雅楽
雅楽(ががく)とは、大陸(中国、朝鮮半島)を経て、日本で
花開した伝統的な音楽である。古い文献などを読み解くと、聖
徳太子の時代に遣隋使を派遣した頃に大陸の音楽が輸入され、
それらが平安時代には芸術的に昇華し、大成されたのである。
今では世界最古のオーケストラ(管絃楽)と言われる雅楽であ
るが、実になじみは少ない。なぜなら、明治までは天皇、公家
や大名の一部、そして楽家にしか演奏することが許されておら
ず、一般的にふれる機会がなかったからである。現代では結婚
式や、各団体の雅楽演奏などでお耳にかかる事が出来るから、
教養のためにも一度は鑑賞されては如何であろうか。
宮内庁式部職楽部
皇居内にある楽部は江戸城の隣に位置し、当時は大奥の屋敷が
あった場所である。左右にある大太鼓は太陽つ月を表し、陰陽
の思想なども音楽に取りこまれている事が伺い知る事が出来る。
という事で、本日はわたしが所属している大阪樂所の雅楽演奏
会が来る7月2日に大阪国立文楽劇場で開催されるから、少しの
コマーシャルである。
今日はコレマデ。
本日の名言
一オクターブ弱しか出ないからこそ、
一つの音にこだわるんです。
by東儀雅季
雅季先生の篳篥の音は、心が洗われます。