技術はレースという究極のフィールドで培われる
なんて言ってもレースの世界では、走るのも止まるのも曲がるのも常に全開である。
そんな調子で負荷をかければ弱いところが簡単に見えてくる訳だ。
もちろん車の弱いところもあるが、運転手の度胸の無さも見えてくる。
と云う事で、夏のお祭り(Tipoオーバーヒートミーティング)の経験を踏まえ
SW02マシンが生まれ変わって、遂に兵庫県セントラルサーキットでシェイクダウンが行われ、
その模様がユーストリームで生中継されるから、是非ともご覧頂きたい。
新型となるMA11SW-2エンジン
基本となる設計は初代マーチから続くMA10型をベースに排気量を107㏄アップ。
クランクやコンロッド廻りなどはMA10型のターボベースを加工し
今回はNEW鍛造ピストンが惜しみなく投入された。
ヘッドカバーは本当はPAO用を使用したかったのだが、オイルフィラキャップが
脱落する危険性があるため、ターボ用を採用。
前回の岡山国際サーキットでは、フィラキャップが脱落の為、
本戦ではあえなくリタイヤしたからいざ仕方が無しである。
さて写真を見てどうだろう、気づいた方はいただろうか。
大きな何かが在る所に着いていない事を。
サイド出しに変更が加えられたマフラー
排気圧力の調整は非常に難しいが、リヤのホーシングも無難に避ける為である。
これが、耳が割れんばかりのエキゾーストノートであり
音を聴くだけで体内のアドレナリンが放出される。
ラップタイム計測機が鎮座した
サーキットに埋め込まれている磁石に反応し、計測がはじまる。
完成間近のエンジンルーム
ウェーバーレーシングキャブレーターは燃料ポンプを2基掛けで駆動。
現在はセッティングと、ウォーミングアップを配信中!