Post date / 2024年4月27日

三重県松阪市のY様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオ
パオ

カスタム&クラフト

ダッシュパネル上面、下部の張替えや荷室のトノカバーの製作など、SWではお客様の思い描く形を現実のものとしている。どの作業も熟練のクラフトマンが丁寧に作業を行い、自動車という工業製品に手仕事の魅力を与え、健康的な形に認める訳である。おおよそ自動車とは欧州発祥の乗り物であって、その概念は日本人には解らない。たとえば、ドイツ人に神輿やだんじり、山車の製作を依頼しても、日本人が思うものが出来上がらない。それはそうである。ドイツ人にその概念が無い訳である。ただ、あたいが思うに自動車の先に馬車があり、手づくりである事が少なくとも自動車という概念の中にあって、その概念のない日本人が製作する車はただただ工業製品の乗り物であり、ココが欧州車と日本車の違いであると感じるわけである。もちろん、パオが欧州車になる必要性はなく、そこがポイントはない。あくまで、健康的なモノづくりという視点であたいの偏見で見渡せば、使えば古くなるのではなく、より味わい深くなる、これはいたって健康的であり、手仕事がなす業であると言える。

パオ

PAOトラディショナル 前方正面姿見

この度は、三重県松阪市にお住いのY様の元へPAOトラディショナル、レストアを納車致しました。アイボリーのボディーは外装は細かなパーツまで純正当時の風合いを再現した塗装を施し、エンジン、足回り、クーラーなどこれから長く乗れるように各部パーツを新調。

ナルディウッド

ナルディウッド

往年のナルディクラシックウッドステアリングをおごる。アイボリーのハンドルコラムはその他のカラーと違い、黒色で出来ている。今回は、そのハンドルコラムも煤けていたので、リペアを行い黒々しい。

内装

ウェル50スタンダード 

ダッシュ上下の張替えとシートの張替え、さらにシフトノブ、サイドブレーキ、トノカバーまで、特別なレザーにより張り替えている。

トノカバー

トノカバーの張替え

トノカバーはフレームも見事に塗装し、張替えが行われる。レザーでの張替え、ファブリックやモケット、キャンバスでの張替えも可能である。

トランク

トランクマットの新調

レストアモデルの車両にはトランクマットの新調がついてくる。内装の張替えを行ってもここがさびれていては、美しく見えないのである。

パオ

パオちゃんの記念撮影

この度はY様、PAOトラディショナルレストア納車誠におめでとうございます。長く製作にお時間を頂きましたが、想像以上とお慶び頂き、感謝申し上げます。また、沢山のお土産もありがとうございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

北加伊道

by松浦武四郎

北海道のなずけ親の武四郎は、三重県松阪市出身である。

北海道の原案は『北加伊道』であった。加伊(カイ)という言葉はアイヌ語で「自分たちが住んでいる土地」という意味である。

松浦武四郎はアイヌ民族へのリスペクトの話である。

Post date / 2024年4月19日

東京都目黒区のC様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

宮内庁式部職楽部
雅楽演奏会
雅楽演奏会

光の君へ

先日宮内庁式部職楽部による春の雅楽演奏会が行われた。春はチケットの販売などはなく、関係者や招待者のみとなるが、秋は往復ハガキで抽選でチケットを手に入れる事が出来る。わたしは、雅楽を嗜む人であって、師匠の東儀先生より招待券を頂き勉強に赴く訳であるが、2枚目の写真は、皇室の方々が御観覧になられる際に設置される椅子である。今回は、高円宮久子妃殿下、そして愛子内親王殿下がこの席にお掛けになられたのである。皇宮警察の方々もテロ対策等キリキリしており、わたしも手荷物検査をしっかりおこなった。数年前からいつも、この演奏会でお会いする東京の方と仲良くなり、今回は上皇様、上皇后様が御観覧になられた時にわたしが二つ隣で映った写真を頂いたのである。これが、台湾の音楽関係者が撮影されたという事で、東京の仲良くなった方が、台湾に旅行に行ったときに、偶然その台湾の音楽関係者に合い、そして写真を頂いた物が、さらにわたしが映っているという事で、6年ほどかかってわたしの手元に辿りついたのである。あの時の記憶は鮮明であり、上皇様は平成最後の雅楽鑑賞を楽しまれた時の事であった。この世のものと思えぬ美しい香を焚きしめておられ、その香りだけで、日本に生まれてよかった、そう思った次第である。天皇家は世界最古唯一のエンペラーであり、雅楽は世界最古のオーケストラである。宮廷音楽は悠久の時を奏でる。これは日本国が長く繁栄する事を意味している。

ラシーン

ラシーントラベラー 前方正面姿見

この度は、東京都目黒区にお住いのC様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。昨今、ラシーンは燃料タンクが亀裂が入りガソリンが漏れるという事案が多く、今回は、タンクを降ろし、修正さらに燃料ホースなども新品にして安心してお乗り頂ける様に製作を行った。

ラシーン

ホイールの仕上げ

1800㏄用アロイホイールをブラックペイントを行い、さらにリムをポリッシュする事で、現代の風が香る。

内装 ラシーン

ナルディウッドにパネルラッカーフィニッシュ

旧タイプのナルディは飴色の様。時代によりニスのカラーが異なるもの魅力の一つ。灰汁洗いを施した美しい内装はSWのお決まりである。

モケットシート

モケットシートの張替え

モケットシートのオリジナル張替えは日本でSWが初。碁の目のシートデザインがなんとも可愛らしい。

ラシーン

ラシーントラベラー 後方平姿見

今回は、背面のスペアタイヤASSYを取り外し、パネルをスムーシング。高度な板金技術はSWのクラフトマンによるもの。ボディーもコーティングをかけて、納車が行われる。

ラシーン東京

ラシーンと記念撮影

この度はC様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。製作にはお時間頂き、お喜び頂き感謝申し上げます。また、お土産も頂き恐悦至極に存じます。ラシーン本もお送り差し上げますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

新しい自分が見たいのだ 仕事する

by河井寛次郎

Post date / 2024年4月13日

京都府船井郡京丹波町のF様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ

祇園精舎の鐘の声

諸行無常の響きあり、とつづく、かの平家物語ではあるが、わたしはこの方40年以上祇園精舎とは、京都の祇園花街界隈にあるものだと、思い込んでいたのである。以前、鎌倉の地で名物を探した記憶があった。これは、おぼちゃまくんという漫画に出てくる、鶴岡八幡宮の『いたらき』というお菓子のお話であり、八幡宮の参道の商店をくまなく探し、行きかう人に訪ねたが、一日中探しても見つかる事はなかった。今日この美しい石畳みに桜が舞い散る中、いたらきの洗礼を思いかえしつつ、祇園精舎という実態の解明にのりだしたのである。まず、祇園精舎とは正式に祇樹給孤独園(ぎじゅぎっこどくおん)精舎 と云われる 。かの仏教主ゴータマ・シッダッタが修行を行ったインドの寺院の名称がその由来であった。誠に恥ずかしながら、ずっと京都の祇園あたりを徘徊した挙句、まったく国さえ違うとは、まことに面白いものである。さらに深く調べると、 祇樹給孤独園には真実の鐘は無い。そして、いたらきに関しては、先日デパートの和菓子コーナーで立ち寄った鶴屋八幡のファサードで(いただき)という御菓子を発掘した。鶴岡八幡ではなく、鶴屋八幡。いたらきではなく、いただき。ここまで来るのに10年の歳月を費やしたのである。まさに、わたしの心に諸行無常の鐘が響き渡る。

パオ

PAOトラディショナル 左舷前方姿見

この度は、京丹波町にお住いのF様の元へお届けに上がりましたPAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。美しくアクアグレイ色に化粧直しを行い製作が進められたノーマルルーフのパオちゃん。バンパーやグリルなどは純正を踏襲し、ワイパーやホイールのカラーはオーナーの思うところに。

パオ内装

ツイードによるダッシュ上下パネルの張替え

ツイード生地によるダッシュ上下の張替えは、本邦初。これがなんとえもいわれなく可愛らしい。そのまま張り合わせることが難しく、裏打ちをしてさらに接着という手間隙をかけたものである。

パオ

ツイード&クーラーの吹き出しルーバーの交換

クーラーの吹き出し口はすべての形状をリペアパーツとして製作しており、新車の状態に整える事が可能である。しかし、ツイードの雰囲気は可愛らしい。

パオ内装

ツイード生地による内装の張替え

純正シートのデザインを踏襲した、ざっくりとしたドンゴロス風。トップとサイド面のカラーも替えて雰囲気は良い。ツイード生地で太いパイピングを入れるのにはコツが要り、手間隙をかけた分美しく感じる。

パオ
パオ

パオの風景

この度はF様、PAOトラディショナル納車おめでとうございます。その仕上がりの美しさにお喜び頂けまして嬉しく思います。パオちゃんと楽しい生活をお送りください。

今日はコレマデ。

本日の名言

世界で最も素晴らしく、最も美しいものは、

目で見たり手で触れたりすることはできません。

それは、心で感じなければならないのです。

byヘレン・ケラー

Post date / 2024年4月9日

パイクカーミーティングのご案内

4月13日の修正とお詫び 

お申込みのメールアドレスが変更致しました。

pikecar.kagaoff@gmail.com

こちらよりお申込みをよろしくお願い申し上げます。

PIKECAR MEETING“KAGA-OFF”

パイクカーデザイナー古場田良郎氏よりご案内

日本自動車博物館でパイクカーミーティングを行います。

日産Be-1が古場田良郎氏により寄贈され、日本自動車博物館におけるパイクカーが揃い、(日産90周年企画展)とあわせて古場田良郎氏のBe-1展示、その他同氏のパイクカーにまつわる関連資料など展示されます。またPAOは今年35年という節目を迎え、内容は盛りだくさん。

日時 2024年4月20日(土)

場所 日本自動車博物館  石川県小松市二ツ梨町一貫山40

時間 10時~15時 (途中入退場可能)

博物館受付にてパイクカーミーティング参加とお伝え頂ければ、団体扱いの入場券1000円で入場頂けます。

なお駐車場は無料ですが、パイクカーの駐車位置は当日ご案内致します。

当日のタイムスケジュール

10時 開場 歓談 博物館見学

13時 写真撮影 博物館見学

15時 解散~

お申込み 参加方法

Instagram @_819_819 

もしくは 

pikecar.kagaoff@gmail.com 

へ下記の情報をDMにてお送り下さい。

①お名前(ニックネームでもOK)

②車種および色『例水色のパオ』

③参加人数

Be-1、パオ、フィガロのみならず、エスカルゴ、ラシーン等オーナーさまからの参加表明をお待ち致しております!!(見学のみの参加も大歓迎)3月16日には北陸新幹線も金沢~敦賀間が開業しました。最寄駅は小松駅、加賀温泉駅となります。それでは皆様、現地でお会い致しましょう。

Post date / 2024年4月6日

愛知県知多市のK様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオ

ちたの竹林

ロシアを除く極東アジア人であれば竹林は日常の風景であるが、欧米人からすれば、アジアンバンブー!と言って珍しい目で見られる訳である。竹林の多くは孟宗竹であり、三国志の時代の呉の人の名、孟宗が由来である。わたし達は春になると、タケノコ掘りに出かける訳であるが、土がごもっと膨れ上がったところを掘り起こしてタケノコを取る訳である。既に土から顔をのぞかせている物も食べる事は出来る。わたしの家の周りにも竹藪はあったが、一斉に枯れてしまった。竹は地下茎でほとんどがつながっており、60年から120年に一度きり花を咲かせて散る習性がある。なんとも一度きり花を咲かせ散っていく様は、まさに武士道のような華麗さである。武士道と言えば、その精神は鎌倉時代の禅宗に繋がる訳である。禅宗の良寛禅師の辞世の句に(散る桜、残る桜も、散る桜)とある。この禅語はまさに真理であって、日本男児に響き渡る何かが存在する。わたしたちにも、その武士道たるDNAの少しは秘めている気がする。

パオ

パオと記念撮影

この度は、愛知県知多市にお住いのK様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナルレストレーションモデルをご覧頂きたいと思います。K様はパオを新車の頃に一度10年ほどお乗りになられたという事で、思い出深いパオをまた乗りたいという事で、思いのカラーにお仕立て致しました。

パオ

PAOトラディショナル レーシンググリーン

ボディーはレーシンググリーンに塗装を行い、フォグランプにはレイヨットを装填。夕闇を明るく照らす事が可能に。また、ヘッドライトのまつ毛と、リムをブラックペイントで仕上げるなど、オーナーの拘りを反映。

パオ 

フロントフェース

ヘッドライトピークとヘッドライトリムのブラックペイントもなかなかの雰囲気でCOOL!レーシンググリーンマイカ塗装が煌びやかである。

パオ

ダッシュパネル廻りの艤装

ダッシュ上面は、ジャーマントップ生地のグリーンで張り合わせ、アンダートレイはシートと同調。ちなみに、パオは内外装同色が常であるが、今回はアイボリーでペイントを行っている。

パオ

パオの内装

50デザインで2トーンでのシート張替えを行ふ。フロアカーペットマットの新調も相まって美しい仕上がりである。

パオ

ジャーマントップ グリーン

なかなかお目見えする事の出来ないグリーンのジャーマン。SWでも、このジャーマングリーンは貴重である。純正のキャンバス地との決定的な違いは、ほぼ縮まない、そして耐久性が2倍以上である。

パオ

レーシンググリーンのパオ

往年のエゲレス風仕立てと言ったイメージである。しかし、こちらは、旧ミニのカラでなはく、最新のメーカー純正カラーから拝借して塗装を行った、いわゆる現代風レーシンググリーンであり、どことなく煌めきが美しい。

パオ

孟宗竹パオ

とてもカラーが美しく、K様のセンスが素晴らしい。この度はK様、PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます。SWでは御年最高齢のオーナー様となられますが、楽しくお乗り頂ければ幸いです。ご製作させて頂き、心より感謝申し上げます。

今日はコレマデ。

パオ

知多のボート係留所

K様はクルーザーもお持ちであったという事で、この係留所の風景をお写真でお撮りさせて頂きました。グリーンの車体にイエローのフォグランプ、明るいシルバーのホイール、それにヘッドライトリムのブラックペイント、本当にCOOLですね。勉強になりました。