どんもす~。ウエルです!
本日は、前回ご覧頂いた大人の遊びPAOをご覧頂くコトに致そう。
この車両のオーナーO氏はMGやMINIを乗り継ぎ、
今回その独自のセンスをPAOに投入し、ウエルの頭の中の
引き出しをひっくり返して途轍もないPAOの製作が開始されたのであった。
『大人の遊び』
今回はオーナーO氏の心に描くPAOをそのままカタチにすべく
入念に調整を施し、手間隙掛けて製作が行われた。
ベース車両にはアクアグレイ色のキャンバストップATを使用。
オーナー曰く『PAOの冒険というコンセプトは前オーナーで終わった。』
ということで、天井に付くルーフレールのスムーシング化。
このデフォルメにより、すくなからず高貴な印象をかよわせるコトとなる。
そして、外装はブルーグレイで内装はアイボリーでラッカーフィニッシュが
施され、内外装をスパっと割り切り、英国のコーチビルダーさながらの
仕上げを試みたのであった。
まさに世界でたった一台のオリジナルカーの製作。
なんと、その工期は約6ヶ月。
ルーフレールが取外されると天井はおおむねPAOのプロトタイプのカタチとなる。
見栄え的にはキャンバストップ前方の風防が無くなり
すっきりとした印象だ。
内装へ参ろう。
ハンドルやミラーなどはオーナー自らが選定。
特にこのモトリタハンドルのウッド『グリップ部』などはオーナーが
さらにニス加工を施し、愛着のある仕上がりとなった。
ウェル帆布社もその思いをさらに彷彿とさせるべく、
ダッシュパネル、アンダートレイ、そして、フロアーカーペットでさえ
カラーをあわせるべく張替を行うのだという。
オーディオでは、初の登場であるWellSonic(スピードウェルブランド)が
クラリオンのDUB275MPをカスタマイズ。
より車両に馴染む様、オーディオ上部のエアコンパネルにあわせ
オーディオを細かく分解しラッカーフィニッシュを施すという。
こういう小さな作業から、すべてはカタチ作られてゆくのを
スピードウエル社は知っている。
※写真ではオーディオボックスサイドのビスは無加工だが、後に
アイボリーできっちりペイントが施されている。
このPAOは日本初フロアーカーペット張替え車両になったであろう。
昔はこのような生地は日本でも作られていたのだが、
現在は市場では中国などの地域で安価で製作されているカーペット生地しか流通せず、
なんともその生地自体の織り方やカラーなど安価以外に何のセンスもないゆえ
わざわざ値は張るがアメリカから輸入したモノ。
カラーバリエーションがあり、今後はウェル帆布社製品の
定番商品となるコトが決定しそうだ。
室内灯やバックミラーの位置など旧き佳きクルマの時代を彷彿とさせる。
※室内灯は後に鍍金が強すぎる為、オーナー自ら鍍金部にアイボリーに
ペイントが施されている。
CピラーにはこれまたPAO日本初の荷室用室内灯がおごられた。
この荷室用室内灯だが、オーナーが以前所有していた
ポールスミスミニにも取り付けされていたのだという。
夜分に灯された室内のあたたかさを求めPAOにも献上。
電源スイッチはなんとキャンバストップスイッチ斜め上部に奉納され
操作性は向上している。
車内外装には至る箇所に鍍金パーツがアクセントで取り入れられ、
英国で例えるならば貴族階級のみ許される仕様といったところ。
この車両は前回の月刊スピードウェルにも
掲載されているゆえ拝見されていない方は
一度は拝んでみてほしい。
O様この度はPAOきっどぎゃるそん号納車おめでとう御座いました☆
またお土産まで頂き恐悦至極に存じます。
これからも日本のコーチビルダーを目指し精進致します。
今日はコレまで~。
本日の名言
どんなに悔いても過去は変わらない。
どれほど心配したところで未来も
どうなるものでもない。
いま、現在に最善を尽くすことである。
by松下幸之助
そう、今を最善に尽くす事が、未来へもつながり
結果過去を悔いるコトが無くなるはず。
連鎖ですなぁ。