トラディショナル
クルマという概念はその国々の国民性によって変わる、とはクルマ以外でも同じ事が言える訳であるが、クルマは欧州で始まった文化であり、その欧州でのトラディショナルな造り込みが、今回のイメージである。日本では1970年代まではその欧州のトラディショナルに習い自動車のデザインなど行われていたと思う訳であるが、昨今の日本のクルマの概念は家電製品に近くなっている。一概には言えないが、10年10万キロで乗換え、というような消耗品という位置づけにもなっているだろう。果たして数百万円する物がそのような物で良いのであろうか。と常々思う訳であるが。日本人の国民がそれで良いと考えれば、それ以上の物を造らなくて良いというメーカーサイドの感覚もあると思う。また、電気自動車が新しいものである事により新しい形を求めるメーカーサイドと、タイヤが4つ着いていたらそれはクルマであるから、もう少し車らしいデザインを求めている消費者の感覚のずれを相当感じる訳である。PAOがそのまま電気自動車になったほうが既存の電気自動車より売れると思うのはわたしだけであろうか。
PAOトラディショナル 桜の下で
この度は愛知県稲沢市にお住いの、Y様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナル、アクアグレイをご覧頂きたい。内外装もレストアが施され、33年という歳月を取り戻すべく、部品交換も行われ仕立てられた。
PAOトラディショナル左舷前方姿見
純正のフォグランプのは位置が少し高いところにあり、ちょいと下げたいという事で、今回はフロントバンパーを加工して、フォグステーを取り付けた。
ワイパックフォグランプ
鋼をバンパーに直接溶接を行い、左右の間隔は純正に準ずる。前への飛び出しはそこまで大きくはならず、さして問題は無い。
ウェル60スタンダード レザーシート
最高級の生地を使用した60形状のレザーシート。安価なPVCではなく、耐久性も抜群である。同生地でダッシュパネル上とアンダートレイも張替えを行った。
PAOトラディショナル 後方姿見
この度はY様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。長らくお待ち頂きましたが、お喜び頂けまして恐悦至極に存じます。また、駅までお送り頂き、感謝致します。末永くお乗り頂ければ幸いです。
今日はコレマデ。
本日の名言
今日の我に明日は勝つ
by美空ひばり