山代温泉からの生涯をかけ美を追求した魯山人
石川県の山代温泉に魯山人寓居跡がある。魯山人が大正4年あたりに過ごした場所であって、当時の文化サロンでもあった。この 寓居跡 からすぐのところに山代温泉の中心となる共同浴場、古総湯があり周辺は素晴らしい景観なのである。今回山代温泉で撮影となった訳であるが、実にパオデザイナーの古場田良郎氏が景観事業に携わられた事による。 『古場田良郎氏が温泉街の景観をデザイン。
明治時代にあった古総湯を再興。 1300年という時を超え現在に山代温泉の魅力が堂々とあふれている。 古場田氏曰く、文化財を目指す訳でなく、かならず文化財になるだろう。 』という以前のブログhttp://blog.speed-well.jp/archives/2999 も是非ともご覧頂きたい。
この度は、石川県加賀市にお住いのK様の元へお届けにあがりました、パオSW-LTD、インディゴブルーをご覧頂きます。グレイ掛かったスピードウェルオリジナルのカラー。塗料の配合は絶妙であり、ブルーのようなグレイのようななんとも言い難い深いカラーである。そこに黄色いフォグランプがとても美しいのである。
レイヨットフォグランプをおごる
デッドストックのレイヨットがインディゴブルーのボディーからに映える。バンバーやグリルはパオの純正色を踏襲。フロントウィンカーレンズなどもリペアが行われすっきり。
内装の仕上げ
ダッシュパネルやアンダートレイのレザー張りや、エアコンのデフロスターグリルのリペアパーツ交換、オーディオのオーバーホール等、見える個所はそれぞれにリペア等も施され、新品のようである。
ドアポケットのレザー張り
トップにダブルステッチで装飾も行い、手仕事感がとても味わい深い。マスプロダクトでは味わえない、モノづくりの良さを楽しめるのである。
シート裏のポケット
ポケットの袋のマテリアルや、ベルトのカラー等も選ぶことが可能。すべてはクラフトマンによる手作りが成す業である。
古総湯とパオ
情緒深い街並みにパオはとても良く似合う。余談であるが古総湯は午前6時の一番風呂に入った客には、お札が頂けるのである。以前わたしも早朝5時に並んだ覚えがある。
この度はK様、パオSW-LTD納車誠におめでとうございました。雨だったのがとても残念でしたが、お届けできました。ボディーカラー等お任せ頂いたところもありましたが、お喜び頂け幸いです。また、素敵なお土産を頂き恐悦至極に存じます。長くお乗り頂けます様にバックアップさせて頂きたいと思います。
今日はコレマデ。
本日の名言
人間が自分で意味を与えないかぎり
人生には意味がないのである
byフロム