大阪府泉大津市 M様 PAOトラディショナル納車おめでとう御座います☆

どんもす~。ウェルDS。
さて皆様、本日は先に月刊スピードウェルにも取り上げられた
M氏がオーナーとなられたPAOトラディショナルをご覧頂くコトに致そう。

M氏とPAOトラディショナルをガシャ!!
と言う事で、この車両は非常に物珍しいテラコッタというカラーだ。
月刊スピードウェル2月号の説明文の中でも出てきたが
このテラコッタといわれるカラーはイタリア語で
『terra=焼いた、cotta=土』という言語に由来する
一つの言葉である。
簡単に想像がつくものとして、素焼きの鉢の色と思ってもらえれば良い。
PAOの4色のなかでは異色の存在感であるが、それが
残り3色と調和しPAOの4色ラインナップが完成されたようだ。

謹製ウェル帆布が製作する60スタンダードレザーシート。
アイボリーのハンドル類とシートカラーを合わせた
オーソドックスな仕上がりである。
※パイピングの茶色が一味利いている。

背面のポケットは焦げ茶色で仕上げ、ポケットではなく
革製のカバンを彷彿とさせた。
それはPAOのコンセプトでもあった『冒険』の意識を
どこかで取り入れながらPAOらしさを追求するという
スピードウェルの姿勢の一部である。
もちろんこれは意識的なものであり、それが見る人によっては
違って見えてくるかもしれないが、ポケット一つでも
そういった考えが有り製作されているという深いイ話を
知って頂ければ幸いである。

ダッシュパネルの張替えはステッチ色が選べる。
今回はアイボリー色のステッチでまとめた。
ダブルステッチにしているのはデザイン性『装飾』である。

スペアハウスタイヤ上部の板やリヤシート裏側のフェルトなど
純正新車状態を限りなく再現した。
それは、取り付け方の角度や置き方なども全てである。
元々はそれが当たり前(新車時)のことではあるが、
これからは、その新車(工場からラインアウトした時)の
状態へどれだけ近づけられるかが一つこだわる所でもある。

ワイパーも純正フィンタイプが装着された。
そう、PAOのワイパーは左右アシンメトリーであるコトは
皆ご存知だろうか。もちろんPAOに乗っている方でも
初めて知った人も多いだろう。
PAOのフロントガラスは角度が立っているゆえ
ワイパーブレードにフィンを取り付けガラスに
当てつけているのである。

フロアマットも新車時にかなり近い状態へ
クリーニングが行われた。
これは元の状態にもより出来る物と出来ない物はあるが
出来る限りは純正品を装着できるよう努力している。

純正マフラーもレストアを施し製作が進められた。
今回はオリジナル(純正)とオーナーの意見とを
重ね合わせさらにスピードウェルの考えをミックスした。
この度はM様PAOトラディショナル納車誠におめでとう御座いました。
今日はこれまで~。
本日の名言
三流は人の話を聞かない。
二流は人の話を聞く。
一流は人の話を聞いて実行する。
超一流は人の話を聞いて工夫する。

by羽生善治
やっぱり超一流になりたいですなぁ~。