ラシーンの美的な安全性
ラシーンの後部には俗にいう背面タイヤというものが存在する。
これはラシーンのタイプ1と特別仕様の2種以外にはすべて純正で装着されている訳であるが
皆がラシーンの容と想像するものには背面タイヤは必ず存在するのだから
とても特徴的なパーツであると言える。
この背面タイヤには色々な効能があるというのはラシーンデザイナーの平林俊一氏から
以前お会いした時に頂いたお話をご覧頂こう。
一つ。ラシーンはフロントボンネットの長さに対して後部は少し短い。
そこに背面タイヤが加わることにより側面からの姿見がとてもバランスが良いというわけだ。
二つ。タイヤのカバーを交換するなど、カバーのデザインなどで楽しむことが出来る。
現にラシーンは年式やモデルやカラーによりタイヤカバーのデザインは変更された。
三つ。普通の4×4であれば四輪のタイヤと同じタイヤが後ろに担がれているが、
ラシーンはテンパラチャータイヤにしたことにより、必然の偶然にトランク上部は
タイヤをずらすことなく開けるコトが出来た。
四つ。後部からの衝突(俗称=オカマ)をされても衝撃を吸収してくれる。
わたしは背面エアバックと呼んでいる。
と、このような効能がラシーンの背面タイヤには存在するわけだから、
とても実用的そして機能的かつ美的な装置であることが伺えたであろう。
ラシーントラベラー 左舷前方姿見
この度は大阪府高槻市にお住いのN様の元へお届けにあがられた
ラシーントラベラーをご覧頂く事に致そう。
カラーはシダーグリーンというモノであり、ラシーンの中では特に希少価値の高いモデルである。
ワイルドなカラーではあるが、これまた気分なノリでセンスが良い。
前期モデル フロントグリルガード
ラシーンは平成9年を境にして前期モデルと後期モデルに分かれる
というのは、当ブログでも良く聞くお話ではあるが
前期と後期でフロントのグリルガードのデザインと材質が異なるのは御存知であろうか。
今回は写真の前期モデル(金属製)であるが、後期モデルは
金属をプラスチックで覆い隠したモデルとなる。
そのプラスチック感がなんともモノ的ではないため、今回は前期モデルに変更が加えられ
製作が進められたという訳だ。
謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー
純正であるかのように、さらに上質にという雰囲気のあるベージュ色で
張替えられたレザーシート。
自由自在にカラーが選べるから、たくさん色を使いたくはなるが、
こうして単色で仕上げるのも素敵である。
ラシーンちゃんとNご家族をガシャ!!
この度はN様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございました。
大変お待たせいたしましたが、一生懸命製作させて頂きました。
そしてこれまた、お土産まで頂き教説至極に存じます。
これからも永くお乗り頂けますよう努力致します。
今日はコレマデ。
本日の名言
急速は事を破り、寧耐は事を成す。
by西郷隆盛
そうですわなぁ。しかしボーっとしていたらなんにもなりませぬ。