沖縄県中頭郡のH様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

PAO 沖縄

PAO 沖縄

PAO 沖縄

PAO 沖縄

沖縄の海とカワラヤー

本土から沖縄へは若桃航空の関空発を使って空を飛んでゆける。

この旅客運賃が5,000円前後で手に入るのだからこれは素敵だ。

そしてその空から望む約3万フィートのパノラマは、沖縄に近づくば

どんどん海が青々としてくるから、その瞬間がさらに素敵だ。

以前は丸にAの貨物船で二日航行して、揺れるは酔うわで老体にはとてもきつい

納車の旅であったから、今回のテンソンの上がりようは異常なものである。

無事陽気に沖縄に到着してPAOの記念撮影を行おうと考えていた矢先に

空から遥拝する美しい海のブルーは地上からでも確認できると20世紀ハイツで伺ったから、

今回はPAOと一緒に写しとめようと停留している港近くの島に向かってみたら、

それは想像以上の美しさに、わたしはただただ驚愕した。

とにかく透き通って空との境界も感じられないほど青い。

そしてこれがPAOの造形とアイボリー色が絶妙に美しくあり、

まるでPAOが大空に羽ばたいたかのように見える。

真横には那覇空港から飛行機の離着陸が頻繁に行われており

その空に栄える現代飛行機の胴体の美しさにも目を奪われるところだが、

話題の宮崎駿『風立ちぬ』に登場する堀越二郎も飛行機の造形もさることながら、

青々と輝く海にアイボリーのPAOの造形が素敵だ、と感じるだろうとわたしは思った。

そして、下の写真2枚は琉球の近代建築カワラヤーである。

沖縄赤瓦が全面に葺かれてちょこんとシーサーが飾られるのが

日常であるが、残念ながらこの屋根にはシーサーがお留守である。

明治時代以前は沖縄赤瓦は王府や神社など特別な所でしか使用できなかったから

現在住まいで使用されている沖縄赤瓦の家(カワラヤー)は

明治以降に建てられたものだと言える。

当時の面影を伝えるカワラヤーが今回納車させて頂く地域の中頭郡にある中村家であり、

誠に時間が無くてお邪魔することは出来なかったが、カワラヤーにPAOを置けば

なにやらリゾート感が満載で、こういう風景はなかなか良い。

パオ 沖縄

この度は沖縄県中頭郡のH様の元へお届けに上がられた

PAOトラディショナルのアイボリーをご覧頂く。

沖縄だけで十分にリゾート感はあるが、さらにPAOを留め置けば

何十倍もリゾート感を楽しめるわけである。

PAO 沖縄

PAOトラディショナル 前方正面姿見

バンパーやグリル、ホイール、ワイパーなど外装はすべて

純正色に準ずる仕上げがほどこされており、

唯一ヘッドライトにまつ毛がおごられている。

PAO 沖縄

PAOトラディショナル 右舷姿見

内装は謹製ウェル帆布のレザーシートに張替えが行われているが

純正に近い生成のカラーで統一されており、

大きく雰囲気は変わらない所がリゾート感など

開発当時のキーワードが連想される所以である。

PAO 沖縄

PAOトラディショナル 左舷姿見

この風土とクルマを見ていると、PAOは走りなんぞまったく求めてなく

ゴルフカートや遊園地の乗り物程度というイメージが掴みやすい。

要するにリゾートとはゆったり、まったりすることでもある。

シーサー

ネイティブなシーサー

源流は古代オリエントのライオンなどと云われているシーサー。

狛犬にある獅子が沖縄方言で訛ってシーサーと発音されている。

ちなみに、口が開いているのと開いていないのとあるが、

元々は単体で置かれており、一対になったものは本土の狛犬の影響が

色濃く反映されていると言ってよい。

PAO 沖縄

PAOトラディショナル 右舷後方姿見

アイボリーのPAOには純正カラーのホイールも良く似合う。

鉄ちゃんホイールにセンターキャップを納めたデザインは

日本ではPAOで終焉となってしまったから、わざわざアルミホイールに

履き替えることは無く、このままで楽しむのが粋なものである。

PAO 沖縄

PAO 沖縄

1940年代のレンズ。

フイルムカメラで撮影したような風合いがわたしは好きだ。

だから今回の数枚は1940年製のレンズを使用してデジタルで撮影したから

彩度とコントラストが少し落ちているのが良い。

PAO やきむんの里

当たり前であるがリゾート感はPAOが抜群である。

PAO 沖縄

チェロ奏者のH様とPAOの記念撮影

この度はH様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。

大変ながらくお待たせいたしましたが、無事納車させて頂き幸いです。

これからはPAOに乗って沖縄での生活を楽しんでください。

次回は20世紀ハイツでお会いしましょう。

今日はコレマデ。

本日の名言

誰もが芸術を理解しようとする。

ならば、なぜ鳥の声を理解しようとはしないのか。

byパブロ・ピカソ

今回は、知的な名言でございますなぁ。なぜ鳥の声を理解しようとはしないのか。

芸術は素敵なものですね。