愛知県瀬戸市のS様 PAO『SW-LTD』納車おめでとうございます

パオ

パオ

パオ

フランスツナガリ

名古屋空港の西詰でパオの記念撮影をしていたら、

隣に小型飛行機の整備場がある事に気が付いた。

何やら物珍しい出立でわたしが覗くと、仏製のソカタTB10型が

フロントカウルを開けて整備を待っている。

小型飛行機は最近また人気があるらしく、米国製セスナ172型か

この仏製ソカタTB10型かとても迷うわけであるが、

わたしはヨーロッパデザインのソカタがやはり美しいと思う。

そんなコトを考えながらじろじろ覗いているうちに、奥の方から整備士が

2名出てきてシコウ機のエンジンを分解し始めた。

そして、わたしはさらにキャメラの銃口を飛行機に向けて照射していると

一人の整備士がどうやらPAOに気付いたらしく、向こう側からこちらを覗きだした。

PAOのデザインはフランス人がフランスの植民地で気さくに乗りこなしている、

といった感覚であり、このソカタも気さくに乗りこなすような機体である。

今回のパオはSWリミテッドモデルのあざやかな紺色で、内外装は豪華仕上げだから、

素人でもなにか少し様子が違うと分かるし、ソカタもグリーンにゴールドと云ふ

オシャンティーなカラーリングが一際光っている。

ただフェンスを挟んで互いに覗きあいをしている中年オッサン2人の様は

まったく異様な光景であったコトには間違いはない。

パオ

PAO SW-LTD

この度は愛知県瀬戸市にお住いのS様の元へお届けにあがられた

PAO『SW-LTD』をご覧頂く事に致そう。

今回のモデルは、オーナーのカラーに対する意見を尊重して内外装の

色味を調整しているが、前回のSW-LTDのロイアルブルーは

大英帝国カラーであるのに対し、フランスを意識した

わたしのカラーコードを採用して製作が行われた。

パオ

SW-LTD 専用色 レピュブリックブルー

共和国的穏やかな発色のブルー(レピュブリックブルー)は

今回は新色としてお披露目された。

少しくすんだブルー色がパオらしい雰囲気を引き立たせている。

パオ

シビエビサージュ フォグランプが鎮座した

レピュブリックブルーにイエローのフォグランプは『乙なもんですね、

粋なもんですよ。』というのは木村伊兵衛氏の口癖であるが、

黄金比に近い色味である。

さらに細工を施すなら、フォグランプのカバーを白色で製作し、黒字で

猫マークをつけてマーシャルと描けば完璧だ。

パオ レザーシート

謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー

象牙色を基調として、ボディー同色のパイピングを選定。

ダッシュ上下パネルやドアポケットは、キャンバストップで採用した

モカブラウン色と同じカラーのレザーをダブルステッチと云ふ装飾を施して

張替えが行われている。

パオ

ピラーミラーがおごられた

良好な視界を確保するために、ドアミラー上部にはピラーミラーが装着された。

ピラーミラーは凸面グラスであり、手前のモノがかなり大きく見えるのが

特長であり、危険を予測するのには十分である。

パオ

認証工場 点検整備ステッカー

レトロな風合いを引き出してくれる点検整備ステッカー。

25年9月吉日にスピードウェルで点検が行われたという証であり、

次回は平成26年の1年点検日が記録されている。

パオ

謹製ウェル帆布 トノカバー張替え

フロントのダッシュ上面とカラーを整えたトノカバー。

純正オプションのフレームを使用し、張替えが行われる。

パオ

ナルディクラシックウッドハンドル

パオ

謹製ウェル帆布 コップ&缶受け

丸型のあみあみコップ受けはSWの別注品である。

350ml、500mlとどちらも挿入が可能であるから便利が良い。

また不要な時は折りたためるのである。

パオ

オートマチックエンブレム

この度はS様、PAO『SW-LTD』納車誠におめでとうございます。

大変お待ち頂きましたが、お喜び頂けまして幸いです。

1か月点検もお待ち申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

なにごとの おわしましかは 知らねども

かたじけなさに 涙こぼるる

by西行

遂に来月2日に伊勢の神宮式年遷宮がおこなわれます。

西行さんもその厳かな雰囲気に涙をこぼすという歌を謳われました。

今年は参拝者数1千万人を突破する勢いですんごいですなぁ。