月刊スピードウェル9月号の増刊号が刊行されたので、ご覧頂く。

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2012年7月15日に岡山国際サーキットで開催された

ティーポオーバーヒートミーティングのバトルロイヤルスプリントレースに

PAOとMARCHのレースカーを出場した。

PAOは昨年に完成した1100ccボアアップエンジン(MA11SW型)を搭載した

SW11マシンである。

MARCHは6年連続マーチレースチャンピオンカー、城野レーシング製マーチを

スピードウェルが20年ぶりに復活させた。

数々の名場面をカメラが追っているから隅から隅までご覧くだされ。

今日はコレまで。

Post date / 2012年9月7日

和歌山県新宮市 J様ラシーントラベラー納車おめでとうございます

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四角と丸

自動車にはいろんな形はあるけれど、一般的な建築物はおおむね四角と丸という

形の集まりでモノが出来上がっているといってもなんら不具合はない。

特にこの昭和の香りがプンプンする家屋の外壁の補修ではアルミ板を適当に張り合わせるにも

大工さんは真四角に切ることだけで精一杯である。

だから建具などもみんな四角いデザインであり、

雨どいなどの丸いパイプなどが一味気化しているようにも見えてくる。

そんな完全な四角と丸の世界からラシーンを覗くとラシーンというクルマは

本当に四角でもなく丸でもない。

だが表現するなら四角みたいとか、どうだろうマルクは無いけれど、などなど

どこを取れば良いのかは解らないから、当時は実に新しく斬新なデザイン、

四角と丸で『まるくい』であったわけだ。

※当時の分からず屋の評論家達にはレトロと解釈されている。

このことは、後にあたしがデザイナー平林氏の取材の中で、ただ四角いだけでは

どうしても旧く見えてしまう。どうしたら新しい四角が表現できるか、

とその挑戦された時のお話を頂いている。

かの林檎の預言者、スティーブ ジョブズが造った最先端のアップル製品も実は

その四角を丸にして成功を収めたといっても過言ではなく、その遥か昔に

ラシーンというクルマが四角と丸に挑戦していた事がとてもうれしく思えた。

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ラシーントラベラー 右舷前方姿見

本日は和歌山県新宮市にお住いのJ様の元へお届けに上がられた

ラシーントラベラーをご覧頂く事に致そう。

こちらのラシーンは走行こそ4万キロ台とラシーンの中では非常に少なく、

さらに内外装にスピードウェルの仕上げを施しとても綺麗に蘇った。

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グリル中央のシルバーペイント。

ラシーンには純正の中で、フラッグシップモデル、タイプSに使用されている

グリル中央のペイント仕上げを彷彿とさせる、コスプレ仕様。

オリジナル(純正)であれば、バンパーと同色のシルバーの半艶で

仕上げられているのに対し、こちらはブライトシルバーでのシルバーペイント、

いわゆる『後塗り』を行い製作が進められた。

SWではラシーンのそのすべての販売車両のグリルのペイントが行われる。

そして、後期モデルをご購入になられた方には、この中央のペイントと

そのグリル中央のカラーの選択が可能だから個性を演出してほしい。

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謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー

オーナーの思いがギュッとつまっているレザーシートは、

オーナー自ら一つずつ色を決め、これだと思った色で

丹念に一脚ずつ張替えが行われるからである。

今回のその飴色のレザーと微妙に色を違えたパイピングからは

アンティークささえ漂う仕上げが施されている。

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謹製ウェル帆布製作 タイヤカバー

タイヤカバーにも内装色と同じ飴色のレザーを防汚、防水加工を施し

新調されている。

さらに、そのカラーを支えのステーにもラッカーフィニッシュを施し

内外装の統一を推し進めているようだ。

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ラシーンと昭和の長屋

平成の時代に入ると長屋などは町屋を除きほとんど建てられることはなくなった。

時代の移り変わりは激しく、それより車のデザインも移り変わりは激しい。

もちろん新しい、最先端のモノが好きな方も居れば、その真逆の

旧い物好きがいるわけであり、あたしなんかなその後者に当てはまる。

その旧い※1というものはなにかどこかしら温かみのある、

デジタルとアナログの違いのような感覚であろうか。

この長屋の玄関が左右に一つずつあり、どうやら

これはふたつのお家が一つになっていると推測するが、

これがラシーンのフロントドアとリヤドアにシンクロするのは

あたしの個人的な見方であって、しかし、これがフロントドア側の

お家がまだお住いでいらっしゃるが、リヤドア側に隣人はご不在であられる

といった、感覚はまさにラシーンの『4ドア2シーター』※2という言葉に見事に

当てはまったから面白い。

※1、旧いとは昭和から平成初頭にかけて未来に期待した工業製品のコト。
ただ旧いだけなものは好きではない。

※2、ラシーンは5人乗りであるが、5人乗車するのはその偶にであるから
割り切って4つのドアだけど2人乗り、という解釈から生まれた造語である。
この言葉もデザイナー平林氏の取材の中で頂いた面白い言葉の一つ。

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ラシーンちゃんとJ様をガシャ!!

この度は、J様ラシーントラベラー納車まことにおめでとうございます。

本州最南端近くにある新宮はとても暑かったですが、

ラシーンと共に思い出をたくさん作って頂ければ幸いです。

今日はコレまで。

本日の名言

小さな事柄が人を悩ませる。

象が向かって来れば身をかわして逃げられもするが、

蠅からは身をかわすことができないだろう。

byジョシュア・ビリングズ

そうですなぁ、クヨクヨしているものはたいていそれぐらいの

小さな事柄かもしれません。