インテリジェンスな思想
日産パオは当時は3ヶ月の限定車であったため、極めて少数者が
その所有を許された、いわゆる一部のとんがった人間のための車であって、
パオを所有することは、もう一つのパオの人生を生きることである。
そしてオシャレや趣味車としてのパオ、これはパオの正しい使い方であり、
パオは日常生活の単なる移動手段、ハイブリットカーなどの下駄車ではない。
ある意味ハイブラウな存在であって、制限速度をきっちり守るから、
速い車は先に行け、と言う具合にオトナらしく白旗を
先に挙げるのがパオにはよく似合う。
全くもって片意地を張らず、最初から降参しているわけである。
通常、これをパオの癒し効果などという。
そしてハードカバーの書籍をアンダートレーに載せて、
晴れた日には気分の良い場所まで行って朗読する。
これはパオの最もインテリジェンスな使い方である。
PAOトラディショナルと日本の風景
この度は、三重県四日市市にお住いのT様の元へお届けにあがられた
PAOトラディショナルをご覧頂く事に致そう。
叔母様がパオにずっと乗っておられたということで
影響を受けてパオ人類になられたTオーナー。
納車時には叔母様のパオもお越しになられ、皆で祝福である。
パオのヘッドライトピーク
通称まつ毛はステンレス製のポリッシュを選び、長年美しさを演出する。
サイズにはロングタイプもあるが、少し短いところのまつ毛のほうが
PAOらしさをスポイルしにくい。
謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー張替え
可愛らしいアイボリーに薄茶色のパイピングが優しい、
オーナーのこだわりにレザーシートカラー。
ダッシュパネルの上下張替えのカラーとシートのパイピングを合わせて
ちゃんとコーディネートされている。
PAOフロントフェース
フロントグリルとバンパーの純正カラーラッカーフィニッシュ。
PAOの風合いを最大限に引き出すなら、純正カラーがおすすめである。
もちろんオーナーのこだわりのカラーに変更することも可能だ。
ワイパーのシルバーラッカーフィニッシュ
叔母様のPAOとT様のPAOの絶景
PAOとT様の記念撮影
この度はT様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。
名産のお土産まで頂き、恐悦至極に存じます。
エンジンも新品で製作さしあげましたので、
末永くお乗り頂ければ幸いです。
今日はコレマデ。
本日の名言
最高のものを求める強い気持ちがないと、
結果は出ないものなんだよ。
by王貞治
そうですね。王さんの体現からそれらが伺えます。