この度は大阪府池田市にお住いのI様の元へお届け致しましたパオをご覧頂きたい。と、いつもの四方山話がないと調子が乗らないので、池田の呉服神社(クレハジンジャ)のお話である。まず、この宇宙創世以外には何事にも始まりという言葉が存在する。今日は機織りをクローズアップするが、日本に機織りが入ったのは第15代応神天皇の時代である。クレハトリとアヤハトリという姫が大陸より招かれ、大阪の池田の地に住みつき、機織り、裁縫の技術を弥生人に伝えた訳である。このクレハトリ、アヤハトリは三国志にある呉国より招かれたことにより、以降絹布物を呉服と言うようになった。そうである、呉服の始まりはココである。呉服はこの由来で間違いないと思うのだが、機織り(ハタオリ)は、機械で織る事であって、なぜハタと発音するのか、ということである。そこでわたくしのスーパーカンピューターに演算させたところ、丁度応神天皇の時代に秦氏が12万とも15万とも言われる人数で渡来。秦氏が発明した、もしくは伝来させて機械で織る事をハタ織りという。この説は、わたしの中では最有力候補である。
あらためて、この度は大阪府池田市にお住いのI様の元へお届けされました、PAOトラディショナルレストアをご覧頂きます。オリーブグレイの車両は1年ほどお時間を頂き、ボディーワークからエンジン廻り、クーラー、足廻り、内装のリペア等を手間をかけて製作。美しいパオが出来上がりました。
パオのフロントフェースである。バンパーやグリルは純正と同様に塗装を行い製作。もちろんヘッドライトリムなどもリペアペイントが施されている。手前味噌であるが兎に角美しい。
インストルメントパネルは運転中常に望むところである。そのような大事な所に力を注ぐのは当然の事である。今回もダッシュ上下はオーナーI氏の思いのカラーに張替えがおこなわれている。ダッシュ上面は天井(キャンバストップ)の生地と同じ物で張替えて、クラフト感を演出。スピードウェルではそのような細かな配慮がなされて製作が進められるから、納車された時に楽しみが増す。
レザーだけではない、自動車用にある難燃試験に合格したファブリック生地による張替えも得意である。ファブリックにはツィード、モケット、そして幌布生地が存在する。それぞれにカラーが選べ、さらに縫糸のカラー、さらにさらに縫糸の太さまで選ぶことが可能である。このようなサービスは全国してもSWが唯一である。
この度はI様、PAOトラディショナルレストア納車、誠におめでとうございました。沢山のお土産も頂き心より感謝申し上げます。これから長く、そして大切にして頂けます様にこちらも努力致します。
今日はコレマデ~
本日の名言
世界で最も素晴らしく、最も美しいものは、目で見たり手で触れたりすることはできません。
それは、心で感じなければならないのです。
byヘレン・ケラー