PAOとモニュメント
徳島市の文化の森という所に県立の近代美術館というものがあって
何やらオシャンティーな雰囲気だから、PAOの撮影を行おうと思い近代美術館まで行った。
が脇の横道を通ってうっかり少し通り過ぎ去ってしまったのである。
しかし文化の森にはいろんな施設があるらしく、それら自体が
何やら美術的な空気が流れていたので、道路の突き当りまでいったら
一際手の混んだ文書館という建物に遭遇した。
それは外壁をみれば素晴らしい石工の彫刻が彫り込まれており、
現代に作るにしてはここまで手はいれないだろうと想像していたら、
1930年に建てられた旧徳島庁舎をわざわざ文化の森の山の上まで移築したものだった。
これは非常に文化を大切にしている証であり、わたしのような大阪人は
ただのだんじりバカではあるが、徳島人は阿波の踊る阿呆に見る阿呆ではなかったのである。
その素晴らしい文書館前に今回はPAOをモニュメント代わりに駐車させて頂いた。
パオはコンセプトの段階で、沢山のキーワードが生まれたようであるが、
その一つにチーフデザイナーの古場田良郎氏よりお伺いしたお話によると、
決してクルマを作ろうとした訳ではなく、クルマ以上の美術品か何かに
昇華するようなモノを作ろうとした。例えばモニュメントみたいなモノ。
と云ふ節があったのだから、お家の前や街中、はたまた都会のあるところに
パオをトンと置いたらパオとその周りが不思議と画になる風景と化すわけだ。
その調子で文書館の建築にもパオは負けず劣らず、威風堂々モニュメントしていた。
PAOトラディショナル 右舷前方姿見
この度は徳島県徳島市にお住いのI様の元へお届けにあがられた
PAOトラディショナルをご覧頂く事に致そう。
謹製ウェル帆布 モカブラウン キャンバストップ
スタンダードの生地では5色が用意(黒、紺、茶、灰、赤)されており、
内外装のカラーとトータルでコーディネートすることが可能である。
灰色に関しては純正生地とまったく同じ物も用意でき、
フルオリジナルを目指すオーナーの希望にも答えるコトが可能だ。
PAO専用 ウェルリプレイスメントマフラー
5ZIGENと共同で開発が行われたウェルリプレイスメントマフラー。
大人らしいマフラーというキーワードを基に、素材からデザインまで、
5ZIGENと何度となく研究を重ねて開発された、唯一の純正代替え品である。
走ると、子気味良く音を奏でるが、アイドリング時の騒音は
純正とまったく同じ音量を実現している。
PAOトラディショナル 右舷後方姿見
少し離れて後方からPAOを臨むのが好きである。
こうする事で、PAOの美しい造形(デザイン)がちゃんと見れるからだ。
スピードウェルではボディーの最終加工が一段と美しくなったから
ピカピカに光って見れる。
だから、納車後は月に一度の手洗い洗車とワックス掛けを行うのが
オーナーの務めであるわけだ。
PAOちゃんとI様をガシャ!!
この度はI様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございました。
またすんごいお土産まで頂き、はたまた駅までお送り頂き恐悦至極に存じます。
末永く楽しくお乗り頂ければ幸いです。
今日はコレマデ。
本日の名言
早く志を持った人間は強い。
早く志を持てば、人生をムダにせずに生きられる。
どんな人間も一生懸命生きてますが、
自分の登りたい山を定めずに歩くのは、
さまように等しい。
非常にもったいないことです。
by孫正義
いやぁ、誠に心に響きますなぁ。
登りたい山を定めず歩くには、さまように等しい。
その通りであります。