どんもす~。ウェルだべぇ~。
さて、本日は前回もご紹介した、スミス社製のマグノリアクロックを
PAOのインパネに埋め込むというお話の続編だ。
スミス社製マグノリアクロックだ。
今でも英国で製造され続けているのだが、
さてさて、これをそのままPAOに取り付けるとなると
スピードメーターとのバランスがいまいち取れぬと言う事で、
今回はマグノリアをスピードウェル社的に加工を施す事となった。
PAOの純正スピードメーターだ。
こだわったデザインが見る人の心をひきつける。
このメーターに、先ほどのマグノリアクロックをどうやってあわせるか
と申せば、簡単に言えば同じ風合いに仕立ててあげればよい。
しかし、文字盤のすべてをDIYで変更するにはちいとハードルが高いゆえ
今回はPAOメーター風といえる仕上がりを目指したのである。
まずはリューズを外す。
人間がつくったものであれば、どのようなモノでも分解は可能だ。
という、ウェル的発想のもと、気兼ねなく分解されてゆく。
お次にべゼルを取り外す。
べゼルは3箇所のカシメだけで留まっているから、精密ドライバーで
抉ってあげればすぐに外れるであろう。
ウェルは自慢ではないが、少しは手先は器用なほうか、
しょいしょい分解してゆくが、良い子の諸群は指をドライバーなどで
突いてケガをしないように勤めてほしい。
べゼルを外せば、風防が外れる。
さて、ココからが問題。
これをどうするかと申せば、まずは純正の針の色にペイントを施す。
じゃんじゃかじゃん!!
塗料はウレタンを使い、経年劣化にも強い仕上がりが得られることであろう。
ちゃーんと塗料も調合し、PAOの針の色に合わせたのだから、
細かなところも計算済みだ。
そして、
べゼルはなんと鍍金から艶消し加工が施された。
そう、PAOには鍍金がというよりこの艶消しが似合うのである。
飾らないところがPAOのコンセプトからも伺えるのであった。
これで、一様はPAOのメーターとの色合いを合わせたコトとなった。
どこか重たい印象は消え、PAOらしくなったであろうか。
それでは、マグノリアPAO仕様と普通のマグノリアを並べてご覧頂こう。
左がPAO仕様。右が元のマグノリアだ。
どうだ、並べてみるといかにPAOらしくなったかが伺えるであろう。
ちょっとした細工ではあるが、細部からにじみ出ている物が
一番ポイントが高く、バランスや雰囲気がどこと無くと思えば
細部を見直せば答えが出てくる物でもある。
遂にPAO用時計が完成した。
よくよくご覧いただければ、時計の中心の針の部分はちゃんとアイボリーと
レンガ色の2色で塗り別けているというから細かな配慮が施されている。
しかし、一点加工し忘れたコトがあった。
そう、SMITHSという文字を消し忘れた事だ。
PAOに入らばPAOに従えといったところであろう。
ココまで計算できればOKである。
スピードウェル社の技にはなるかどうかは知れないが、
こうしたカスタマイズもたまには良かろう。
なんせ、PAOに似合うかどうか努力した結果と、
それをぽんと付けただけでは意味合いも変るかもしれない。
これにてマグノリアクロックの加工のお話は終了となる。
さてさて、これまた面白い加工をスピードウェル社の工場長が
作品として仕事の合間をみて製作してくれたからご紹介致そう。
PAOのフロントグリルに装着されているエンブレムだ。
だが、しかしよくよくブラックに塗られたところをご覧頂きたい。
アップ!!
なんと、黒縮み俗に結晶塗装が施された。
おいおい、ウェルイズムが満開な仕様に工場長にはただただ脱帽。
ウェルも負けては居られますまい。
スピードウェル社では、社員が一丸となって皆皆様のおクルマの
メンテナンスにあたっている。
気持ちを同じくして高いレベルでの技術の提供を目指し
今後も精進する所存。
今日はコレまで~。
本日の名言
必ず勝てる方法はある
by古賀稔彦
さすがバルセロナ五輪のメダリスト。
この言葉には勇気をもらえますなぁ。
そして、あきらめては負けだということでしょうか。