新春初Blog 沖縄県沖縄市のT様 PAO 『SW‐LTD』納車おめでとうございます

沖縄県コザの商店街
コザストリート
コザのストリート
※スペースパオ

スペースシャトルは人を宇宙空間に運んでくれる乗り物である。一般的なロケット型は一度の使用しかできないが、シャトルは地上に離発着が可能であり、何度か使用に耐えるように設計されている。フロントから胴体下部の黒い部分は大気圏に突入するところ、超高温から機体を守るための耐熱素材であり、日本の瓦の技術が活かされているらしい。と雑学はおいといて、コザのディープストリートにパオを留め置くと、今回の車体のカラーがなにやらさも宇宙空間であるような、ダークマターな印象を受ける。(人類は現在の科学でもってしても宇宙全体の5パーセントほどしか解明できておらず、残りの95パーセントはダークマターである。)その視点から覗くと市井の人が、パオの事をどれだけ知っているだろう。パオデザイナー古場田良郎氏より本当のパオを聞いたことがある人はどれだけいるだろう。ルノーキャトルでもない、ミニでもない。そしてノスタルジックやレトロのどれにもあてはまらない。まったくもって市井が想像しているモノではないのである。だれもがパオの5パーセントくらいしか知らない。これこそパオがダークマターの所以である。

※スペースパオは、スペースコロニーという地球上での人口の爆発的増加や地球環境の大規模な変化などに対応するための移住先として構築が検討されている宇宙空間の大きな施設に対して、宇宙での遊牧民が使用する居住用の天幕(円形のテント)を指し、宇宙空間で使用する住居として開発が進められている。

沖縄県にパオを納車
パオとヤシの木

この度は、沖縄県沖縄市にお住いのT様の元へお届けにあがりました、PAO『SW-LTD』をご覧頂きたいと思います。SW-LTDらしくダークブルーに全塗装が行われ、内装はアイボリーとのツートーン。ボディーは沖縄の塩害対策として、インナーから錆びにくくするためにパネル類を取り外し、蓄積した粉塵を除去。細かなスクリューはステンレス製に交換し、下回りは強力な油性のシャシーブラックで塗装を行いました。

パオの内装
パオの内装風景

ダッシュパネルの上下面は極上の素材により張替えが行われ、高温下での縮みにも耐えうる仕上げ。クーラーはR12フロンガスが充填されており、代替フロンより5度以上冷えが良い。またウィンドウガラスには最新のUVカットクリアフィルムを張る事により、紫外線だけでなく赤外線の除去も行い室内の温度上昇を抑える効果をアップ。

パオの内装
純正風シートの張替え

純正のシートのイメージにて張替えを行った様子。涼しげな印象がCOOL.

コザでパオを撮影
右舷後方姿見
パオを沖縄県に納車
パオと記念撮影

この度はT様、PAO『SW-LTD』納車誠におめでとうございます。製作には沢山のお時間を頂戴いたしましたが、お喜び頂けまして感謝申し上げます。また、お土産まで頂き恐悦至極に存じます。なんとパオは以前にもお乗りになられていたという事で、これからのパオライフを応援申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

誰にでも可能性はある。
私も最初はゼロだった。

by安室奈美恵