ロイスなパオ
20年くらい前にレーサーの生沢徹氏が、エゲレスのロールスにパオを持ち込んだ。
聞くところによると内装は全て本革張りで、上質なウッドパネルなどの
装飾が施され壱千五百萬圓はかかったらしい。
こんなバカげた事をするのは、パイクカー史上後にも先にも
彼のみであるからそのロールスロイス仕様をふと思い出し
ロイスのパオカラーを復活させてみたのである。
生沢パオの当時を知っている人類からすれば、カラーだけとってみれば
これは瓜二つであるから、『生沢パオ、二十一世紀東京の街を走る』
などのゴシップが生まれれば面白い。
価格は十分の一。内装にはインストルメントパネルこそウッドパネルなどの
加工は行っていないがフロアカーペットからあつらえ近い雰囲気は出ている。
機関類は市販のパオと同じでエゲレス製のローバーミニあたりのアルミホイールや
加工されたグリルやバンパーがついていない。
しかしロイスのように高い価格をかけて作らず
異国なパオを味わえるのならそれはそれで良い。
生沢パオはその後芸能人に転売され行方をくらました。
パオ「SW-LTD」右舷前方姿見
この度は、東京都武蔵野市にお住まいのK様の元へお届けに上がられた
パオ「SW-LTD」をご覧頂く事に致そう。
ロイスナパオをイメージしてカラーリングが行われた
スピードウェルのリミテッドモデル。エゲレスのトラッドな
イメージにピッタリで、アイビーなファッションにも良くに合う。
謹製ウェルレザー 60スタンダードレザー
国内最高位の合革レザーを使用して張替えがおこなわれた、ウェル60デザイン
スタンダードレザーシート。
茶系で整えられた内装におシャンティな小物を載せて楽しむコトが出来る。
一泊くらいの小旅行が出来るボストンバッグや銀色のキャメラなど
想像するだけで、休日が楽しみとなる。
フロアカーペット&マットの新調
アメリゴベスプッチから取り寄せた、60年代を彷彿とさせる
フロアカーペット&マットの生地をパオ用に仕立てたセット。
往年のクルマらしさが雰囲気を醸し出す。
パオとK様の記念撮影
この度はK様、パオ「SW-LTD」納車誠におめでとうございます。
後に北海道に移動されると云ふコトで寒冷地仕様に変更もお伺いいたします。
また、お土産まで頂き恐悦至極に存じます。
トラッドなファッション、素敵でした。
今日はコレマデ。