灘と伏見と安芸西条
日本固有の酒といえば日本酒である。
そして今回は西条の酒蔵の前で記念撮影をした。
日本酒の起源をたどれば神代の時代までさかのぼるのだから面白いわけであるが、
奈良の大神神社にある摂社に高橋活日命(たかはしいくひのみこと)という名の
杜氏の祖が祀られている。
酒屋さんの玄関に杉の丸い球が飾られているのを見かけた事があるだろうが、
これは大神神社の志るしの杉玉(酒林)である事を知る人は少ない。
まあ、そんなうんちくはどうでも良いがさらにうんちくが続く。
近年の三大酒生産地と言えば、神戸の灘、京都の伏見、そして安芸の西条である。
わたしの祖先、雑喉屋文右衛門は灘の酒の始まりと云われるほどの人物であることに
驚きではあるが、わたしは大の下戸であるからご先祖様に顔むけ出来ることはない。
古い話ではあるが江戸時代には伊丹や池田、灘やその周辺地域で造られた酒は、
天下の台所といわれる大坂から、人口70万人を擁していた大消費地江戸へ船で海上輸送された。
こうして上方から江戸へ送られた酒を下り酒と呼び、他の生産地の酒より2割から3割ほどの
高値で取引されていたのは、とても美味しかったからである。
そうなると江戸方面からのお酒は美味しく無いので京や大阪には
入ってこないことから下らない酒と云われ、転じて
面白くない事や、大したことのない事を『くだらない』と言うようになった。
ラシーントラベラー 右舷前方からの姿見
この度は広島県東広島市のS様の元へお届けに上がられた
ラシーントラベラーをご覧頂く事に致そう。
今回のラシーントラベラーも鉄製ホイールをむき出しにして
プロダクト感漂う仕上げがほどこされている。
フロントグリルラッカーフィニッシュ
ラシーンのグリルは樹脂で成形されており、リヤトランク左右の
肩のような部分も合わせて、退色が著しい。
スピードウェルではこうした部分はすべてに再塗装が施された後
元の位置に組付けが行われるから、どれも美しい仕上がりを見せる。
謹製ウェル帆布 タイヤカバー
内装色に合わせてタイヤカバーの張替えも行われたが、
今回は大雨により内装の写真が撮ることが出来なかった!
ちなみにタイヤカバーのパイピングと背面タイヤのステーのカラーは統一している。
S様よりお土産で頂いたステンドグラスの照明。
なんと、ご自身で製作活動なされているということで、
その作品を3点ほどご覧頂こう。
天井からの照明。
透かしのガラスも美しく、とてもオシャンティーである。
玄関に飾っていた置物。
ステンドグラスは窓ガラスだけでなく、照明やこうしたオブジェにもなる。
とてもお洒落な技術ではなかろうか。
次はわたしの家の窓ガラスを注文させて頂ければ、幸いです。
この度はS様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございました。
今日はコレマデ。
本日の名言
あなたの能力に限界を加えるものは
他ならぬあなた自身の思い込みなのです
byナポレオン・ボナパルト
そうですわなぁ。自身で限界を与えているわけでありますから、
考え物です。