ホワイト・ルーフ
1964年、大英帝国において当時のBMC(ブリティッシュモーターカンパニー)が
ミニクーパーを発売したわけであるが、それがホワイト・ルーフの発祥であると言われている。
当時のクルマにはまだクーラーは存在してはなく、特にレース向けに開発された
クーパーにとっては、室内を冷却する目的で天井をホワイトにペイントが行われたので
あろうと推測される訳であるが、真相は定かではない。
ただ、当時のビートルズのホワイト・アルバム以降におこなわれた、アップルの
ルーフ・トップ・コンサートにホワイトとルーフに繋がるという謎も秘めている。
さらに、現在はそのホワイトルーフに塗装することによって、古典的な雰囲気に戻るという
イメージから、ルーフ・トップ・コンサートでビートルズが演奏したGet Backが
現在のクルマの未来技術志向に対しての何らかのアンチテーゼと言えば良いだろうか、
旧き佳き時代に戻って来いよと歌っているような、そのようなインスピレーションで
あたしは掻き立てられるのであった。
ラシーントラベラー フロントグリルラッカーフィニッシュ
この度は兵庫県神戸市にお住いのM様にお届けにあがられた
ラシーントラベラーをご覧頂く事に致そう。
今回のサンドベージュのラシーントラベラーではあるが、先にお伝えしたように
ルーフトップを『オールドイングリッシュホワイト』でラッカーフィニッシュが行われ
製作が進められており、フロントグリルなどは純正色で控えめである。
ナルディクラシックとオールドイングリッシュ
メーターパネルのラッカーにはルーフトップに使用されたオールドイングリッシュで
塗装が行われ、ナルディクラシックとのコントラストを描き出している。
特にパネルラッカーでは、メーターパネルが鉄製であるという
いわゆる旧いクルマのモノづくりを彷彿とさせる仕掛けであり
その思想からいくと、外装色と合わせるのが基本となる訳だ。
アナログメーターが心を癒す。
デジタル一辺倒の時代に、こうしたアナログメーターの動きは
音と共に心を癒すものである。
運転して楽しく、心が癒されるというこれ以上ない幸せなクルマ。
そういうクルマ造りがこれからの新しい時代にふさわしいとあたしは考える。
ヨーロピアンキルトタイヤカバー
黄金比を考慮してデザインされたダイヤ型キルトタイヤカバー。
カラーはシートと同じく100色以上からお選びいただけるのであるから
オーナーの思い通りの仕上げを行う事が可能だ。
ラシーン開発当時に、メッシュ状のようなタイヤカバーも考案されていたのだから、
夏用、冬用と分けても楽しさが広がる事に間違いはない。
ラシーンちゃんとM様方とガシャ!!
この度はM様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。
長らくお待ち頂き、さらにお土産まで頂きまして恐悦至極に存じます。
今日はコレマデ。
本日の名言
いつも危険だと思うほうに自分を賭ける。
それが生き甲斐だ。
by岡本太郎
さすがは日本を代表する芸術家です。
だから人とは違った感性で世の中の人は魅了されるのでありましょう。