どんもす~。ウェルです。
さて本日はスピードウェルが製造するPAOトラディショナルグレードの
SW-LTDモデルと納車を一挙にご覧頂こう。
PAOトラディショナル 『SW-LTD』モデルの完成
今回ご覧頂くモデルだが、スピードウェルのオリジナルモデルである
PAOトラディショナルの限定版と言える。
一般的なトラディショナルと何が違うかと申せば、それはココから説明が始まる。
※ドアミラーは今回はシルバーにラッカーフィニッシュが施されているが、
さりげないかっこうで溶け込んでいる。
こちらはフロントフェース部。
PAOは新車からかぞえて21年という歳月が流れ、
その疲労ゆえ、バンパーやグリルの色はほぼ全ての車両が
見るも無残な状況下であるのはご存知だろうか。
スピードウェルのトラディショナルモデルの仕上げには
バンパーやグリル、ワイパーやミラー、その他に
ラッカーフィニッシュ(再塗装)が施されて仕上げられるのである。
今回のフロントフェース部はその21年前の新車当時の
カラーリングを復元。
PAOはバンパーとグリルではシルバーの色味が少し違うのは
ご存知だろうか。この微妙な差が非常にPAOらしいと思うカラーである。
※復元には当時モデルからサンプリング。
現在発売されているバンパーやグリルは当時のカラーではないようだ。
ホイールにはこちらは純正カラーではなく、ノスタルジックな印象を
纏うアイボリーにセンターキャップはシルバーだ。
この感覚は特にスピードウェルの感覚で、欧風(英国)をイメージしている。
※SW-LTD仕様として足回りを変更し独自の車高のバランスに調整されている。
フロント部の車高調整。
純正からはおおむね1,0cmの車高がダウン。
こちらは、スピードウェルと大阪バネ工業との共同開発モデル
『レギュレートスプリング』により行われている。
ただ車高を落とした訳ではなく、走りや乗り心地を現代風にアレンジし
そしてPAOの姿見をスピードウェルの思ひへと変化させたモノである。
開発には現在市販されているPAO用のスプリングを大阪バネ工業が試験。
PAOのボディーのロールセンターの割り出しにより車高の位置を
味付けしているという、本当は走りに対しての要素で開発していった
わけだが、結果的に乗り心地と姿見とを高い次元で両立したと
言えるモデルである。
※街乗りも楽しめるが、コーナリング特性は抜群でワインディングロードでも
スイスイ走れてしまう化け物だ。
リヤの車高は純正より3cmほどのダウン量だ。
それにしてもリヤのほうがフロントより若干の車高は高い。
なぜなら、ボディーとタイヤのオフセットが関係している。
どう言う事か申せば、フロントフェンダーの面とフロントタイヤの面
に対して、リヤフェンダーの面とリヤタイヤの面の出っ張り具合が
違うことにより、もし前後が同じ車高になるとリヤタイヤが
どえらい内側に入ったような見栄えになってしまう。
※あくまで姿見にもこだわり、視錯覚によりバランスを整えている。
『レギュレートスプリングという名はココから始まった。』
前斜姿見。
視錯覚が感じられる見栄えである。
先ほどの真横からとは打って変わって前後の車高の違いが
ほぼ同等に見えるだろう。
ウェルがベストと思える車高がココにある。
PAOのおしりの突き上げ感がたまらない。
この感覚は純正『オリジナル』の車高を彷彿とするもので、
残して生きたいテイストであることには間違いない。
謹製ウェル帆布が手掛ける内装である。
トラディショナルモデルでは内装(レザーシート)に張替えや
シルバーパーツ群のラッカーフィニッシュなどが付いてくるが
SW-LTDになるとダッシュパネル、アンダートレイに続き
フロアカーペットやマットまで張替えがほどこされ
一連の自動車の物語により作りあげられる。
※シートデザインはウェル60スタンダード(アイボリーステッチ)
ヘッドレストは同時に張り替えられ付いて来る。
ナルディクラシックハンドルはマホガニーのウッド感を強調する為
再ラッカーフィニッシュが施されている。
この仕上げが上質さを演出するワンポイントとなり
その一癖が最高と言える。まさに英国のかほり。
ナルディはイタリー製であるゆえ、今後はモトリタであろうか。
※SW-LTDはこうした細かな仕様にプラス独自の味付けが施されている。
SW名=アトランティックブルーのフロアカーペットは
アクアグレイのPAOに上質さを追加する。
本来PAOのコンセプトは冒険をイメージして製作されている。
そのコンセプトから言えば上質は当てはまらないのだが、
SW-LTDのトラディショナルというコンセプト上のデザインと
言えば解かりやすいだろう。
このコンセプトは『PAO-TRADITIONAL』に掲載されているゆえ
是非ともご覧頂きたい。
フロアカーペットとフロアマット。
同じアトランティックブルーの生地で縫製されるのだが、
フロアマットの縁をこだわるコトで、別モノと理解出来る。
SW用語=ヘリ。
ヘリは純正フロアマットのオーバーロックでは仕上げてなく、
旧い感覚で帯状のものを巻き縁取りしている。
こうしたデザインイメージはSW-LTDの独特な仕上げと言えるだろう。
フロアーカーペットはアメリカ製。
この風合いは日本製の生地ではなし得ない。
カラーは15色ほどあるが、SW-LTDではスピードウェルの
感性に基づくカラー選定が行われる。
※トラディショナルなカラーだと言える。
スピードウェル謹製コップ&缶受けはipodも受け入れる。
いろんな用途があるようだ。
この度はE様PAOトラディショナル『SW-LTD』
納車誠におめでとう御座いました。
今日はコレまで~。
本日の名言
何でも思い切ってやってみることですよ。
どっちに転んだって人間、
野辺の石ころ同様、
骨となって一生を終えるのだから。
by坂本龍馬
さすがは龍馬さん。これぐらいの楽天的な考えで
思い切ってやっていくべきでしょうね。
さて、あなたは明日になにをしでかすのか!
ウェルもなにかしでかすです。