パオ リヤブレーキカップキット オーバーホールの巻

どもども ウェルです!
お寒いですなぁ〜。最近毎日この言葉を連呼しております。
皆様は風邪などひかれてないでしょうか?
今日はパオのリヤブレーキのオーバーホール作業をご覧頂きましょう。
まずパオのフロントブレーキは以前ご紹介しましたように
ディスク(パッドが皿のようなものを挟んで止まる)でした。
リヤはと申しますとドラムブレーキというものになります。
ドラムって〜簡単に言いましたらお椀のような物の中に
パッド(ドラムブレーキの場合シューという)が外へ開こうと
してお椀の内面にシューが当たり制動する仕組みで御座います。
さてこのシューなる物を外へ開こうとするために、ピストンが
一個づつ取り付けられておるので御座います。

これがそのドラム内部の装置!中にピストンが入って油圧を受けて作動する
↑この装置から油漏れを起してブレーキが効かなくなることがあり、
内部のパーツを交換するのが今回の仕事。

ピストンを取った様子!シリンダーのみになる。
↑シリンダーの内面は特にキズ、ゴミなど付着しており、耐水ペーパーで
磨くのである。

これがピストンとゴムパーツ!このゴムがへたるとオイル漏れする。
なかなかブレーキなどの点検は致しませんので、購入時や車検時には
きっちりされるほうが良いでしょう。大体新車から5年以降の車は
一度リヤブレーキをオーバーホールするほうが安心だと思いますが、
最近の整備の傾向であれば、予防整備は極力無くし、壊れてから整備が
多いような気がします。でもきっちり整備したら心から気持ちよく
のれますよね〜。

左がお古で右が新品のシール!形がちがうでしょ!弾力も違います。
コレはオーバーホールして2年しか経ってないお車のピストンのシール
ですが、こんなにも形が変わり、弾力もなくなっています。
こりゃーオイルも漏れるって事ですな〜。
例えばスピードウェルで取り扱いのある旧ミニ、このリヤブレーキは
必ずといって良いほどリヤブレーキをオーバーホールしないと
いけません。これは特別シリンダーが鋳鉄で出来ているので
錆が影響しています。パオの場合はシリンダーがアルミですので
錆は発生しません。
さすがにパオは国産なのでそこまでたいそうでは御座いませんなぁ。
しかし、購入される時には整備は必項ですぞ〜!!
今度はドラムブレーキの構造についてもご紹介したいと
思います。
今日はこれまで〜!
本日の名言
ならぬ堪忍 するが堪忍
人はどこまで堪忍できるのか。今朝、浜村淳さんのラジオを聴いて
こんな事を言われてました。『仏の顔も三度まで』
仏の温厚な心でも三度と顔をなでられたらおこるという意味!
そらおこらはるわ。だって顔触られたら気持ち悪いでしょ。
でも温厚な方はやっぱり一目おかれます。
見習いたいものですなぁ〜。