☆北海道札幌市 T様 PAOトラディショナル納車おめでとう御座います☆

どんもす~。ウェルです。

ただ今帰りましたと言う事で、本日は北海道札幌市のT様の元へ

届けられた、PAOトラディショナルをご覧頂くコトに致そう。

大阪より北海道へは日本海を航行するフェリーに載せて運ばれる。

新日本海フェリーへ載せられたPAO。出発時刻は午前0時半である。

スピードウェルでは全国に納車(お届け)している訳だが、

北海道や九州、沖縄へはフェリーにより海路を使ってオーナーの元へ

届けられるのである。ちなみに北海道へは概ね丸3日の日を要す。

正面姿見。

今回のPAOトラディショナルはバンバーやグリルは純正カラーに

ラッカーフィニッシュ(復刻塗装)が行われ、ヘッドライトには

可愛らしい(通称=まつ毛)がおごられた。

昨今はこの仕様は特に人気なようで、モディファイというか、

それより可愛らしさが優先の様だ。

英国製ヘッドライトピーク(まつ毛)

ヘッドライトピークはいつ頃から始まったのか。

また、何の為に取り付けられたのか、と時代を詳しく調べてたが

答えは見つからず、これはクルマのお洒落なのだろうと

勝手な判断が入るわけだが、何か機械的に機能しているという物ではない。

特にクラシックミニや旧ビートルに装着されている頻度は高く

やはりクルマの全体としての可愛さ(愛嬌)なのだろう。

謹製ウェル帆布によるダッシュ上下の張替え。

今回はシートのパイピング位置と同色にして張替えが行われたが、

非常に綺麗なキャラメル色だ。

謹製ウェル帆布 60レザーシート張替え。

今回のシートには3色のそれぞれのカラーが座面、側面、パイピングと

あしらわれており、(パイピングはよく目を凝らして見ないとわからない)

ダッシュ上下とあわせてまとめられている。

シート裏はレザーポケット

ポケットにはレザーのほかに、網タイプが2タイプご用意。

また、ポケット無しなどにも対応する。

カラーでは、今回のような上ふたの色のみ変更も可能であり、

ベルト、上フタ、上フタパイプ、下袋、下袋マチと

全てがカラーリングのオーダーが可能となっている。

まさにオーナーの腕っ節が試される場所である。

T様この度はお土産まで頂き、こころより感謝感謝で御座います。

7

オーナーT氏とパオちゃんをガシャ!!

この度は、T様PAOトラディショナル納車、誠におめでとう御座います。

札幌は雪も降ると言う事で、車両はスピードウェル寒冷地仕様にて製作が

行われました。ずっと大切にお乗りいただければ幸いであります。

さてさて、ココからは北海道番外編。

高い理想で大地をひらく

元々北海道は江戸時代までは蝦夷地と呼ばれ、アイヌの原住民の方々が

居られましたが、明治新政府において日本の開国とともに、蝦夷地が

日本の固有の領土だと主張するために開拓が始まりました。

明治2年には開拓判官として最初に札幌本府の建設に取り組んだ島義勇。

今の札幌の碁盤の目状の街づくりをおこなった岩村通俊。

また公共の事業をおこなって民主の工場につとめた松本十郎や

屯田兵長官、永山武四郎のもと開拓に血と汗をながした屯田兵の皆々。

これらの人びとは恵まれないきびしい条件のなか高い理想をもとに、

不屈の精神で開拓に取り組んだのであります。

そう、実は北海道は明治までは正式な日本ではなかったようです。

北海道神宮に参拝

勉強を進めると北海道神宮に辿りつく。

明治2年、当時「蝦夷地」等と呼ばれていた北海道は、

日本の国土としてより明確にする為に、「北海道」と名づけられました。

そして同じ年の9月1日に、明治天皇の詔により、東京で「北海道鎮座神祭

(ほっかいどうちんざしんさい)」を斎行し、北海道の開拓・発展の守護神

として、大国魂神・大那牟遅神・少彦名神の三柱の神々、

いわゆる開拓三神が鎮斎(ちんさい)され、その後に

開国を決断され、西洋の文明を取り入れて現在に至る日本の礎を築かれた

明治天皇を昭和39年増祀し、北海道神宮となりました。

というのが北海道神宮の由緒である。

さすが、北一条からの道路はこの北海道神宮前より始まっているではないか。

千木、鰹木、鞭かけに萌える。

屋根は耐候性のある銅葺きであるが個人的には萱葺きが好きだ。

しかしまさに日本の建築美、これはいつの時代に成立したのだろうか。

実はこれは弥生時代にまでさかのぼるのだとは、皆考えたことも

ないであろう。

掘立柱に勾配のきつい屋根。屋根の上には鰹木に空高く登る千木。

ぼそぼそと飛び出る鞭かけ。(神明造)

このプロダクト感にウェルはかなり萌えている。

ある種のプロダクトフェチであるようだ。

日本の良きモノづくりは代々脈々とつながり、私たちの体の中に

受け継がれているはずであり、まだまだ、日本は

頑張らないと行けないと深く感ずるところであった。

今日はコレまで~。

本日の名言

断固として、新しい習慣を実行に移せ。

そのためには、その決意をできるだけ

広くみんなに知らしめよ。

byウィリアム・ジェームズ

これは、最高ですなぁ。皆に言った時点で、後戻りはできますまい。

自身のプライドにかけても実行に移さなければと、そういうこんたんです。