Post date / 2012年11月24日

月刊スピードウェル11月号刊行 PIKE CAR

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PIKE CAR

月刊スピードウェル11月号が遂に刊行されたが、実は先週には刊行されていたから

紹介をするのをとんと忘れていた訳だ。

今回のは、今月の4日に静岡県浜松市で開催された、第12回うなオフというイベントの模様である。

古今東西、いろんなクルマがあるわけだが1987年Be-1、1989年PAO、1991年FIGAROの

三車種を総称してPIKE CARとそう呼ぶ。

これはとんがったクルマという意味であるが、お洒落の流行の頂点、

もしくは流行を作り出すリーダー的存在のクルマであったから、

時代を超えてとてもオサレなクルマであることに魅力を感じる訳だ。

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PIKE CARが勢ぞろい

このうなオフであるが、日本では一番の規模を誇るイベントとして今年で12年目の

開催となった。

来年も、11月の第一日曜日には開催されるであろうから、

今年参加できなかった、方々は来年まで月刊スピードウェル11月号で我慢していただき

来年は是非とも参加していただきたいと思う。

それでは、最後までズズイとご覧くだされ。

今日はコレマデ。

本日の名言

作事は木を組むだけにあらず。人の心を組むもの。

法隆寺や薬師寺など修復にあたる宮大工、西岡常一氏。

木を組むだけでは大きな仕事は出来ません。

働いている大工の心も一つにして、やっと1000年、2000年と持つ

建造物が出来上がるのでしょう。

Post date / 2012年11月20日

日産PAOのアクセルワイヤーを交換する

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ザウルスJr

本日は、アクセルワイヤーの不具合ということで交換をする。

ご覧頂く、車両のエンジンやキャブレーターなどは、PAOの物と載せ替えを行ったから

少しは異なるが、アクセルワイヤーは純正のママであるからこのままお話を進めるコトに致そう。

ちなみにこのザウルスJrというエンジンの形式はMA10E。

最高出力はPAO用エンジン(MA10S)の53PSほどであるのに対し

ザウルスJr用エンジン(MA10E)は70PSほどを発生する。

さらに、今回はウェーバー40DOCEレーシングキャブレーターと

SWと5ZIGENの共同開発のインレット&エグゾーストシステムをインストールしている。

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ワイヤー根本がちぎれている。

純正のキャブレーターが装着されていた時点から、根本に亀裂が生じていた事により

満を持して交換を行う事となった。

亀裂(というかすでにちぎれている)はまるまる一周入り、

アクセルオン、オフに対し一定のレスポンス不良はありそうだ。

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上新品 アクセルワイヤー

ニッサンがまだ作っているという、アクセルワイヤー。

生産からおおむね四半世紀が経つというのに、

あまり交換しないパーツをまだ置いといてくれるなんて

まだまだ安心して部品供給は頂けそうだ。

しかし、こういうパーツはこれからが必要であると言える。

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アクセルペダルの付け根

室内に入り、アクセルペダルから上を覗きこめば、ワイヤーの付け根が存在する。

プラスチックのリテーナーとアクセルペダル部のカラーを外せば、

エンジンルームから引き寄せる事で、取り外す事が可能だ。

組付には、その逆さの手順に従うとよい。

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キャブレーター側の付け根

キャブレーター側では、そのワイヤーの張りの調整が行えるように

14㎜のナットが装着されている。

あまりきつく(突っ張って)ワイヤーを張れば、エンジンの振動や、

エンジンルームの温度の状態などによる熱膨張や収縮などの影響により

スロットルバルブが微妙に開いたりするのでだめである。

しかし、アクセルを踏んだ瞬間スロットルが開くから、レスポンスは上がる。

それは極論だから、誤解のないようにお伝えするが

適正に遊びを設けて踏み心地を確認すれば問題はない。

ということで、本日はアクセルワイヤーの交換のお話でござった。

今日はコレマデ。

本日の名言

未来を予測する最も良い方法は、

未来を創り出すことである。

byデニス・ガボール

そう、受け身にならず、自ら未来を創り出せてこそ

人生は楽しいものとなりましょう。

Post date / 2012年11月17日

滋賀県大津市のM様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

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わび・さび と PAO

滋賀県大津市の琵琶湖の湖畔に浮見堂という立派なお寺が在る。

こちらはその門前での撮影であるわけだが、浮見堂自体は湖中に浮いた格好で

ひょんと湖の最中に建っており、近江八景の一つ『堅田の落雁』で有名である。

しかし、お寺や茶室など日本の古建築と風景には『わび・さび』という

日本人の美意識として感じられるのはなぜだろうか。

戦前の日本の物理学者、随筆家、俳人である寺田寅彦によれば、

それらは古いものの内側からにじみ出てくるような、

外装などに関係しない美しさのことだと説いている。

実にそれはPAOの思想に共通する部分でもあり、

たとえばバンパーが鍍金(メッキ)でないのは、オーナーが後にバンパーを

擦ってしまったとき、自身でシルバー色に簡単にペイント、もしくは磨けるように。

これはPAOデザイナー古場田良郎氏から頂いた言葉であり、

古くなってもオーナー自身が大切にして磨けば内からにじみ出てくる美しさが

表現できるという訳だ。

※長年使われたホーローの鍋だとか、そのみがき傷が美しい、という感覚。

だから大切にするがあまり、磨き過ぎてPAOの地金がでたところで、

全体的に見ればそれはとても美しい感覚であり、PAOにわび・さびが

発生したことになる。

しかし、ココで問題なのは『大切にしている』がポイントだ。

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PAOトラディショナル 前方正面姿見

この度は滋賀県大津市にお住いのM様の元へお届けに上がられた

PAOトラディショナルをご覧頂く事に致そう。

今回のそのPAOトラディショナルであるが、フロントグリル前方に

ワイパックのフォブランプを自慢げに鎮座させてみた。

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PAOトラディショナル フロントフェース

WIPACとは往年のラリーマンなどという言葉を彷彿とさせる

老舗の自動車用品メーカーである。

特に光学系の部品が多く、フォグランプやリバースランプなど

1950~60年代の製品の造りは素晴らしく、一度はつけてみたい。

PAOでは純正はシビエ製とボッシュ製がトッピングされているのだから

このワイパック製のフォグはPAO至上初となるか。

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謹製ウェル帆布60スタンダードレザー

レザーシートはキャンバストップと同色となり、パイピングは少しそれより濃い

茶色を使用することにより全体を引き締めている。

また、内装のパネル廻りはわざわざアイボリーにラッカーフィニッシュが行われ

オーナーの思ひ通りのインテリアに仕上げが施されている。

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ピラーミラー

とてつも可愛らしい補助ミラーがこのピラーミラーである。

特に真右の歯科医を補うために装着する。

右車線に入ろうかと思って、右によって言ったらはっと気づくと

隣に車が走っていた!!みたいなことはあたしも何度か経験をした口だ。

PAOトラディショナル 後方正面姿見

PAO後ろ姿は本当に可愛らしい。

それは、後ろの少し社交の上がったあたりからにじみ出ているのだろうか。

リヤエプロン下まで入ったリブ形状がとてもオサレである。

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PAOちゃんとMご夫妻をガシャ!!

この度はM様、PAOトラディショナル納車まことにおめでとうございます。

とてもオサレなご自宅に、これまたPAOがとても似合い、

廻り近所でも評判であること間違いはありません。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

昆虫がいなくなると、地球は50年で死滅します。

人間がいなくなると、地球は50年で生命であふれ還ります。

あたしたち人間とは、いったいどのような生物なのでしょうか。

環境問題には全人類で解決していかなければなりませんなぁ。

Post date / 2012年11月13日

香川県高松市のO様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

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団地とラシーン族

香川県高松市の県道266号を東北に横断していると、突然趣ある団地に遭遇した。

思い起こすこと1950年代半ば(昭和30年)に日本住宅公団によって建設が始まった

公団住宅(団地)は、鉄筋コンクリート造の集合住宅であり

水洗トイレ、風呂、ベランダなどを取り入れ、さらには

『ダイニングキッチンに椅子&テーブル』という洋風スタイルが

当時は先駆けであり、近代的なものとして市井の人が憧れの住宅であった。

大阪においては北摂にある千里丘に15万人が住むという

日本最初の大規模団地開発が府の企業局により行われたのだから

当時はそうとう流行であったことに間違いはない。

そういうあたしは、1970年代生まれであるから団地と言えば少し老朽化したところを

原風景としてとらえている為、そのエイジング感に萌えを感じる世代である。

しかし当時は、団地という新品の言葉はまさに羨望を含めた呼び名として用いられており

戦後の新しい生活様式の憧れから、『団地族』やら『団地夫人』などという

美称などが生まれ、テレビでも連日連呼されていたようだ。

そのような新しい生活様式に美称を使用するのはとても解りやすく楽しいものであり、

近年では環境問題などが生活の中で重要視されている訳で、

物、それもクルマをとても大切にするという所により

それでは、15年前のクルマを大切に乗る人々を『ラシーン族』、

25年前のクルマを大切に乗る人々を『パイクカー人類』とあたしは命名した。

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ラシーントラベラー 正面姿見

本日は香川県高松市にお住いのO様の元へお届けに上がられた

ラシーントラベラーをご覧頂く事に致そう。

状態の良いイエローというカラー名のラシーントラベラー。

平成6年~平成9年初旬までの販売であり、いわるゆ前期モデルと呼ばれている。

ラシーンの可愛らしいカラーの代表格でもある。

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フロントグリル ラッカーフィニッシュ

イエローというカラーはとても退色しやすい色合いであり、

新車の当時はもう少しビビットな感覚はあったであろう。

しかし、この退色したカラーこそ現在のラシーンのイエローであり

それはそれでとても美しいイエローであると言える。

全体を綺麗にまとめるために、グリルのラッカーは新車時のカラーから

少し調整を重ねて違和感なくラッカーフィニッシュを施している。

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謹製ウェル帆布 50スタンダードレザー

パネルのラッカーフィニッシュとカラーをあわせたレザーカラー。

綺麗なベージュ色と、外装のイエロー色との相性もよく、

オーナー渾身の配色だと言える。

ホイールラッカーフィニッシュ

ホイールのラッカーフィニッシュ

今回のはホイールキャップを装着する事はなく、

鉄ホイールに直にバンバー色と同色で、ラッカーフィニッシュ。

シートを仕立てた時点で可愛さが十分に感じられることから

少し引き締める意味で、足廻りはタイトなイメージにすることで

全体的なバランスを整えた。

ラシーンさとオーナーらしさが調和した瞬間がココにあるようだ。

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ラシーントラベラー 納車おめでとうございます

この度はO様、ラシーントラベラー納車まことにおめでとうございます。

内外装のイメージなどいろいろとお任せ頂き、有難うございました。

これからも末永くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

この世に生を受けるものに

不要なものなど存在はしない。

動物、植物のそのすべては必要であり、とても大切である

ということです。

Post date / 2012年11月10日

香川県三豊市のI様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

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現存する日本最古の文字は、三重県嬉野町(現在は松阪市)貝蔵遺跡で出土した

2世紀末の土器に墨書されていた「田」であるとされている。

その時代は弥生から古墳時代に移ろうとしているところであり、

字自体が民にまだ浸透はしてはいなかった。

しかしあたしがこの字を覚えたのは1+1=田であるという

なぞなぞからであっただろうか。

少なからず物心はついた年齢ではあるが、

それよりも家の周りはほとんど田圃であったため

その土地の形状から田という字が出来たことは容易に判断は出来た。

しかし1+1=田であるというのも、その形状からきている訳であり

ある種なぞなぞも、的は得ているのだなとそう思った。

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PAOトラディショナル 左舷前方姿見

本日は香川県三豊市にお住いのI様の元へお届けに上がられた

PAOトラディショナルをご覧頂きたい。

今回のその可愛らしPAOであるが、これまた現在は物珍しいノーマルルーフという

天井形式であり、これからはなかなか見かけるコトは無いモデルになる。

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PAOフロント ニューフェース

24年経ったPAOのバンパーやグリルはとても疲れ切っており、

塗装の状態はすこぶる良くはない。

そこで、もう一度塗装(ラッカーフィニッシュ)を行う事により

新しい顔に生まれ変わるわけだ。

もちろん、今回はその純正のカラーを踏襲して製作はおこなわれているのだが、

オーナーの好きなカラーでの製作が可能である。

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謹製ウェル帆布 50スタンダードレザー

こげ茶で統一された、そのPAOの内装。

オーナーは実はパン屋さんであり、PAOにパンを積んで販売を行う予定である。

パンの茶色と、シートのこげ茶が絶妙にクロスオーバーした時に

とても美しい風景となることに間違いはない。

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PAOトラディショナル 側面姿見

とても24年前に製造された、とはだれも思うまい。

ボディーの状態は、スピードウェルのトラディショナルグレードで製作が施される

ことにより、リアルに蘇る。

また、出来るだけ丹念に製作に努めるから時間を止めて製作を行いたい。

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鉄ホイールのラッカーフィニッシュ

PAOには鉄ホイールが良く似合う。

それは、その鉄ホイールもPAO専用の物であり、センターキャップもそうである。

純正のカラーはシルバーであるわけだが、アイボリーにペイントを施すことが

とても多いのには、製造から24年という年月が経過したのだから、

現在ではレトロと解釈をしている、というある風潮なのかもしれない。

1989年の発売当初はその現在におけるレトロという解釈は

まだなかったのだから、四半世紀という時代に流れがシルバーから

アイボリーにしたといっても過言ではないだろう。

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リヤの造形

リヤフェンダーからテールにかけての造形はとても素晴らしく美しい。

PAOの特徴があたしはこの部分であり、

フェンダーからさらにホイールアーチにかけての膨らみなんかは

いつも見ても、寒気がするくらい好きである。

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PAOちゃんとI夫妻をガシャ!!

この度はI様、PAOトラディショナル納車おめでとうございます。

また、ご自宅がパン屋さんということで、お土産にたくさんのパオ、もといパンを頂き、

恐縮であります。

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石井製パン

先々代から続くそのお店は、JR予讃線の高瀬駅下車すぐ右を100mほど進むと

昭和でレトロなお店があり、店内ではオリジナルで焼きたてのパンがずらりとならんでいる。

どれもこれも焼きたてであり、とてもおいしい。

この度はI様、PAOトラディショナル納車まことにおめでとうございます。

今日はコレマデ。

本日の名言

自分しか歩けない道を

自分で探しながらマイペースで歩け。

by田辺茂一

そうですわな。その道はあなたにしかあるけません。

その探し当てた道をいっぽずつ大切に歩めば良いのです。