PAOに乗って北海道の大自然に驚愕する
北海道はでっかいどうなどと云ふ、濃密なオヤジギャグは小学生の頃より連呼してきたが、
最近はめっきりわたしの口からはご無沙汰である。
そのでっかいどうに行くには大阪からは京都の舞鶴か福井の敦賀から
新日本海フェリーに乗りそこで一日じっとして居れば到着するのだから、
札幌や小樽、函館もわたしにとって身近な存在なのである。
しかし今回はパオとアートということでレンタカーで自傷写真家2人を率いて
わたしは網走の隣町まで行軍する北見方面隊であるから、
でっかいどうの下から上まで縦断しないといけないわけだ。
身近な札幌や小樽、函館などの市街地とは違って地平線まで続く
大自然と穀倉地帯をひたすら走り続けて8時間。
ふとPAOを停めてそこにあったトラクターがPAOより
でっかいどうなさまと大自然にただただ驚愕した。
PAOトラディショナル 前方正面姿見
この度は北海道北見市にお住いのY様の元へお届けに上がれた
PAOトラディショナル、テラコッタをご覧頂く。
網走の隣街と云ふことは、ほぼ最北端になるであろうか、
今頃の夜明けは午前三時半とびっくりな地域である。
冬場は流氷が到着すると云ふことで、SWでは寒冷地仕様で
PAO フロントフェス
ヘッドライトピーク(通称=まつ毛)は装着され、雪がライトに被らないシステム
と言えばかなりの誇張表現になるだろうか。
やはりこれは、ヨーロッパのクルマに対するファッションアイテムである。
フロントグリルやバンバーは純正色を再現しラッカーフィニッシュが施された。
謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー
純正のハンドルやスイッチ類にある象牙カラーに合わせて張替えられた、
ウェル60スタンダードレザー。
パイピングにはボデー色のテラコッタがあしらわれ、バランス取りされている。
でっかいどうは、街から街への移動距離が半端ないから、運転席のシートは
より硬めの調整が施されている。
PAOトラディショナル 左舷前方姿見
パオの純正姿見は後部が車高が高い。
こう云ふ細かな部分までデザインが拘られた処であり、
これがなんともオシャンティーであると感じた方はパオイストである。
その上で、自身のオリジナリティをパオに描くのもまた一つであるが、
純正のデザインを超えるには並大抵なことではない。
その格闘がなんとも面白いところである。
PAOちゃんとY様を記念撮影
この度はY様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございました。
最北端のPAOオーナーとなられたかも知れませんが、
末永く楽しくお乗り頂ければ幸いです。
今日はコレマデ。
PAOとアート photo art : ザコウブギョー
PAOとアート photograph : Bolseyskiy Ueki
PAOとアート photo art : JULIO
自傷写真家3人がPAO(クルマ)とアートを提案する
写真集(月刊スピードウエル)は7月号が来週に刊行される。
PAOとアート活動を世界に広めようということで、
SWではこれからも色々なアート活動を行ってゆくが、
現在お乗りの皆様も是非とも参加していただきたい。