Post date / 2012年9月4日

Be-1 PAO FIGARO デザイナーの古場田良郎氏

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PIKE CAR/パイクカー

時代の最先端にあるとんがった車、Be-1、PAO、FIGAROの総称。

一般大衆車のような万人受けするような形ではなく、

その時代の流行の頂点に立つ人々に向けて発信されたコンセプトに基づき

デザインされた、限定車がそれである。

現在、そのパイクカー(Be-1、PAO、FIGARO)に近いと感じるクルマ、

RASHEENや光岡製ビュートなどはデザインこそこだわりはあるが、

それぞれコンセプトは別のところにある為、パイクカーと呼ぶことは無い。

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デザイナー 古場田良郎氏とデザイン

日産自動車デザイン本部在籍中は、数々の量産車のデザイン、

同社CIデザインシステム導入プロジェクトを始め、各種先行開発、

および限定生産車「Be-1」「PAO」「FIGARO」の商品企画、デザインを手掛け、

パイクカー(高感度商品)戦略の基礎を築く。 現在、企業イメージの形成や企業、

各種団体、地域などの活性化に向け、情報と情緒をもとに、モノ本来の基盤を

高めながら商品価値形成を行い、ヒトとモノと社会の良い関係をカタチづくるための

さまざまなデザイン活動(コーディネート、ディレクション、プロデュース)を行っている。

そして今回は古場田氏のPAOのメンテナンスにお邪魔させて頂いた訳だが

なんとスピードウェルのレーシングカー達を水彩画で描いてもらったのである。

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城野レーシングK10マーチ+SW11パオの水彩画とデザイン

古場田氏はK10マーチの次期マーチのデザインの開発を行っていた。

しかしその最中でK10マーチが5年ほど延命となり、次期マーチの開発が中断。

そして自主開発がおこなわれて出来上がったのがBe-1である。

というお話により推察することが可能だが、初代マーチのデザインにも精通されている。

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水彩画プレミアムオーダー 

お客様より頂いた写真に対し、デザインとアートという両方向より描かれる水彩画。

あたしがK10マーチのデザインについて指導して頂いている様子であるが

こうして水彩画を古場田氏に描いてもらえるなんて夢のようなお話であったから

家宝にしようと決意するまでに至る。

今回はあたしの水彩画を掲載させて頂いた訳だが、

一つ一つの絵画に対しタイトルや描きかたなど、古場田氏よりコメントも

頂けるからとてもうれしい。その模様は水彩画プレミアムオーダーのギャラリーページ

http://www.speed-well.jp/contents/watercolor/gallery.php

でご覧いただけるようになっている。

そして、今回の水彩画が描かれるその瞬間は

古場田良郎氏のブログ『PIKEなMINICAR』

http://blog.goo.ne.jp/kobatads/

2012年8月28日から4号連続で掲載されてるから是非ともこちらもご覧頂きたい。

ということで、是非とも描いてもらいたいという方々は

SWのWEB上のトップページ『水彩画プレミアムオーダー』

http://www.speed-well.jp/contents/watercolor/

から注文を頂ければ、幸いである。

それでは皆様もぜひご応募あれ。

今日はコレまで。

本日の名言

棒ほど願えば、針ほど叶う。

いやぁ、今回のプレミアムオーダーは、

われわれが愛車とするクルマのデザインされた古場田氏が直々に描いてくれるから

本当に夢のような企画である。

世界広しどこのような試みは本当に初ではなかろうか。

ということで、棒ほど願っても叶わないようなコトが今現実で起こっているから

皆様この機会を逃さずご応募お待ち申し上げます。

Post date / 2012年9月1日

長崎県佐世保市のT様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

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オリーブグレイ

オリーブグレイと称されるこのカラーであるが、緑みのある鼠色のこと。

英語では色の単語としてこのオリーブグレイというものが存在するわけだが、

和名で利休鼠(りきゅうねず)という単語であることは御存知だろうか。

和名の由来として地味で控えめな色彩であることから、

侘びた色として侘茶を大成させた利休を連想した、とか

地味で品のある色合いから、利休好みの色と想像された、

抹茶のような緑から利休を連想した、などの諸説がある。

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PAOトラディショナル 右舷前方姿見

この度は、長崎県佐世保市にお住いのT様の元へお届けに上がられた

PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思う。

今回のオリーブグレイのPAOトラディショナルであるが、

オリジナルカラーはアクアグレイ色であった。

だがしかし、オーナーのこだわりによりオリーブグレイのノーマルルーフ

(これも数が少ない)がご希望ということで、オールペイントにて製作が進められた。

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謹製ウェル帆布 ダッシュパネル上下の張替え

ダッシュパネルの上下と申すが、厳密に言えばダッシュパネル上部と

アンダートレイの張替えというのが答えである。

どちらも単品での張替えも可能であり、それぞれのカラーもお選びいただくことが出来る。

特に注意点としては、明るい色をダッシュ上部に持ってくると、

フロントガラスに映りこみが激しくなるので、カンカン照りの太陽の元では

視界が良好とは言えない。

写真にあるようなカラー具合のものであれば、良好と言えそうだ。

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謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー

新しいオーナーが特にこだわるのがこのシートカラーである。

謹製ウェル帆布では限りなくオーナーの意見を尊重し

オーナーだけの一点モノの製作に努めている。

こんなことがしたい、あんなことがしたいなどなど

是非とも思ひをあたしにぶつけて欲しい。

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PAOのリアクォーターガラス

上下に分割されているこのリヤガラスではあるが、

プロトタイプ(試作車)では下側のガラスが上まで開くように設計されていた。

それは第26回東京モーターショー時にPAOがお披露目されたところを

ご覧になられた方々は御存知であろうが、一般的には知られていない。

このリヤガラスであるが、プロトタイプから生産車となる時点で、

国土交通省からのお達しであえなく設計を変更するコトとなる。

現在は下側のガラスがほんの5㎝ほど開く程度に留められ

安全性が確保されている。

ココであたしは三角窓をあけて、そしてリヤガラスをあけると

すーすー風が抜けていくから優しい風を感じながら

運転が楽しめる、とそう言いたい訳である。

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PAOちゃんとT様をガシャ!!

この度はT様PAOトラディショナル納車まことにおめでとうございます。

またまたお土産まで頂き感謝感謝で御座います。

とここで、またまたビューティフルジャパンの宣伝である。

日本の各地の美しい場所や、行ってみたいところをクローズアップする

ウェブサイトが10月にオープンする。

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日本ハンバーガー発祥の地 佐世保

旧日本軍施設に米海軍が進駐し、米軍属相手にした飲食店・バー・キャバレーが

佐世保市内に現れた。そして、佐世保が朝鮮特需による好景気に沸いた1950年

(昭和25年)頃、米海軍関係者よりハンバーガーのレシピを教わり、

佐世保におけるハンバーガーの歴史が始まったとされるとあり、

日本ハンバーガー発祥は佐世保で間違いはなさそうだ。

現在では、写真にあるひかりバーガーと、ログキットが地元では人気。

平日でも駐車場はいっぱいであるから注意が必要だ。

今日はコレまで

本日の名言

Post date / 2012年8月31日

宮城県気仙沼市のS様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

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木目の紋様で、特に装飾性の高い美しいものを杢 (もく) と呼んでいるわけだが

天然の造形美とはこういう事だとあたしは思う。

また天然ともなると同じものが一つもないところが、なんとも心をくすぐられてしまう。

自動車なんかは鉄と樹脂で成形がなされており、こうしたところに自然、天然の素材を

鎮座させることにより、とても温かみがあふれ心を和ましてくれるようだ。

ちなみに今回のは、マメ科の植物でありその縞々模様からゼブラウッドと呼ばれている。

淡い黄褐色の地に黒褐色の縞をなし、独特の光沢があり

しかし木理はやや交錯し、肌目を粗く、リップルマークを有するのが特徴だ。

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ラシーントラベラー ファサード

本日は宮城県気仙沼市のS様へお届けにあがられたラシーントラベラーを

ご覧いただきたいと思う。

こちらのラシーンの前面であるが丸目型のそのヘッドライトに置換がおこなわれた

いわゆる一種のスピードウェルカスタムワークの一台である。

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kinseiウェル帆布 50スタンダードレザー

今回のSオーナーのカラーリングはとても自然のような整えられた感覚のある

ベージュとこげ茶のツートーンで張替えが行われる。

またパイピングにウッドパネルのカラーに近い色があしらわれ

雰囲気が増していると感じられる。

SWではこうしたシートのカラーリングが無限にあるので、

新しいオーナーは色々なオーナーのシートカラーをサンプリングして頂き、

是非とも先輩方に負けずに想像していただきたい。

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ラシーントラベラー 右舷後方姿見

背面タイヤカバーにはスタンダードのモカブラウン色が選択され

パイピングに赤茶を配しSオーナーのオリジナルを強調。

そのことによりタイヤステーは目立たないようにバンパーなどと同色に

仕上げているから、こだわりと見どころを彷彿とさせる。

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Sオーナーとラシーントラベラーをガシャ!!

この度はS様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。

寒冷地仕様として細かな部分の変更も行い製作させていただきました。

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また、お土産まで頂き恐悦至極にぞんじます。

とここで、この度は宮城県は気仙沼市に納車させて頂いたわけだが、

帰りに仙台に寄ったから大した写真ではないけれど街並みを撮影した。

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仙台駅前 AM5:30

なんと来月よりビューティフルジャパンというウェブページが発表されるから

先に前ふりだけでもと思うわけだが、全国にお車を納車をさせて頂きまして

あちこち出かけるコトが多く皆様に日本の全国を知ってもらおう、

これまた日本の素晴らしいところ、風土、郷土などなどを

クルマと共にご覧頂き、日本はやっぱり素晴らしいなと

感じてもらおうというそういう規格である。

その記念第一回はなんと、ラシーンデザイナー平林俊一氏と

あたしが日本のはじまりまでタイムスリップするから楽しみだ。

今日はコレまで。

本日の名言

蒔かぬ種は生えぬ

つまりは、種とは夢のコト。夢を持たなければ何も芽生えません。

人生一度きりですから、そのことを真剣に考え、まず大きな夢をもちましょう。

Post date / 2012年8月28日

日産ラシーンのリヤブレーキをオーバーホールする

どんもす。ウェルです。

さて皆様、久しぶりに整備のブログを書きますが、如何お過ごしでしょうか。

本日は日産ラシーンのリヤブレーキキャリパーをオーバーホールするというお話。

まずブレーキキャリパーとはなんぞやと申せば、下の絵図にある鉄の塊であるわけだが、

ブレーキパッドを外側から挟み込むいわゆる油圧の万力のような装置である。

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日産ラシーン リヤブレーキキャリパー

ブレーキキャリパーとはこんな形。シングルピストンとかツーポットとか

フォーポットと言われるのはそのブレーキキャリパーに何個ピストンが

装着されているかであるが、こちらはピストンが一つであるから

この形はシングルピストンキャリパーとそう呼ぶ。

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ブレーキディスクローター側

まずブレーキを踏むと踏み代分の油圧が発生、ピストンが油圧により押し出され

それがブレーキパッドをさらに押し、ブレーキディスクローターにパッドが接触、

その接触した摩擦で制動力を得るというのがブレーキの一連の流れである。

今回はそのブレーキキャリパーのオーバーホールということであるが、

なぜオーバーホールが必要となると申せば、油圧で作動している為

その油がピストンとシリンダーの間から漏れてくる(油漏れ)という故障を治すためである。

画像でも解るかもしれないが、ピストンの周りはすでに油(ブレーキフルード)でべとべとだ。

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日産ラシーン ブレーキキャリパー分解図

ブレーキキャリパーはシリンダーとピストンが設けられ、

その中の油圧の流れ(圧力)により作動することはご承知いただいた訳だが、

部品ではご覧の通り。

油漏れは主に3つの原因で起こる。

1、経年の劣化によりシリンダーとピストンの間にあるオイルシールの劣化。

2、シリンダーの傷

3、ピストンの傷

2もしくは3は、油(ブレーキフルード)の劣化により水分が九州され

シリンダーやピストンの金属面が酸化(錆、腐食)させることにより起こるのが主である。

メンテナンスがお好きな方は、エンジンルームにあるブレーキフルードの色を確認していただき、

綺麗な飴色ではなく、黒ずんでいるようであれば交換をお勧めする。

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ブレーキキャリパーのオーバーホールキット

一つのキャリパーだけでこおんなにも細かなパーツの塊で出来ているから驚きだ。

ブレーキは重要な保安部品であるから、あまり皆様にご自身で修理などはおススメ

出来ることはない。このような作業はそれでは、どういう時に行うかと申せば、

あからさまに油が漏れていることがわかっているなら、すぐにでも修理をおこなわなければ

ならないが、基本的にしっかりとした車検を行っていただいてその時にきっちり点検を

して頂ければ問題はないとあたしは思う。

ということで、今日はコレまで。

本日の名言

求めていなければ 授からない

by勅使河原蒼風

そう、つまりは欲というものですかな。いや、あたしは夢ととります。

夢を追い求めるから、それに近づき達成できるのであると。

Post date / 2012年8月24日

高知県安芸市のF様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

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まるくい

丸と四角がちょうど半物ずつに重ねられたヘッドライトのデザイン。

鍍金が施されたリムが取り付けられる単なる丸型のヘッドライトは安易にレトロと

解釈される時代であったから、鍍金リムを使用してもレトロではないという感覚を打ち出した、

丸いと四角いを組み合わせた新しい形がそれである。

そのことはラシーンデザイナー平林俊一氏が特に拘ったデザインであり、

現在あるヘッドライトデザインの鍍金リムに対する先駆者であったことには間違いはない。

この『まるくい』という言葉は後日あたしが平林氏の丸いと四角いを組み合わせたデザインという

お話から生まれたいわゆる造語ではあるが、このような形は

すべてあたしは『まるくい』とそう読んでいる。

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ラシーントラベラー 右舷前方姿見

本日は高知県安芸市にお住いのF様にお届けに上がられたラシーントラベラーを

ご覧頂きたいとおもう。

今回のラシーントラベラーだが、特に珍重されているシダーグリーン(杉色)モデルである。

特に珍重されているというのは、なぜだろうか当時はあまり売れなかった、ようだが

現在では1番、2番の人気ぶりであり、クルマが少ないのに欲しい方が多いとなると

どうしても価格が高くなるものだ。そしてこちらは走行距離も少ないというから

とても珍しい物のなかでさらに珍しい物ということになる訳だ。

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ナルディクラシック 36,5パイ ポリッシュウッドハンドル 

エアバックのハンドルデザインがどうも、という感覚は多数の方々が思うところではあるが、

ウッドハンドルがこう似合うのはラシーンのらしさ。

道具的要素のあるクルマのデザインが、職人が造るパーツのデザインに見事にマッチする

ある種プリミティブという感覚がどちらにも存在するから共存できるのであろう。

現行のクルマにはなかなか見受けられない物の美しさである。

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kinseiウェル帆布 50スタンダードレザー

茶一色で仕立てられあげられた50デザインレザーシート。

座面、側面、パイピングなどすべて一色で仕上げる様と

パネル類のラッカーフィニッシュなども純正を踏襲した

そのあまり主張しすぎない所に、シダーグリーンのボディーカラーが

際立つからとても美しい。

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kinseiウェル帆布 タイヤカバー

タイヤカバーも現在では120色を超えるラインナップが整えられているが

パイピングも合わせて選べるのが特徴である。

ボディーの色に合わせて、内装の色に合わせてなどいろんな側面から

カラーを選んでもらいたい。

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ホイールのラッカーフィニッシュ

ラシーンのデザインは実は鉄製のホイールが似合うという所を

考えられていた事はご存じだろうか。

その基本的には機能美といえば解りやすいだろうが、それぞれの

本来持ち合わせるデザインが何気なく似合う所に魅力がある。

そして、ラシーンはホイールキャップが装着され(タイプ1はキャップなし)

販売がされているから、キャップがある方がラシーンだというイメージが今でも根強い。

しかし、そのタイプ1がホイールキャップなしで販売されていることを伺うと

もっとも第一にキャップが要らないということを物語っているのに気づかされる。

だから、それであれば好きな色にホイール自体をペイントしてあげることで

それぞれのラシーンの色と合わせて楽しむことが可能である。

今回はガンメタリックでのラッカーフィニッシュだ。

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ラシーンが似合う場所

納車途中に偶然遭遇した世界。高知県の室戸岬手前である。

中では一人若い女性が油絵を描いていたから、その光景がとても 

異国のように感じられ、そういえばラシーンの一つのキーワードとして

南仏『南フランス』のイメージが挙げられていたことを思い出した。

この度はF様ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。

大切に末永くお乗り頂けますよう努力して製作させて頂きました。

今日はコレまで。

本日の名言

天才は有限、努力は無限

by中村清

まあ天才となるには生まれ持ったものが必要かもうしれませんが、

努力は無限に行えますから、がんばりたいとおもいます。