
モンゴルの草原にたたずむパオ、と言えばこのような風景であろうか。という事で、白浜あたりのとれとれ市場近くにあるパオ群の前で本日は撮影であるが、日産パオにまつわる、遊牧民族が寝泊まりする移動式住居パオ(ゲル)が名の由来である。いつもSWにご来店になられるお客様に日産パオのグリルに装着されたエンブレムの左右の形状についてクイズを出すわけであるが、羽?が一番多い答えである。二番目に貝殻。これは実に遊牧民の移動式住居をデザインしている訳であって、またフロントグリルは網焼きグリルであり、ヘッドライトはお皿(ボウル)になり野営が出来る。馬に乗って風を感じるがごとく、三角マドにて風を感じ、室内はパオの絨毯や敷物にあるドンゴロス調の内装と、冒険というテーマに則しながら素晴らしいデザインが施されている訳である。日産パオ、知れば知るほど所有欲が湧く事であろう。

この度は、和歌山県西牟婁郡にお住いのI様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます。今回もボデーはレストアが行われ、マニュアルミッションはスピードウェルで開発が行われたギヤを組み込んでオーバーホールも行い、バランスよく仕立てて製作がおこなわれた。

良イタイミングデ エメラルドノ フィガロステアリング ヲ調達シ候。オリーブグレイ ノ パオ ニ装填ス。
純正ステアリングも素晴らしいデザインであるが、一癖あるフィガロのステアリングもホーンボタンとボディーカラーを合わせればよく似合う。

SWでは、販売車両のすべてにシートの張替えが着いてくる。レザー生地がスタンダードであるが、別途モケットやファブリック生地に変更も可能である。また、ファブリックプラスレザー等、ハイブリッドでの製作も可能であり、カラーも日本一の量で行っている。

ナビゲーションを装着するに当たり、純正オプションであるオーディオラックにて装填。パイプに側面がパンチングというのが何ともナウい。

5ZIGENと共同開発、名機ウェルリプレイスメントマフラーである。純正品よりも上質は素材をふんだんに使用し、排気効率と音色を追求したGEN5。このマフラーは不偏的である。ご注文はマフラーページへ。


フロントフェースとテールエンドである。今回は、バンパーをアイボリーに塗装を行い製作。パオの雰囲気を損なわず、色味を調整する事に尽くした。

この度はI様、PAOトラディショナルレストア納車誠におめでとうございました。長らくお待たせ致しましたが、お喜び頂け嬉しく思います。マニュアルの操作に少しずつ慣れて頂き、是非とも素晴らしい相棒に。
今日はコレマデ~
本日の名言
われ14歳のことがまたあるか。
by徳川頼宜
14歳の時に紀州初代藩主頼宜公が発した言葉である。
今は今しかない。わたし達も今を大切にしないといけませんなぁ。