5ZIGENと共同開発!日産Be-1&PAO専用 ECOステンマフラー開発の巻パート3!!

どんもす~。ウェルです。
さて、本日もパート3という事で、マフラー開発が
どんどん開発が進んでおるのでは御座るのだが、
5ZIGENさんの所にパオを連れて開発するところをご覧頂こう。
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遂に5ZIGENのファクトリーにスピードウェル社のPAOが搬入された。
味付けやマフラーの材質、フォルムなどはスピードウェル社でこだわり、
設計から製品造りは5ZIGENが担当するという。
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そう、今回のマフラーはただのマフラーでは御座らぬ。
既製品のタイコ(サイレンサー)を使って出来た
俗に言うワンオフ物ではなく、
5ZIGENと共同で高効率を目指してタイコの中身から開発するという
なんとも素晴らしきマフラーである。
さらに、ただ素晴らしいだけは御座らぬぞ!!
『往年の名器』
というコンセプトの元、コダワリと最先端の技術が惜しみなく投入される。
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これはパオのマフラーではないのだが、どうだろう素晴らしい加工技術ではないか。
このような加工技術がパオのマフラーにも投入されるというだけで
ワクワクしてくるのだが
5ZIGENのマフラー製造技術がいかに美しい仕上がりになることを垣間見た瞬間。
今回はマフラーはどうやって製造されるのかという所と
5ZIGENファクトリー内を少し詳しくご紹介致そう。
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これはタイコ部(サイレンサー)の元。
ただのステンレスの鉄板だ。
そう、この一枚の鉄板から今回のマフラーを造り出すというのだから、
ウェルの心もオーバーヒート気味。
この板を丸く加工し中身を詰め込めば立派なタイコになるわけだが、
すべては工作機械と熟練の職人の手によって生まれゆく。
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(タイコにふたを取り付けている。)
この装置、タイコの端部の鉄を綺麗に曲げて整形するというマシーン。
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すんごい勢いでローラーがタイコの口部の廻りを回り始めた。
12時はどう、いや、一時はどうなる事かと思ったが、この通り。
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良いタイコが出来上がったではないか。
そう、一ずつの工程に凄いマシーンが使われ整形されてゆく。
完全な製品を目指す為には、いろんな工作機械と職人の技術が必要だ。
この素晴らしい技術を持つ5ZIGENは
スピードウェル社の本当に良きパートナーとなるであろう。
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棚にはパオのフロントパイプとマフラーが鎮座する。
ココまで、本気でマフラーを製作した所は今までに無いであろう、
とまで自負するのだが、それは出来上りシャシダイナモに載せて
測定した結果でご覧頂こう。
さて、今回は日常ご覧頂けない5ZIGENのファクトリー内をここから
特別にご覧頂く。
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これが、レース部門のファクトリーだ。
目の前にはNSXが鎮座する訳だが、一番奥にはフォーミュラーが、、、
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2009年NSXでチーム5ZIGENとして参戦している車両。
先日もTIサーキットでレースが行われ、疲れて返って来たところ。
ミッションなどのオーバーホール(メンテナンス)が早速なされていた。
最新の技術はレースという極限の状態で生まれてゆく。
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フォーミュラーのミッション部だ。
イギリスのローラ製である。
材質は多分マグネシウム合金ではなかろうか。
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どうだ、これが優勝を含め獲得したトロフィーの数々だ。
今回は主に5ZIGENのファクトリー内をご紹介したのだが、
なんとも、この究極なマフラー製造会社の中で、
Be-1&PAO専用のマフラーを製作するというところが、
面白いであろう。
そして、往年の名器と呼ばれるマフラーを製作するにあたり、
5ZIGENの輝かしい栄光と、現在の活動をご覧頂く必要があった。
スピードウェル社としても、生半可なパーツを作るという事は考えていない。
より、最先端の技術で本質を突いた製品開発にこれからも挑戦する。
まだ、試作段階ではあるが、かなりのお問い合わせも頂き、
ありがたい限りではあるが、9月の末には完成品のお披露目となるから
今後も見逃せない。
乞うご期待あれ。
今日はコレまで~。
本日の名言
徹底的に尖れ
byスピードウェル
そう、三角形の角を取り丸くしていくとどんどん小さくなっていくであろう。
それでは駄目だ。
尖んがって尖んがってどんどん伸びれば良い。
人間には向き不向きがあり、向くほうには徹底的に尖っていってほしいものでもあります。